パッチ・アダムス
パッチ・アダムス(Patch Adams, 1945年5月28日 - )は、アメリカ合衆国の医師。クラウンドクター。本名はハンター・キャンベル・アダムス(Hunter Campbell Adams)という。ワシントンD.C.の生まれ。トム・シャドヤック監督で、ロビン・ウィリアムズの主演になる映画『パッチ・アダムス トゥルー・ストーリー』の実在のモデルである。ホスピタルクラウン、クリニクラウンを始めた人。現在も世界中でクラウニング活動の実践や、更なる普及に向けて講演活動をしている。日本にも講演会の為に何度か来日している。
目次 |
[編集] 略歴
学生時代から金儲け優先の医療のあり方に疑問を持ち、愛とユーモアを根底において、人に優しい医療を目指す。1964年、ジョージ・ワシントン大学医学部入学。1967年、ヴァージニア医科大学入学。1971年に医学部を卒業すると、ウェストバージニア州のポカホンタスに、自分の目指す医療のできる、しかも無料で医療サービスの受けられる病院「ゲズントハイト・インスティテュート」を設立する。「ゲズントハイト・インスティテュート」は「お達者で病院」といった意味で、die Gesundheitはドイツ語で誰かが突然くしゃみをした時に、そばにいる人がいう台詞で、「大丈夫?」「気をつけて」「お大事に」といったニュアンスの言葉である。12年間そこで無料の診療活動を行った。(当時はかなり奇異に思われてまったく寄付がなかった為、無料診療を続ける為に他で働かざるをえない状況だった。)
将来新たに建設を目指している新たな「ゲズントハイト・インスティテュート」(アメリカではクリニック)は、ウェスト・バージニア州に予定されており、総合医療の全般とヘルスケアの病院になることを期待されている。
パッチ・アダムスは、さらに社会的な活動家でもあり、一種の民間外交官でもあり、プロの道化師、アーティストであり、俳優でもある。たとえば、彼は毎年世界中のボランティアたちと共にロシアに出かけて、孤児や患者やそのほかの大勢の人たちを喜ばせたり、希望を持たせるようなチャリティ活動をしている。
[編集] パッチの「7つの信条」
- ひとをケアする理由はただひとつ。人間を愛しているからです。
- ケアは愛を動詞化する。ケアは概念ではなく、行動です。
- ひとを思いやるという人生を送ることによって、あなたは自分のなかで一番深い平和と安らぎを得る。
- 良い意味のお返しをすること(良きカルマを積む/カルマからの解放)。例えば、米国がアフガンに爆弾を落とし始めたとき、私はアフガンの人々を愛したいと思い、即座に現地に飛んだ。
- 平和のためにクリエイティブになる。例えば、死の床でアメイジング・グレイスを歌う。
- 情熱を持ち、不可能だと思っていた夢を見る。
- ひとをケアすることは、科学的見地からしても、あなたのためにいいことがある。
上記は、日本に講演の為来日した際に、ケアに対するパッチ・アダムス本人の発言から。
[編集] 著書
- パッチ・アダムス『パッチ・アダムスと夢の病院 患者のための真実の医療を求めて』主婦の友社 1999年