パット・ホワイト

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パット・ホワイト

Pat White

Pat White, Redskins training camp 2013 (cropped).jpg
クォーターバック
生年月日:1986年2月25日(28歳)
出身地:アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国アラバマ州ダフネ
身長:6' 0" =約182.9cm 体重:205 lb =約93kg
NFLデビュー
2009年マイアミ・ドルフィンズ
経歴
大学ウェストバージニア大学
NFLドラフト2009年 / 2巡目(全体の44番目)
 所属チーム:
通算成績
(2009年までの成績)
パス試投     5回
パス成功     0回
TD - INT     0 - 0
QB レーティング     39.6
ラン     21回
ラン獲得ヤード     81ヤード
NFL.comよりの成績
受賞歴・記録

パット・ホワイト(Pat White 1986年2月25日- )はアラバマ州ダフネ出身のアメリカンフットボール選手。現在、フリーエージェント。また野球選手として、カンザスシティ・ロイヤルズ傘下のマイナーリーグチームにも所属していた。

経歴[編集]

プロ入りまで[編集]

高校時代には州の「ミスター・フットボール」投票で3位となったことがある。3年次には1905ヤードを走り、31タッチダウンをあげた。またパスでも1488ヤードを投げて15タッチダウンをあげている。野球でも投手と外野手を務めた。

彼はウェストバージニア大学オーバーン大学ケンタッキー大学ルイジアナ州立大学ミシシッピ州立大学ヴァンダービルト大学のいずれかへ進学することを望んだが、クォーターバックとしてのチャンスを彼に約束した唯一の大学、ウェストバージニア大学に入学した。

2004年のMLBドラフト4巡でアナハイム・エンゼルスから指名されていたが、カレッジフットボールを続けるためにこれを断っている。当初、アダム・ベドナリクと併用された。ベドナリクが負傷したルイビル大学戦では途中出場し、トリプルオーバータイムの末、46-44で勝利した。この試合ではチームメートのスティーブ・スレイトンビッグ・イースト・カンファレンス記録となる6タッチダウンをあげた。カンファレンスを制したチームはシュガーボウルへの出場権を獲得しジョージア大学と対戦した。試合はハリケーン・カトリーナの影響でルイジアナ・スーパードームが使用できなくなっていたため、敵地とも言えるジョージアドームで行われたが彼は77ヤードのラン、120ヤードのパスで1タッチダウンをあげ、チームは38-35で勝利した。この年彼は828ヤードを投げて8タッチダウン、952ヤードを走って9タッチダウンをあげた。

2006年、彼は1655ヤードを投げて13タッチダウン、1219ヤードを走り18タッチダウンをあげて、カンファレンスの最優秀攻撃選手に選ばれた。この年のピッツバーグ大学戦ではランで204ヤード、2タッチダウン、パスで220ヤード、2タッチダウンをあげた。同じ試合にラン、パスで200ヤード以上獲得したのはNCAA史上8人目のことであった。ジョージア工科大学とのゲイターボウルでは第3Q途中、18点リードを許したがその後21点を連取して38-35で逆転勝利し彼がMVPに選ばれた[1]。これらの活躍で、2007年5月8日、アラバマ州の最優秀アスリートに選ばれた。

2007年勝てばボウル・チャンピオンシップ・シリーズ出場となるピッツバーグ大学戦で親指を負傷し、試合の大部分を欠場、ファンブルやFG失敗などミスが相次ぎ、第4Qに敵陣へ2度ボールを進めた際に試合に復帰したが、いずれも4ダウンギャンブルに失敗、試合に敗れた。チームはフィエスタボウルに出場、オクラホマ大学と対戦し、彼は176ヤードを投げて2タッチダウン、150ヤードを走り、48-28で勝利した。

2008年のヴィラノヴァ大学との開幕戦ではパス33本中25本を成功、208ヤードを投げて、自己ベストの5タッチダウンをあげた。これはマーク・バルジャーが1998年に作った6タッチダウンに次ぐ大学史上2位タイの記録であった。この年、ルイビル大学戦でブラッド・スミスが持っていたNCAA1部校のQBのラッシング記録を更新した。また同じく10年前にドノバン・マクナブが作ったカンファレンス記録である通算96タッチダウンを更新する98タッチダウンをあげた[2]。Meineke Car Care Bowlで、ノースカロライナ大学を破り4年連続でボウルゲームに勝利、3年連続MVPに選ばれた。この年彼は274本中180本を成功、1844ヤードを投げて21タッチダウン、7インターセプト、ラン180回で974ヤードを走り8タッチダウンをあげた。

大学4年間で、パスでは6051ヤードを投げて56タッチダウン、ランでは4480ヤードを走り、47タッチダウンの数字を残した。またNCAA史上6位となる34勝をあげた[3]。こうした活躍を見せたものの、彼はオールアメリカンには選ばれなかった。またカレッジフットボール殿堂の対象となっていない。

ドラフト前に彼はシニアボウルに招待されてMVPを獲得した[4][5]NFLネットワークマイク・メイヨック英語版は彼のドラフト2巡目の指名を予想した。またESPNメル・カイパー英語版は彼をこの年5番目に評価の高いQBとした[6]

マイアミ・ドルフィンズ[編集]

マイアミ・ドルフィンズから2009年のNFLドラフト2巡目で指名された。彼を指名した後、ドルフィンズのゼネラルマネージャージェフ・アイルランドは彼をチャド・ペニントンチャド・ヘニーと先発の座を争わせること、彼のスピードを生かし、ワイルドキャット隊形での起用をしたい考えを示した。8月1日、4年間450万ドル(240万ドルの保障つき)で契約を結んだ。プレシーズン第1週のジャクソンビル・ジャガーズ戦ではパス7本中2本成功、14ヤードの獲得、1インターセプト、6回のランで20ヤードの獲得であった。プレシーズン第2週のカロライナ・パンサーズ戦ではラン7回31ヤード、レシーブ3回で43ヤード、1タッチダウンをあげた[7]。第9週のニューイングランド・ペイトリオッツ戦ではオプションプレーで33ヤードを獲得した。12月21日の試合で3回のパスを投げたがいずれも不成功、ランで54ヤードを走った。翌年1月3日のピッツバーグ・スティーラーズ戦で相手守備選手のアイク・テイラーとヘルメット同士がぶつかり合うヒットを受けて、意識不明となりフィールドの外へ運ばれて病院に送られたが翌日に退院した。このシーズン、ワイルドキャット隊形でのプレーで、13試合に出場したもののパス5本中1本も成功させることができなかった。ランでは21回のキャリーで81ヤードを走った[8]

2010年9月4日、チームよりカットされた。

その後[編集]

ドルフィンズをカットされた直後の9月10日、カンザスシティ・ロイヤルズとマイナー契約を結び[9][10]、秋の教育リーグに参加したが2011年3月9日、野球からの引退を表明した[11]

2011年6月28日、UFLバージニア・デストロイヤーズと契約を結んだ[12]

2013年4月、ワシントン・レッドスキンズと契約を結んだ[8]。9月14日、レッドスキンズからウェーバーされた[13]

人物[編集]

これまでにMLBドラフトで4回指名を受けており(エンゼルスから2回、シンシナティ・レッズから1回、ニューヨーク・ヤンキースから1回[14])、2009年にはニューヨーク・ヤンキースから指名された[9]

2011年、ホワイトがドラフト指名を受けた当時、マイアミ・ドルフィンズのフットボール部門副代表だったビル・パーセルズは彼を指名したことは失敗だったと述べた[15]

脚注[編集]

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  1. ^ Slaton not effective, but West Virginia rebounds for Gator Bowl victory”. ESPN (2007年1月1日). 2011年8月2日閲覧。
  2. ^ Louisville Notebook”. WEST VIRGINIA MOUNTAINEERS (2008年11月22日). 2011年8月2日閲覧。
  3. ^ A Passing Fancy”. WEST VIRGINIA MOUNTAINEERS (2008年12月29日). 2011年8月2日閲覧。
  4. ^ NFL候補生たちが輝いたシニアボウル、ジャガーズHCも感銘”. NFL JAPAN (2009年1月26日). 2011年8月2日閲覧。
  5. ^ NFLに戦術革命を起こすか、“ワイルド・パット”に要注目”. NFL JAPAN (2009年5月30日). 2011年8月2日閲覧。
  6. ^ Top 5 by position”. ESPN (2009年1月21日). 2011年8月2日閲覧。
  7. ^ ドルフィンズのワイルドキャットは今季も健在!”. NFL JAPAN (2009年8月23日). 2011年8月2日閲覧。
  8. ^ a b Rex Grossman, Pat White have deals”. ESPN (2013年4月3日). 2013年4月14日閲覧。
  9. ^ a b ドルフィンズ解雇のQBホワイト、MLBロイヤルズとマイナー契約”. NFL JAPAN (2010年9月11日). 2011年8月2日閲覧。
  10. ^ Royals sign ex-Dolphins QB Pat White”. FOXスポーツ (2010年9月10日). 2011年8月2日閲覧。
  11. ^ 元ドルフィンズQBホワイト、野球での再起ならず”. NFL JAPAN (2011年3月10日). 2011年8月2日閲覧。
  12. ^ 元ドルフィンズQBホワイト、UFLで再起へ”. NFL JAPAN (2011年6月17日). 2011年8月2日閲覧。
  13. ^ Brian Tinsman (2013年9月14日). “Redskins Waive Pat White, Sign Potter”. redskins.com. 2013年9月24日閲覧。
  14. ^ 生島淳 (2009年8月5日). ““140キロ”も投げられる秘密兵器 QBパット・ホワイト”. NFL JAPAN. 2011年8月2日閲覧。
  15. ^ パーセルズ氏、QBライアンの指名回避を後悔?”. NFL JAPAN (2011年4月14日). 2011年8月2日閲覧。

外部リンク[編集]