バーンズ連

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バーンズ連(バーンズれん、Burns stanza aka Scottish stanza, six-line stave)とは、スコットランド詩人ロバート・バーンズの名に由来する詩形。しかし、発明したのはバーンズではなく、バーンズが使う前にはハビー・シンプソン(1550年 - 1620年)の名にちなんだstandard HabbieまたはHabbie stanzaとして知られていた。

歴史[編集]

バーンズ連で書かれた詩で、有名な最初のものはRobert Sempill the youngerの『Lament for Habbie Simpson』(1640年頃)である。18世紀になって、ロバート・ファーガソン(Robert Fergusson)やロバート・バーンズといったスコットランド低地語の詩人たちによって、さらにそれ以降の詩人たちによって、バーンズ連は頻繁に使われた。その中でもバーンズ連で書かれた有名なは、バーンズの『To a Louse』、『Address to the Deil』、『Death and Doctor Hornbook』などである。

構造[編集]

バーンズ連は6行から成り、その押韻構成は「aaabab」である。「a」の行は四歩格、「b」の行は二歩格になる。2番目の「b」繰り返しであってもなくても構わない。

『Lament for Habbie Simpson』自体は叙情的なものだったが、以降の使われ方は喜劇的・風刺的な傾向にある。バーンズ連は喜劇的な詩に適していた。

O THOU! whatever title suit thee— - (a)
Auld Hornie, Satan, Nick, or Clootie, - (a)
Wha in yon cavern grim an’ sootie, - (a)
Clos’d under hatches, - (b)
Spairges about the brunstane cootie, - (a)
To scaud poor wretches! - (b)


Hear me, auld Hangie, for a wee, - (a)
An’ let poor damned bodies be; - (a)
I’m sure sma’ pleasure it can gie, - (a)
Ev’n to a deil, - (b)
To skelp an’ scaud poor dogs like me, - (a)
An’ hear us squeel! - (b)
--ロバート・バーンズ『Address to the Deil』

W・H・オーデンがその詩『Brother, who when the sirens roar(または、A Communist to Others)』で使ったバーンズ連のヴァリエーションは、3行目と7行目が短く、押韻構成は「aabcccb」である。

Brothers, who when the sirens roar - (a)
From office, shop and factory pour - (a)
'Neath evening sky; - (b)
By cops directed to the fug - (c)
Of talkie-houses for a drug, - (c)
Or down canals to find a hug -(c)
Until you die: - (b)

さらにオーデンは、詩集『Look, Stranger! (または、On This Island)』の中の詩、たとえば『The Witnesses』や『Out on the lawn I lie in bed(または、Summer Night)』で似たような詩形を使っている。

最近では、W・N・ハーバート(W. N. Herbert)の『To a Mousse』にバーンズ連が使われている。

外部リンク[編集]