パイの物語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| パイの物語 Life of Pi |
|
|---|---|
| 著者 | ヤン・マーテル |
| 訳者 | 唐沢則幸 |
| イラスト | トミスラフ・トルヤナツ |
| 発行日 | |
| 発行元 | |
| ジャンル | 小説 |
| 国 | |
| 言語 | 英語 |
| ページ数 | |
『パイの物語』(Life of Pi)は、ヤン・マーテルによる2001年のファンタジー冒険小説である。インドの少年パイが船でカナダに渡る途中に遭難し、一緒に輸送されていたベンガルトラのリチャード・パーカーをはじめとする動物たちと共に227日間を過ごすという物語である。
小説は2001年9月にクノッフカナダで出版されられる前に、少なくともロンドンの5つ出版社によって拒否された[1]。その翌年、イギリス版はブッカー賞を受賞した[2][3][4]。また2003年、CBCラジオの『Canada Reads』で、作家のナンシー・リーに選ばれた[5]。
目次 |
ストーリー [編集]
インドで動物園を経営していた主人公一家は、新天地を求めて動物とともにカナダに移住を決断。しかし日本船籍の貨物船「ツシマ丸」で太平洋を北上中に海難事故に遭い、16歳の少年パイが人間では唯一の生存者となる。彼はライフボートでオランウータン、ハイエナ、シマウマ、ベンガルトラと過ごすことになる。
翻案 [編集]
イラストレイテッド版 [編集]
2005年10月、『パイの物語』を表現できるアーティストを見つけ出すために世界的なコンペティションが開かれた。コンペはスコットランドの『Canongate Books』とイギリスの『タイムズ』、オーストラリアの『ジ・エイジ』、カナダの『グローブ・アンド・メール』が開催した。その結果、クロアチアのトミスラフ・トルヤナツがイラストレーターに選ばれ、2007年9月に新版が出版された[6][7][8]。
映画 [編集]
詳細は「ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日」を参照
監督はアン・リー、脚本デヴィッド・マギー、パイ役は当時17歳学生で新人俳優のスラジュ・シャルマ、動物は全てリズム&ヒューズ・スタジオが制作したCG。2012年11月21日に公開。
参考文献 [編集]
- ^ Gibbons, Fiachra (2002年10月24日). “Top publishers rejected Booker winner”. The Guardian (UK) 2010年8月31日閲覧。
- ^ “Life of Pi”. Man Booker Prize. 2010年8月31日閲覧。
- ^ Kipen, David (2002年10月23日). “Canadian wins Booker Prize / 'Life of Pi' is tale of a boy who floats across the ocean from India”. San Francisco Chronicle 2010年8月31日閲覧。
- ^ Reynolds, Nigel (2002年9月30日). “Life of Pi wins Booker”. The Daily Telegraph (UK) 2010年9月3日閲覧。
- ^ “Canada Reads 2003”. Canada Reads 2010年9月1日閲覧。
- ^ “Life of Pi: The Illustrated Edition by Yann Martel and Tomislav Torjanac”. The Sunday Times (UK). (2007年9月15日) 2010年10月19日閲覧。
- ^ Martel, Yann (2006年4月15日). “A brush with the art of Pi”. The Sunday Times (UK) 2010年10月19日閲覧。
- ^ “The Illustrated Life of Pi”. The Guardian (UK). (2007年9月27日) 2010年10月19日閲覧。
関連項目 [編集]
- 対馬丸 - 現実には同じ名前の船が複数存在するが、いずれも沈没か自沈している。
| 受賞 | ||
|---|---|---|
| 先代: 『ケリー・ギャングの真実の歴史』 |
ブッカー賞 2002年 |
次代: 『ヴァーノン・ゴッド・リトル 死をめぐる21世紀の喜劇』 |