パイパー PA-28

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

PA-28

パイパー PA-28-236 ダコタ

パイパー PA-28-236 ダコタ

1976年製 PA-28-151

パイパー PA-28 チェロキー (Piper PA-28 Cherokee) は、飛行訓練、エアタクシー、自家用機などを目的として設計された軽飛行機のファミリーで、パイパー・エアクラフトが製造している[1]

PA-28ファミリーは、すべて、全金属製・非与圧・低翼・前輪式の単発レシプロ機である。ドアは副操縦士の側に一つあり、主翼を踏んで乗り込む[1][2]

最初のPA-28は、1960年連邦航空局から型式証明を取得したが、このシリーズは現在でも生産されている。現在製造中のモデルはアロー (Arrow)とアーチャー (Archer) である。アーチャーは、2009年に一度生産中止になったが、新しくパイパーを買収したインプリミス英語版の資本によって、2010年から再生産を始めた[3][4][5]

PA-28シリーズと競合するのは、セスナ 172グラマン・アメリカン AA-5英語版ビーチクラフト マスケティア英語版などである[6]

パイパーはチェロキー・ファミリー内にいくつかの派生型を作ってきたが、これには140から300馬力 (100から220kW)のエンジン・ターボチャージャーの有無・固定式または引込式の降着装置・固定ピッチプロペラまたは定速プロペラ英語版・座席を追加して6人乗りとするための胴体延長などが含まれる。6人乗りの派生型は一般的にはPA-32と呼ばれている。PA-32の初期の型は「チェロキー・シックス」として知られ、サラトガと呼ばれた後期の型は2009年まで生産されていた[1][7]

開発[編集]

チェロキーを発表したとき、パイパーの単発全金属製飛行機の主力はPA-24 コマンチ英語版だったが、これはより大型で、引込式の着陸脚と定速プロペラを装備していた。Karl Bergey [8]Fred WeickJohn Thorpは、チェロキーを、セスナ 172に対抗できるように製造および部品のコストを下げた、コマンチの安価な代替機として設計した。ただし、その後、チェロキーのいくつかは、引込脚と定速プロペラを装備した。

チェロキーとコマンチは、並行して製造され、異なる市場区分に十年以上供給された。これは、PA-32R英語版に置き換えられる形で、コマンチの製造が1972年に終了するまで続いた[1]

PA-28 チェロキー[編集]

Singapore Youth Flying Club のライブラリのPA-28-161 ウォーリア II - 今でも世界中で基礎飛行訓練に使われている。
フロートのついたPA-28-180
1866年製 PA-28-140
PA-28R-200 チェロキー・アローの着陸脚の格納扉。これは、この引込脚モデルを見分ける特徴である。
PA-28RT-201 チェロキー・アロー IV。T字尾翼が特徴的である。
記録を樹立したイギリス人パイロットPolly Vacherによる彼女のPA-28-236 ダコタの飛行。この機体は1994年製造。

オリジナルのチェロキーはチェロキー150とチェロキー160(PA-28-150とPA-28-160)で、1961年に製造が開始された(異なる場合もあるが、モデル番号は馬力を表している)[1]

1962年、パイパーは180馬力 (130 kW)のライカミング O-360英語版を搭載したチェロキー180 (PA-28-180)を追加した。追加された出力によって、(乗客の重量と燃料の量にもよるが)4座すべてに乗機した状態でも実用的な飛行ができるようになった。このモデルはいまでも中古市場で人気がある[1]。1968年、操縦席が改良され、エンジンの制御が「プッシュ-プル」式からレバーになった。加えて、三番目の窓が両側に追加され、現在の製品にみられるような現代的な外観になった[9]

パイパーは、ラインの拡大を続けた。1963年、よりパワフルなチェロキー235 (PA-28-235) を発表した。これは、積載量の面でセスナ 182に対して有利な対抗機となった。チェロキー235はライカミングO-540の出力を235馬力 (175 kW)に下げたエンジンと、最終的にチェロキー・シックスにも使われた長い主翼を装備した。両方の翼端にはそれぞれ17米ガロン (64 L)のチップタンクが取り付けられ、チェロキー235が携行できる燃料は合計84米ガロン (320 L)になった[1] 。1973年、後席の足元を広げるために、胴体が延長された。スタビレーターの面積も拡大された。1973年、販売名が「235」からチャージャーに変更され、1974年に再度変更されてパスファインダーとなった。パスファインダーの生産は1977年まで続き、1978年モデルは存在しない。1979年、パイパーはこの機体にテーパー翼を与え、名称をまた変更してダコタとした[要出典]

1964年、パイパーはチェロキー140 (PA-28-140)をラインの最下位として発表した。これは、練習用に設計され、最初は2名しか運べなかった[1]。 PA-28-140のエンジンは発表後すぐに改良され、150馬力 (110 kW)を発生するようになったが、名称は-140のままとされた。

1967年、パイパーはPA-28R-180チェロキー・アローを発表した。この機体は、定速プロペラと引込脚、それに180馬力 (130 kW)のライカミングIO-360-B1Eエンジンを装備していた。ライカミングIO-360-C1Cを搭載して200馬力 (150 kW)とした派生型は、PA-28R-200と名付けられ、1969年からオプションとして提供された。180馬力 (130 kW)のモデルは1971年に販売が中止された[10]。アローを発表すると同時に、パイパーはチェロキー150とチェロキー160を生産中止とした[1][11][12]

1972年、後席の足元を広げるために胴体を5インチ (13 cm)延長したアローIIが発表された[10]

1977年、パイパーは、以前のPA-25-181で低速時の扱いを改善することに成功したセミテーパー翼と長いスタビレーターを装備した、アローIII (PA-28R-101)を発表した。また、燃料タンクも容量が50から77米ガロン (190から290L)に拡大された[12]

ターボチャージャーを装備した最初のモデルであるPA-28R-201Tも、1977年に発表された。この機体は、Rajayのターボチャージャー付き6気筒エンジンであるコンチネンタルTSIO-360-Fを装備していた。オプションとして、3翔プロペラが選択できた[10]

1979年、アローは、当時パイパーの他の機体で共通して使われていたT字尾翼に変更され、PA-28RT-201アローIVとなった[12]

1971年、パイパーはチェロキー140の、チェロキー・クルーザー2+2と呼ばれる派生型を発売した。140という名称のままだったが、実際には150馬力 (110 kW)で、主として4座バージョンとして出荷された。1973年、チェロキー180はチェロキー・チャレンジャーと名付けられ、胴体を少し延長してと主翼の幅を増したチェロキー235は、チャージャーと名付けられた[1] 。1974年、パイパーはチェロキーのモデルのいくつかの販売名を変更し、残っていたクルーザー2+2 (140)は単にクルーザー、チャレンジャーはアーチャー(PA-28-181)、チャージャー(235)はパスファインダーとした[11]

パイパーは、チェロキー150を1974年に再発表し、名前をチェロキー・ウォーリア(PA-28-151)に変更して、アーチャーの延長された胴体と、新しいセミテーパー翼を与えた[1][11]

1977年、パイパーはクルーザー(140)とパスファインダー(235)の製造を中止したが、新しい235馬力 (175 kW)のダコタ(PA-28-236)を発表した。これは、チェロキー235、チャージャー、および、パスファインダーをもとにしていたが、新しいセミテーパー翼をもっていた[11]

PA-28-201Tターボ・ダコタは、PA-28-236の発表に続いて1979年に発表された。この機体は基本的に固定脚のアローIIIと同じで、200馬力 (150 kW)を発揮するターボ付きのコンチネンタルTSIO-360-FBエンジンを搭載していた。この機体はあまりよく売れず、1980年に製造が中止された[13]

1978年、パイパーはウォーリアを改良して160馬力 (120 kW)のPA-28-161とし、名前をチェロキー・ウォーリアIIとした。ホイール・フェアリングは、空力的に改良された。1982年7月以降に製造されたウォーリアIIの後期のモデルは、総重量が2,440ポンド (1,110 kg)に増加し、有効積載量は900ポンド (410 kg)を超えた。同機はグラスコックピットを装備したウォーリアIIIとなり、練習機として販売された[14][15]

PA-32[編集]

1965年、パイパーはPA-28を延長して、チェロキー・シックスを開発し、PA-32と名付けた。この機体は、延長された胴体と、1名の操縦士と5人の乗客のための座席を持っていた[11]

ブラジル、アルゼンチン、チリにおける生産[編集]

PA-28sはブラジルのエンブラエルでEMB-711A/EMB-711C Corisco (PA-28R-200)、EMB-711B (PA-28R-201)/EMB-711T (PA-28RT-201)/EMB-711ST Corisco Turbo (PA-28RT-201T)、そしてEMB-712 Tupi (PA-28-181)としてライセンス生産された。アルゼンチンでは、サンフアンChincul SACAIFI英語版で製造された。Chincul S. A. は1972年から1995年の間に、チェロキー・アーチャー、ダコタ、アロー、そしてターボアローを含む960機を製造した[16]。PA-28-236 ダコタは、チリ空軍の整備航空団(のちにENAER英語版になった)でもライセンス生産された。1982年9月までに、20機のダコタがチリで組み立てられた[17]

ニュー・パイパー・エアクラフト[編集]

もとのパイパー・エアクラフト社は、1991年に破産を宣告された。1995年、ニュー・パイパー・エアクラフト社が作られ、2008年に再び名前をパイパー・エアクラフトに変更した。 この会社が現在生産している派生型は、180馬力 (130 kW)のアーチャーLXとTX、および、200馬力 (150 kW)のアローである[18]

設計[編集]

主翼[編集]

もともとすべてのチェロキーは矩形翼、つまり平面系が長方形の翼をもっていた。よく「Herchey Bar wing」と呼ばれたが、これは凸面のある長方形のチョコレート・バーに似ていたからである。

1974年のウォーリアーで、パイパーは初めて NACA 652-415プロファイルのセミテーパー翼に変更し、また、翼幅を2フィート (0.61 m)長くした。翼弦は主翼の付け根から中ほどまで一定だが、そこから翼端まで、前縁が後方にむかって絞られていく。チェロキーのどちらの主翼も、付け根に角度がついている。つまり、主翼前縁は機体に近づくように少し前方に角度がついており、直角ではない。

同じ出力をもつ異なった翼型のチェロキーの、離陸距離、巡航速度、および、着陸距離は、資料によれば非常に近く、後期のテーパー翼のモデルにみられるいくつかの違いは、主翼の設計より、むしろ、より良いフェアリングとシールに起因すると考えられている。矩形翼はテーパー翼と大差なく、ほかの方法の方がより良い結果が得られる。パイパー・チェロキーの設計者John Thorpは、「テーパー翼は外側から失速を起こしやすく、こうなるとエルロンの効率が下がり、ロールオフからスピンに陥る危険性が増える。」と言っている[19]

加えて、Peter Garrisonは以下のように説明している: 「翼端失速を防ぐには、テーパー翼の外側の部分に、より多くの上反角をつける、前縁を拡大するか下げる、固定式あるいは自動式の前縁スロットまたはスラットを装備する、また、最も一般的には"ねじり下げ"をおこなうという方法がある。このような修正をおこなうと、いずれにしても抵抗が増加し、テーパー翼の恩恵を帳消しにしてしまう[19]。」

フライト・コントロール[編集]

チェロキー・ファミリーには、伝統的なフライト・コントロールが用いられている。水平尾翼は、アンチサーボ・タブ(アンチバランス・タブ)を備えたスタビレーターである。アンチサーボ・タブは、スタビレーターと同じ向きに動くので、スタビレーターがトリム位置を外れるように動くと、ピッチ制御が重くなる。フラップは最大40°展開できるが、セスナ 172のフラップよりもかなり小さく、効率が悪い。短距離離陸、または不整地からの離陸の場合、通常はフラップを25°にする。エルロン、フラップ、スタビレーター、および、スタビレーター・トリムは、すべてケーブルとプーリーでコントロールされる[20]

すべてのチェロキーの操縦席には、操縦桿(control stick)ではなく操縦輪(control yoke)と、ラダーペダルがある[20]。 フラップは、操縦士が前席の間にあるジョンソン・バー英語版を使って手動で操作する。0°ならば床と水平であり、これを引き上げて10°、25°、および40°の位置を選択することが出来る[20]

初期のチェロキーは、スタビレーター・トリム(正確にはアンチサーボ・タブ)の調整に、頭上のクランクを使っていたが、その後、前席の間のフラップ・バーのすぐ後ろにあるトリム・ホイールを使うようになった[20]

すべてのチェロキーには、操縦士側の計器盤の下にブレーキ・レバーがある。ラダーペダルのブレーキ(左右独立式)は、最初はオプションによる追加だったが、後に標準装備になった[20]

初期のチェロキーは、スロットル、混合比、および、プロペラの角度(調整可能な場合)を調整するのにコントロール・ノブを使っていたが、後にスロットル・クアドラント(throttle quadrant : スロットル・レバーの基部の半円状の部分)に取り付けられた2つまたは3つのレバーを使うようになった。

通常は、チェロキーはラダー・トリム・ノブを装備しているが、これは実際にはラダーペダルのばねを調整するもので、ラダーにあるトリム自体を調整するのではない。言い換えれば、翼面は空力的にというよりむしろ張力の調整でトリム状態になる[20]

派生型[編集]

PA-28-140 チェロキー・クルーザー
複座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-E2A英語版、出力150馬力 (112 kW)。総重量1,950ポンド (885 kg)。1964年2月14日、初認可。1965年6月17日、総重量2,150ポンド (975 kg)の4座として認可[12]
PA-28-150 チェロキー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-A2B または O-320-E2A、出力150馬力 (112 kW)。総重量2,150ポンド (975 kg)。1961年7月2日、初認可[12]
PA-28-151 チェロキー・ウォーリア
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-E3D、出力150馬力 (112 kW)。総重量2,325ポンド (1,055 kg)。1973年8月9日、初認可。PA-28-150をテーパー翼にしたモデル[12]
PA-28-160 チェロキー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-B2B または O-320-D2A、出力160馬力 (119 kW)。総重量2,200ポンド (998 kg)。1960年10月31日、初認可[12]
PA-28-161 ウォーリア II
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-D3G または O-320-D2A、出力160馬力 (119 kW)。総重量2,325ポンド (1,055 kg)。1976年11月2日、初認可。PA-28-160をテーパー翼にしたモデルである。総重量2,440ポンド (1,107 kg)は1982年7月1日に認可[12]
PA-28-161 ウォーリア III
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-320-D3G、出力160馬力 (119 kW)。総重量2,240ポンド (1,016 kg)。1994年7月1日、初認可[12]
PA-28-180 チェロキー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-360-A3A または O-360-A4A、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,400ポンド (1,089 kg)。1962年8月3日、初認可[12]
PA-28-180 アーチャー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-360-A4A または O-360-A4M、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,450ポンド (1,111 kg)。1972年5月22日、初認可。PA-28-180 チェロキーの胴体を5インチ (13 cm)延長、翼幅を拡大、大きな水平尾翼を装備し、総重量の増加その他の小変更をおこなったモデル[12]
PA-28-181 アーチャー II
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-360-A4M または O-360-A4A、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,550ポンド (1,157 kg)。1975年7月8日、初認可。PA-28-180をテーパー翼にしたモデル[12]
PA-28-181 アーチャー III
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-360-A4M、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,550ポンド (1,157 kg)。1994年8月30日、初認可[12]
PA-28-201T ターボ・ダコタ
4座、固定脚の陸上機。エンジンはターボチャージャー付きコンチネンタル TSIO-360-FB英語版、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,900ポンド (1,315 kg)。1978年12月14日、初認可[12]
PA-28-235 チェロキー・パスファインダー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング ライカミング O-540-B2B5英語版、O-540-B1B5 または O-540-B4B5、出力235馬力 (175 kW)。総重量2,900ポンド (1,315 kg)。1963年7月15日、初認可[12]
PA-28-235 チェロキー・パスファインダー
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-540-B4B5、出力235馬力 (175 kW)。総重量3,000ポンド (1,361 kg)。1972年7月9日、初認可。1963年に認可を受けたPA-28-235 チェロキー・パスファインダーの胴体を5インチ (13 cm)延長、翼幅を拡大、大きな水平尾翼を装備し、総重量の増加その他の小変更をおこなったモデル[12]
PA-28-236 ダコタ
4座、固定脚の陸上機。エンジンはライカミング O-540-J3A5D、出力235馬力 (175 kW)。総重量3,000ポンド (1,361 kg)。1978年6月1日、初認可。1972年に認可を受けたPA0-28-235 チェロキー・パスファインダーをテーパー翼にしたモデル[12]
PA-28S-160 チェロキー
4座、固定脚の水上機。エンジンはライカミング O-320-D2A、出力160馬力 (119 kW)。総重量2,140ポンド (971 kg)。1963年2月25日、初認可[12]
PA-28S-180 チェロキー
4座、固定脚の水上機。エンジンはライカミング O-360-A3A、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,222ポンド (1,008 kg)。1963年5月10日、初認可[12]
PA-28R-180 アロー
4座、引込脚の陸上機。エンジンはライカミング IO-360-B1E、出力180馬力 (134 kW)。総重量2,500ポンド (1,134 kg)。1967年6月8日、初認可[12]
PA-28R-200 アロー
4座、引込脚の陸上機。エンジンはライカミング IO-360-C1C、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,600ポンド (1,179 kg)。1969年1月16日、初認可[12]
PA-28R-200 アロー II
4座、引込脚の陸上機。エンジンはライカミング IO-360-C1C または IO-360-C1C6、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,650ポンド (1,202 kg)。1971年12月2日、初認可。1969年に認可を受けたPA-28R-200アローの胴体を5インチ (13 cm)延長、翼幅を拡大、大きな水平尾翼を装備し、総重量の増加その他の小変更をおこなったモデル[12]
PA-28R-200 アロー III
4座、引込脚の陸上機。エンジンはライカミング IO-360-C1C6、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,750ポンド (1,247 kg)。1976年11月2日、初認可[12]
PA-28R-201T ターボ・アロー III
4座、引込脚の陸上機。エンジンはターボチャージャー付きコンチネンタル TSIO-360-F または TSIO-360-FB、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,900ポンド (1,315 kg)。1976年11月2日、初認可[12]
PA-28RT-201 アロー IV
4座、引込脚の陸上機。エンジンはライカミング IO-360-C1C6、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,750ポンド (1,247 kg)。1978年11月13日、初認可[12]
PA-28RT-201T ターボ・アロー IV
4座、引込脚の陸上機。エンジンはターボチャージャー付きコンチネンタル TSIO-360-FB、出力200馬力 (149 kW)。総重量2,900ポンド (1,315 kg)。1978年11月13日、初認可。T字尾翼[12]

運用者[編集]

チェロキー・シリーズは個人オーナーや飛行クラブに人気があり、32,000機以上が販売された。

軍による運用[編集]

事故[編集]

仕様 (PA-28-140 チェロキー 140 1964年モデル)[編集]

出典: Piper Aircraft Owner's Handbook[20]

諸元

  • 乗員: パイロット1名
  • 定員: 乗客3名
  • 全長: 7.16 m (23.3 feet)
  • 全高: 2.25 m (7.3 feet)
  • 翼幅: 9.2 m(30.0 feet)
  • 翼面積: 15.14 m² (160 sq ft)
  • 翼型: NACA 652-415
  • 空虚重量: 544 kg (1201 lb)
  • 運用時重量: 975 kg (2150 lb)
  • 有効搭載量: 430 kg (949 lb)
  • 最大離陸重量: 975 kg (2150 lb)
  • 動力: ライカミング O-320-E2A英語版 、113 kW (150 hp) × 1

性能

  • 最大速度: 230 km/h (123 knots, 142 mph)
  • 巡航速度: 200 km/h (108 knots, 124 mph)
  • 失速速度: 87 km/h (47 knots, 54 mph)
  • 航続距離: 867 km (465 nm, 535 sm)
  • 実用上昇限度: 4400 m (14,300 feet)
  • 上昇率: 3.4 m/s (660 ft/min)
  • 翼面荷重: 64.4 kg/m2 (13.4 lb/sq ft)
  • 馬力荷重(プロペラ): 0.116 kW/kg (14.3 lb/hp)


お知らせ。 使用されている単位の解説はウィキプロジェクト 航空/物理単位をご覧ください。

関連項目[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i j k Plane and Pilot: 1978 Aircraft Directory, pages 62-64. Werner & Werner Corp, Santa Monica CA, 1977. ISBN 0-918312-00-0
  2. ^ Twombly, Mark R. (undated). “Training Aircraft Review: The Piper Warrior III”. 2008年1月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2008年2月6日閲覧。
  3. ^ Piper Aircraft (2009年). “Discontinued Aircraft”. 2009年6月3日閲覧。
  4. ^ Niles, Russ (2009年7月). “Piper Likes Future With Imprimis”. 2009年7月29日閲覧。
  5. ^ Piper Aircraft (2011年). “Archer TX”. 2011年6月7日閲覧。
  6. ^ Collins, Richard L. (2005年5月). “Flying Four By Fours”. 2008年2月6日閲覧。
  7. ^ New Piper Aircraft (undated). “Welcome to the Saratoga II TC”. 2008年2月6日閲覧。
  8. ^ Karl Bergey, Chairman & CEO” (2007年9月25日). 2007年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年9月25日閲覧。
  9. ^ Gilbert, James (February 1968). “Pilot Report:The Cherokee D”. Flying 82 (2): 44–48. 
  10. ^ a b c Twombly, Mark: "Piper Arrow," AOPA Pilot, June 1986.
  11. ^ a b c d e Airliners.net (undated). “The Piper PA-28 Cherokee Series”. 2008年2月6日閲覧。
  12. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z Federal Aviation Administration (2009年1月). “TYPE CERTIFICATE DATA SHEET NO. 2A13 Revision 49”. 2010年2月24日閲覧。
  13. ^ Taylor, John W.R.: Jane's Pocket Book Light Aircraft Revised Edition, page 171. Jane's Publishing Company Ltd, 1982. ISBN 0-7106-0195-6
  14. ^ 引用エラー: 無効な <ref> タグです。 「NewPiper01」という名前の引用句に対するテキストが指定されていません
  15. ^ Piper Aircraft (2009年). “Warrior III Price and Equipment (plus PDF specs)”. 2009年6月1日閲覧。
  16. ^ Pereira de Andrade, Roberto.: Enciclopédia de Aviões Brasileiros,Editora Globo, 1997. ISBN 85-250-2137-7
  17. ^ Taylor, John W.R. Jane's All The World's Aircraft 1982–83. London: Jane's Yearbooks, 1982. ISBN 0-7106-0748-2. pp. 31, 438.
  18. ^ Piper.com main page”. 2012年12月3日閲覧。
  19. ^ a b Garrison, Peter (2003年1月). “Rectangular Wings”. 2009年12月26日閲覧。
  20. ^ a b c d e f g Piper Aircraft: Cherokee 140 PA-28-140 Owner's Handbook. Piper Aircraft Corporation publication 753 584, February 1964, Revised May 27, 1977
  21. ^ Qatar
  22. ^ Aviation Safety Network: Allegheny Airlines Flight 853
  23. ^ 1972: Prince William killed in plane crash
  24. ^ Prince William dies in air crash
  25. ^ Aviation Safety Network: Aeromexico Flight 498
  26. ^ Larry Gerber, AP, "1986 Cerritos crash changed the way we fly," The Intelligencer Record (Doylestown, Pa.), September 1, 1996, p A-13
  27. ^ Austin American Statesman Coverage of Plane Crash
  28. ^ Haisten, Bill and Kelly Hines (2011年11月18日). “OSU's Kurt Budke, assistant killed in plane crash”. Tulsa World. http://www.tulsaworld.com/sportsextra/article.aspx?subjectid=234&articleid=20111118_234_0_Aunive379629&allcom=1 2011年11月18日閲覧。 
  29. ^ Niles, Russ (2011年11月20日). “OSU Plane Hit Nose-First, Weather Not A Factor”. AVWeb. http://www.avweb.com/avwebflash/news/OSU_Nose_First_205767-1.html 2011年11月21日閲覧。 

外部リンク[編集]