パーヴェル・フロレンスキイ

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パーヴェル・フロレンスキイ

パーヴェル・アレクサンドロヴィチ・フロレンスキイロシア語: Па́вел Алекса́ндрович Флоре́нский, Pavel Alexandrovich Florensky、1882年 - 1937年)は、ロシア正教会司祭神学者宗教学者哲学者、歴史家、文献学者、詩人数学者、技術者、発明家、音楽家言語学者[1][2]。モスクワ神学大学の教授を務めた[1]

上述の、学者・芸術家としての彼に向けられる多くの称が示すように、神学・哲学のほか、理系分野[注釈 1]、芸術領域においても才能を発揮したことから、ロシアレオナルド・ダ・ヴィンチと呼ばれる事もある[2]

略歴[編集]

『哲学者』(画:ミハイル・ネステロフトレチャコフ美術館所蔵)。左の白いポドリャスニクを着てスクフィヤを被っている人物がパーヴェル・フロレンスキイ。右の黒いスーツ姿の人物はセルゲイ・ブルガーコフ

邦訳[編集]

  • 桑野隆ほか(訳)『逆遠近法の詩学―芸術・言語論集』水声社、1998年9月。ISBN 4-89176-371-X
    西欧の遠近法とはまったく異なる「逆遠近法」によってロシアのイコン画の特殊性を論じた表題作など

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 理系分野のおける業績…論文『幾何学における虚偽』『電媒質の理論』、発明品として凍結しないミシン・オイルなど

出典[編集]

参考文献[編集]

  • パーウェル・エフドキーモフ 著、古谷功 訳『ロシア思想におけるキリスト』あかし書房、1983年12月。ISBN 4-87013-809-3 
  • "The Blackwell Dictionary of Eastern Christianity" Wiley-Blackwell; New edition (2001/12/5), p203, ISBN 9780631232032

関連項目[編集]