パイパー PA-46

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PA-46 マリブー

パイパー PA-46(Piper PA-46)は、パイパー・エアクラフトが製造する軽飛行機シリーズ。

概要[編集]

1982年末、パイパー社は翌年末に与圧式キャビンを持つ世界初のピストンエンジン単発機となる新型機を発売することを発表した。PA-46-310P マリブー(Malibu)と名付けられたこの機体は、片持ち式の低翼単葉機で、ターボチャージャー付きエンジンを搭載し、与圧式の機内にはパイロット1名と乗客5名が搭乗できた。マリブーの試作機は1979年11月30日に初飛行しており、1983年9月に形式証明を取得、予告通り同年12月から引き渡しを開始した。

マリブーはその後も改良が行われ、エンジンを強化したマリブー・ミラージュ(Malibu Mirage)、ターボプロップエンジンに換装したマリブー・メリディアン(Malibu Meridian)、そしてマリブー・ミラージュを非与圧式キャビンとしたマトリックス(Matrix)へと発展し、それぞれ現在も生産が続いている。

派生型[編集]

PA-46-500TP マリブー・メリディアン
PA-46-310P マリブー
最初の量産型。エンジンはテレダイン・コンチネンタル製TSIO-520-BE(310 hp)を搭載。404機生産。
PA-46-350P マリブー・ミラージュ
エンジンをテキストロン・ライカミング製TIO-540-AE2A(350 hp)に強化。現在生産中。
PA-46-500TP マリブー・メリディアン
エンジンをプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製PT6A-42A(500 hp)に変更したターボプロップ型。現在生産中。
PA-46-350T マトリックス
マリブー・ミラージュの非与圧型。現在生産中。

要目(PA-46-350P)[編集]

  • 全長:8.81 m
  • 全幅:13.11 m
  • 全高:3.44 m
  • 翼面積:16.26 m2
  • 全備空虚重量:1,416 kg
  • 最大離陸重量:1,968 kg
  • エンジン:テキストロン・ライカミング TIO-540-AE2A 水平6気筒ピストンエンジン(350hp) × 1
  • 最大水平速度:407 km/h
  • 証明認定高度:7,620 m
  • 航続距離:1,953 km(最大燃料時)
  • 乗客:最大5名
  • 乗員:1名

参考文献[編集]

外部リンク[編集]