パトリック・マクグーハン

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パトリック・マクグーハン
Patrick McGoohan
本名 Patrick Joseph McGoohan
生年月日 1928年3月19日
没年月日 2009年1月13日(満80歳没)
出生地 ニューヨーク
死没地 サンタモニカ
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
職業 俳優
映画監督
脚本家
活動期間 1955–2002
配偶者 ジョアン・ドラモンド (1951-2009)
著名な家族 長女:キャサリン(1952年 - )
次女:アン(1959年 - )
三女:フランシス(1960年 - )
主な作品
プリズナーNo.6

パトリック・マクグーハン(Patrick McGoohan、1928年3月19日 - 2009年1月13日)は、アメリカ合衆国ニューヨーク市生まれのアイルランド系の俳優脚本家・映像作品監督・プロデューサー。1950年代半ばから1960年代にかけてテレビを中心に活躍、特に『プリズナーNo.6』で知られる。日本語ではパトリック・マッグーハンとも表記される。身長188cm。

略歴[編集]

本名はパトリック・ジョーゼフ・マクグーハン(Patrick Joseph McGoohan)。

仕事を求めて渡米していたアイルランド人の両親のもと、ニューヨークのクイーンズ地区アストリアに生まれるが、生後間もなく、両親の母国であるアイルランドへ家族とともに帰国する。7歳の時にイギリスシェフィールドへと引っ越す。

幼少時から重い気管支喘息に悩まされたが、学生時代はボクシングに励んだほか、特に数学に優れた生徒だった。

熱心なカトリック信者の家庭に育ち[1]、病弱であったこともあり、幼い頃からカトリックの司祭になることを夢見ていたが、演劇に興味を持つようになり、悩んだ末に演劇の道を志す。

ラトクリフ・カレッジを卒業後、銀行や養鶏場などで事務員として働きながら、幾つかのアマチュア劇団で演技の腕を磨く。シェフィールド・レパートリー・シアターで劇場の裏方兼マネージャーとして働いていた時、病気降板した俳優の代役として急遽舞台に立ったことがきっかけで、以後、同劇団の主力俳優として活躍する。

1950年代半ばから、舞台出演のかたわらテレビドラマに出演するようになり、1955年には端役でスクリーン・デビューする。舞台出演の合間に、スクリーン・テストの女優の相手役を務めたりもしていた。徐々に活躍の場を舞台からテレビへと移し、1960年にスタートした30分のテレビシリーズ『秘密指令』で、主人公のNATOのスパイ、ジョン・ドレイクを演じた。放送時間が60分に拡大された続編『秘密諜報員ジョン・ドレイク』にも引き続き主演し、その人気を決定的なものとした。この2作はアメリカでも放送された。最優秀テレビ俳優にも選出され、これらの成功によりイギリスで最も高額な出演料を得るテレビ俳優となった。

そして1967年、後に伝説的作品となるTVシリーズ『プリズナーNo.6』を手掛ける。主演だけでなく、製作、監督、脚本も務めた意欲作で、実験的要素を多く取り入れ、視聴者に解釈の幅を与える謎めいた雰囲気と、英国的ユーモアを併せ持つ不思議な感覚を抱かせる本作は高い評価と人気を得て、今日もカルト的な人気を誇り、マクグーハンの代表作となっている。

アメリカでの仕事も多く、テレビドラマでは『刑事コロンボ』シリーズの『祝砲の挽歌』に出演した。アイルランド訛りのある独特の口調を活かして厳格な士官学校校長を見事に演じ、エミー賞コメディ・ドラマ部門の最優秀助演賞を受賞した。また、この共演がピーター・フォークと親交を結ぶきっかけとなり、その後も『仮面の男』、『新・刑事コロンボ』シリーズの『完全犯罪の誤算』、『復讐を抱いて眠れ』でスペシャル・ゲスト・スター(犯人役)として出演した。上記「完全犯罪の誤算」「復讐を抱いて眠れ」では監督を兼任、さらに「さらば提督」「奪われた旋律」でも監督をつとめている。ちなみに、『刑事コロンボ』の新・旧シリーズを含めて4回の犯人役は、同シリーズ中の最多記録である。

映画では『北極の基地 潜航大作戦』『大陸横断超特急』などがあるが、特にドン・シーゲル監督の『アルカトラズからの脱出』の冷徹な刑務所長という『プリズナーNo.6』の時とは真反対の役が有名である。近作では『ブレイブハート』のエドワード1世役や『評決のとき』の判事役が知られる。

怜悧で神経質な役のイメージが強いが、ビリー・ゼインの父親役を演じた『ザ・ファントム』ではとぼけた味わいを見せ、『ザ・シンプソンズ』の1エピソードではNo.6役として吹き替えを担当するなど、茶目な面も見せている。

ジョーゼフ・サーフ(Joseph Serf)、パディ・フィッツ(Paddy Fitz)等のペンネームを使用することもある。

『刑事コロンボ』シリーズで共演したピーター・フォークとは互いに信頼し合える親友で、マクグーハンの自伝にはフォークが序文を寄せている。

『007』シリーズのジェームズ・ボンド、TVシリーズ『セイント 冒険野郎』のサイモン・テンプラー役といった名の知られた作品への出演を断ったことでも有名で、近年では『ロード・オブ・ザ・リング』三部作のガンダルフ、『ハリー・ポッター』シリーズのダンブルドア役のオファーを断っている。

私生活では、1951年に同じ劇団の女優ジョアン・ドラモンドと結婚した。三児に恵まれ、長女のキャサリンと次女のアンは女優になり、父娘共演作品もある。晩年はロサンゼルスで妻・娘・孫ら家族と引退生活を送っていたが、2009年1月13日入院先のサンタモニカの病院で病死した[2][3][4][5][6]。80歳没。病名は公表されていない。

主な出演作品[編集]

映画[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考
1955 颱風圏
Passage Home
マクアイザック
暁の出撃
The Dam Busters
ガード
嵐の中の青春
I Am a Camera
セラピスト
1956 熱砂の舞
Zarak
ラーキン
1957 地獄特急
Hell Drivers
C・レッドマン
1958 情欲の魔境
Nor the Moon by Night
アンドリュー・ミラー
1963 まぼろし密輸団
Dr. Syn, Alias the Scarecrow
クリストファー・シン博士/スケアクロウ
1964 トマシーナの三つの生命
The Three Lives of Thomasina
アンドリュー
1968 北極の基地 潜航大作戦
Ice Station Zebra
デヴィッド・ジョーンズ
1970 暗黒街の特使
The Moonshine War
フランク・ロング
1971 クイン・メリー 愛と悲しみの生涯
Mary, Queen of Scots
ジェームズ・スチュワート
1975 ミスター・ノーボディ2
Un genio, due compari, un pollo
キャボット
1976 大陸横断超特急
Silver Streak
ロジャー・デブロー
1977 鉄仮面
The Man in the Iron Mask
フーケ テレビ映画
1978 ブラス・ターゲット
Brass Target
マイク・マカウリー
1979 ハイパー・ウェポン 最終狙撃者
The Hard Way
ジョン・コナー テレビ映画
アルカトラズからの脱出
Escape from Alcatraz
看守
1981 スキャナーズ
Scanners
ポール・ルース博士
1983 恐竜伝説ベイビー
Baby: The Greatest Adventure Ever Born
エリック・キヴィアット博士
1995 ブレイブハート
Braveheart
エドワード1世
1996 ザ・ファントム
The Phantom
ファントムの父
評決のとき
A Time To Kill
オマー・ノーズ判事
2002 トレジャー・プラネット
Treasure Planet
ビリー・ボーンズ 声の出演

テレビシリーズ[編集]

放映年 邦題
原題
役名 備考
1960-1961 秘密指令
Danger Man
ジョン・ドレイク 39エピソード
1964-1967 秘密諜報員ジョン・ドレイク
Danger Man (Secret Agent)
ジョン・ドレイク 47エピソード
1967-1968 プリズナーNo.6
The Prisoner
No.6/ No.12 製作総指揮・監督・脚本・出演
17エピソード
1974
1975
1976
刑事コロンボ
Columbo
ライル・C・ラムフォード
ネルソン・ブレナー
『祝砲の挽歌』(出演・エミー賞最優秀助演賞受賞)
『仮面の男』(監督・出演)
『さらば提督』(監督のみ)
1977 ドクター・ラファティー
Rafferty
シド・ラファティー 13エピソード
1987 ジェシカおばさんの事件簿
Murder, She Wrote
オリヴァー・クエイル弁護士 エピソード『消えたブローチ』
1990
1998
2000
新・刑事コロンボ
Columbo
オスカー・フィンチ
エリック・プリンス
『完全犯罪の誤算』(監督・出演、エミー賞最優秀ゲスト俳優賞受賞)
『復讐を抱いて眠れ』(製作総指揮補・監督・脚本・出演)
『奪われた旋律』(製作総指揮・監督・脚本)
2000 ザ・シンプソンズ
The Simpsons
No.6 1エピソードに声の出演

吹き替え俳優[編集]

参照[編集]

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外部リンク[編集]