バンドホテル
座標: 北緯35度26分32.5秒 東経139度39分14.59秒 / 北緯35.442361度 東経139.6540528度
バンドホテル(BUND HOTEL)は、1929年から1999年まで横浜市中区新山下にあったクラシックホテル。
[編集] 解説
バンドとは岸壁や海岸通りという意味で、横浜港に沿った海岸通が中村川を渡る山下橋の橋詰南に面し、第二次世界大戦後に山下ふ頭と本牧ふ頭が埋め立てられるまで直接港の展望が開けていた。
黒澤明監督作品『姿三四郎』や赤木圭一郎主演作品『霧笛が俺を呼んでいる』の映画ロケ地となったほか、藤浦洸が淡谷のり子の『別れのブルース』の歌詞をこのホテルの部屋で書いた。また、五木ひろしの『よこはま・たそがれ』の「ホテルの小部屋」は同ホテルをイメージしたもので、いしだあゆみの『ブルーライトヨコハマ』は同ホテル内のナイトクラブ「シェルルーム(Shell Room)」の灯りがブルーのネオンだったからといわれている。
ナイトクラブのシェルルームは7階にあって、ジャズシンガー:ウィリー沖山が支配人兼歌手を務めていたことで知られ、その全盛期にはジャズやロカビリーのライブが盛んに行われて、デイヴ平尾、矢作俊彦など各界の名士も多数通った[1]。
このライブハウスに通っていた作曲家の中川博之の手で、当時、ホテルの社長夫人であった斉藤律子の詞による『さそり座の女』が生まれている[2]。また、TUBEや安全地帯が下積み時代にライブを行った。
バブル時代末期は株式投資に失敗し経営が悪化、1999年の5月に閉鎖。4月27日にはジョージ川口らによるお別れライブが開かれた。
クレイジーケンバンドが複数の楽曲の歌詞に登場させている。 サザンオールスターズが1984年7月7日にリリースしたアルバム『人気者で行こう』の収録曲『メリケン情緒は涙のカラー』の歌詞にも登場。
現在跡地にはMEGAドン・キホーテ山下公園店が建っている。
[編集] 脚注
- ^ SUNTORY SATURDAY WAITING BAR AVANTIホームページ 1998年9月26日放送
- ^ 「うたの旅人 横浜 数奇な運命をたどって 美川憲一「さそり座の女」」朝日新聞 be on saturday e1面、2009年6月13日付