バーチャファイター5

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バーチャファイター5
ジャンル 対戦型格闘ゲーム
対応機種 アーケードゲーム[AC]
PlayStation 3[PS3]
Xbox 360[360]
開発元 セガAM2研
発売元 セガ
シリーズ バーチャファイターシリーズ
人数 1人-2人(対戦)
発売日 [AC]:2006年7月
[PS3]:2007年2月8日
[360]:2007年12月6日
システム基板 [AC]:LINDBERGH
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バーチャファイター5』(Virtua Fighter 5)は、セガAM2研が開発した3D対戦型格闘ゲーム2006年、最新3DCGアーケード基板LINDBERGHを使用しリリースされた。バーチャファイターシリーズの第5作である。

概要[編集]

バーチャファイター5[編集]

2006年7月、VF4で複数回のマイナーチェンジが繰り返された後の約5年振りの完全新作としてリリースされた。アーケードマシン専用の最新CGボードLINDBERGHのマシンパワーと、HDRI(High Dynamic Range Images)やセルフシャドウなどの最新CG技術を用いて、より自然でリアルな映像を生み出している。

キャラクターは新たに猴拳使いのアイリーンルチャ・リブレ使いのエル・ブレイズが追加された。ゲーム面では軸移動システムがさらに進化し、相手の側面に回りこむ「オフェンシブムーブ」が追加、従来の避け行動は「ディフェンシブムーブ」となり、2種類の軸移動が使えるようになった。さらに、カードデータの閲覧・編集や大会運営支援などの機能を提供する「VFターミナル」、専用モニターを使用して随時対戦動画などが放送される「VF.TV」、VF.NETでの対戦動画作成サービスといったホスピタリティ面の強化も大きな特徴である。

2006年12月14日には一人用モード「ノックアウト・トライアル」を追加したVer.B2007年7月24日には対戦バランスの調整と「ビンゴフェスタ」を追加したVer.C2008年2月6日には「ノックアウト・トライアル2」と「公式オープンバトル」、各キャラクターの新コスチュームを追加したVer.Dへのバージョンアップがそれぞれ行われた。

また家庭用では、Ver.B準拠のPlayStation 3移植版が2007年2月8日発売、オンライン対戦対応でVer.C準拠のXbox 360版『バーチャファイター5 ライブアリーナ(Live Arena)』が2007年12月6日に発売された。

ゲームシステム[編集]

本作よりオフェンシブ・ムーブ(通称OM)という特殊行動が追加され、4で追加された避け行動はディフェンシブ・ムーブ(DM)として区別された。「攻撃的な移動」というコンセプトで「斜め前に移動する」「敵との距離で移動の角度が変わり、近いほど敵側面に移動する」等の性質を持つ。しかし常に被攻撃判定があるため扱いが難しく、ロケーションテストの段階から性能や入力に変更が加えられ、正式稼働後も幾度と無く調整を繰り返すこととなった。VF5FSにおいて最終的には「有利時に使用することで敵側面を取れる」という仕様に落ち着いたが、DMほどのインパクトはなく、対戦に新機軸を見出すには至らなかった。

また双方の投げと打撃が特定条件下で重なった場合に双方ともに不成立となる「相殺」、打撃技の空振り後等の特定条件下で入力直後に投げ技が成立する「0フレーム投げ」が存在したが、最新バージョンでは廃止されている。

なお、シリーズ通して重要な基本技でありながら「格闘技らしくない」という批判も少なからず存在した下段パンチが、本作ではキャラ固有のより戦闘的なモーションに変更されている。


バーチャファイター5 R[編集]

鷹嵐の復活と新キャラクターの空手家ジャン紅條の追加、そして対戦バランスのみならずゲームシステム全体の大幅な変更を行い、2008年7月24日より稼動開始。VERSION Aからはビンゴフェスタが復活、新たに2部構成となり、前半の1週間は全国のプレイヤーがビンゴを揃えることでビンゴパワーを集める「ビンゴデイズ」、後半の1週間は集めたビンゴパワーに応じて様々な特典が付いた状態でプレイできる「ハッピーデイズ」が実施される。VERSION Bからは、新たな期間限定イベントとして、全国のプレイヤーが4つの軍に分かれて所属軍ごとの戦績を競い合う「四神大戦」が追加された。


バーチャファイター5 ファイナルショーダウン[編集]

2010年7月29日より稼働を開始したVF5の最新バージョン。稼働に先駆け同年春のAOUアミューズメントエキスポで初公開され、同6月30日より都内の一部店舗でロケテストが開催されていた。通称はVF5FS。

「初心者にもわかりやすいシンプルさ」「側面攻防の奥深さ」「読み当てた時の爽快感アップ」を掲げ、ゲームシステムを一新。ガード時の複数投げ抜けに加えVF5最大の特徴だった0フレーム投げと相殺を廃止、さらに全キャラクター共通して投げコマンド方向がニュートラルと前後のみとなった。これにより、防御行動に関しては汎用性の高い「ガード投げ抜け」が主体となり初心者と中上級者の格差が縮んでいる。その一方で、0フレーム投げを多用していたプレーヤーは対戦スタイルを見直す必要性が生じた。

また初心者向けの調整として、咄嗟の回復入力が必要となる打撃技からのよろけ状態が大幅に削除されており、尻餅よろけなど初心者が対応しづらい技の多くがダウン技に変更されている。VF2からの伝統となる肘や中段キックからもよろけなくなったが、相手から後退するダッシュ中に特定の打撃がヒットすると回復困難なよろけ状態となる。

成功避けやオフェンシブムーブ後に必ず敵側面に移動できるようになり、側面攻防の機会が大幅に増えた。このため、ディフェンシブムーブは純粋な防御ではなく攻撃を意識した行動になったといえる。また全体的にコンボダメージが上昇していることに伴い、体力値が若干引き上げられている。

VF.NETの新コンテンツとして、Twitterとの連動機能も実装している。

2012年6月6日から家庭用(PS3/XBOX360)が、PlayStation NetworkとXbox LIVE arcadeのコンテンツにてダウンロード配信される。

ファミ通文庫刊行のライトノベル作品「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」のアニメ版において、ヒロインの七々々が本作をプレイするシーンが度々登場。よく似た架空のゲームではなく実際のプレイ動画をそのまま使用している。

ストーリー[編集]

第4回世界格闘トーナメント決勝戦、死力を尽くして戦う舜帝、影丸の前に乱入するデュラル。デュラル化された母、月影を止めるため、覚悟を決め自らの手でデュラルを破壊した影丸だったが、それは量産化された内の1体に過ぎなかった。この決勝戦での事件を受け、「J6」ではさらなる量産化デュラルの強化と、それに伴う新たな実験体の確保が叫ばれるようになった。そこで標的となったのが、ベネッサ・ルイス。第4回世界格闘トーナメントに参加中のベネッサを捕え、月影と同じようにデュラル化しようとするが、直前で何者かに救出されてしまう。ベネッサのデュラル化には失敗したが、解析した彼女の戦闘データから「J6」はさらなる高性能型「V-デュラル」の開発に成功する。その後「J6」は第5回世界格闘トーナメントの開催を計画。「V-デュラル」を投入し、その性能をテストする一方で、ベネッサを救出した内通者を誘き出そうとするのだった。「J6」の野望、そして格闘家たちの様々な思いを包み込んだ世界格闘トーナメントが再び始まろうとしていた……。

登場キャラクター[編集]

使用可能キャラクターは、VF4の15人に2人追加して17人に、VF5Rでさらに2人追加してシリーズ最多の19人になった。

  • 結城晶(ゆうき あきら)
  • パイ・チェン
  • ラウ・チェン
  • ウルフ・ホークフィールド
  • ジェフリー・マクワイルド
  • 影丸(かげまる)
  • サラ・ブライアント
  • ジャッキー・ブライアント
  • 舜帝(シュン・ディ)
  • リオン・ラファール
  • 梅小路葵(うめのこうじ あおい)
  • 雷飛(レイ・フェイ)
  • ベネッサ・ルイス
  • 日守剛(ひのがみ ごう)
  • ブラッド・バーンズ
  • エル・ブレイズ<VF5より新登場>
  • アイリーン<VF5より新登場>
  • 鷹嵐(たかあらし)<VF5Rより再登場>
  • ジャン紅條<VF5Rより新登場>

外部リンク[編集]

アーケード版
家庭用版