パーカー (筆記具ブランド)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パーカーはフランスの高級筆記具ブランドである。現在はアメリカの一般消費財メーカーであるニューウェル・ラバーメイド・グループのオフィス用具部門サンフォードの傘下になっている。
目次 |
年代[編集]
- 1891年 ジョージ・サッフォード・パーカーがアメリカで筆記具の製造を開始する。
- 1987年 イギリス資本が入ったことで本部をイギリスに移転。
- 1993年 プロクター・アンド・ギャンブル傘下のジレット社に買収される。
- 2000年 ニューウェル・ラバーメイド・グループのオフィス用具部門、サンフォードの傘下になる。
- 2009年 イギリスにある工場が閉鎖され、生産拠点がフランスとなる。
主な製品[編集]
(斜線部分はその製品のラインナップを示す)
デュオフォールド[編集]
- パーカーの中で最高ラインの製品。ダグラス・マッカーサー等、著名人も使用していた。1921年から存在するモデルで、製造中断期間もあったが、長い歴史を持つ。非常に多くの種類があり、コレクターも多い。太平洋戦争における降伏文書での署名に使用された。
- 18金の延べ板を切り抜いて作るペン先を、胡桃のチップで56時間かけて磨き上げる伝統の工程で製作する。
- イスパルトシリーズは、ゴールドやスターリングシルバーで作られている豪華なモデル。インターナショナルのみで、価格は126000円。
- デュオフォールドチェックはアクリル樹脂を組み合わせて作った美しいチェックの色使いが特徴。
- 1928年発売のパール&ブラックも復刻版として再登場。伝統の技巧を駆使し、アクリル樹脂に美しい加工がされている。センテニアルが73500円(2012年カタログから)、インターナショナル63000円(2012年カタログから)。
- 万年筆はペン先に18金を使用し、一部プラチナコーティングされている。カートリッジ、コンバーター両用式。
万年筆(センテニアル・インターナショナル)、ボールペン、シャープペンシル(限定)
プレミエ[編集]
デュオフォールドに次ぐ上級ライン。
ソネット[編集]
- パーカーの中堅製品。
- 美しいフォルムと、持ちやすいボディーが特徴で、同社の代表作である75のデザイン上では後継にあたると評する人もいる。
- 万年筆はペン先が最も柔らかい方と言われているが、モデルチェンジ毎に硬くなっている。18金のペン先のモデルで15000円程と、舶来金ペンでは比較的安価である。カートリッジ、コンバーター両用式。
万年筆、ボールペン、ローラーボール、ペンシル
ラティテゥード[編集]
ラティチュードは比較的新しい製品。 緯度をモチーフにした、横線がボディーに入っており、グローバル性を表現している。
万年筆、ボールペン
インシグニア[編集]
インシグニアは細めのモデルで、手帳用などに最適な製品。 細めのボディーで携帯性がよく、かつ、耐久性もよい。
ボールペン、ペンシル、複合筆記具(ボールペン赤・黒,ペンシル)
フロンティア[編集]
- 比較的新しい製品。
- 若い世代向けに作られた製品で、リーズナブルな価格であり、パーカーの入門ペンという位置付けである。
万年筆、ボールペン、ペンシル
IM[編集]
- 後記のジョッターの改良版といったような製品である。
- さしたる特徴はないが、価格が安めで、またジョッターに比べ太目のフォルムで持ちやすい。
万年筆、ボールペン、ローラーボール、ペンシル
Jotter[編集]
ジョッターはパーカーの製品のなかでとても歴史をもっている製品。 1954年に発売され、パーカーのボールペンでは最初の製品である。
万年筆、ボールペン、ローラーボール、ペンシル
VECTOR[編集]
ベクターはシンプルなデザインが特徴。 プリント軸での限定品がよく発売されている。
万年筆、ボールペン、ローラーボール、ペンシル
V88[編集]
V88は比較的新しい製品。 ボールペンのみだが、モダンなデザインが人気。
ボールペン
トピック[編集]
- 近年の製品のクリップには矢羽を模したデザインが採用されている。
- 日本の降伏文書調印式や米ソ軍縮会議などで使用された赤い軸のデュオフォールドは「平和のためのペン」として宣伝されている。
- 第二次世界大戦中、米国政府がフィリピンにおいて原住民の抗日ゲリラへの褒章として、勲章の代わりに同社の万年筆を代用したことがある。
- ラミーを設立したカール・ヨセフ・ラミーは、パーカーの営業担当をしていた。
外部リンク[編集]
- Parker - オフィシャルサイト