バライロガモ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バライロガモ
バライロガモ
バライロガモ Rhodonessa caryophyllacea
保全状況評価[a 1][a 2]
CRITICALLY ENDANGERED
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
Status iucn3.1 CR.svgワシントン条約附属書I
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: バライロガモ属 Rhodonessa
: バライロガモ
R. caryophyllacea
学名
Rhodonessa caryophyllacea
(Latham, 1790)
和名
バライロガモ
英名
Pink-headed duck

バライロガモRhodonessa caryophyllacea)は、動物界脊索動物門鳥綱カモ目カモ科バライロガモ属に分類されるカモ。本種のみでバライロガモ属を形成する。

分布[編集]

インド北東部、ネパール中部、ミャンマー[1][2][3]

形態[編集]

全長62センチメートル[2]。翼長オス25-28.2センチメートル、メス25-26センチメートル[3]

虹彩は橙色[3]。後肢は暗赤色[2]

オスは後頭がやや隆起する[2][3]。頭部から後頸にかけての羽衣が淡赤紫色やピンク色で[3]、全身の羽衣は黒い[3]。次列風切の光沢(翼鏡)は橙がかったピンク色[3]。風切羽の外縁(羽縁)は淡赤色[2]

生態[編集]

森林内にある湿性草原湿原湖沼の周辺などに生息する[1][2]。数羽からなる小規模な群れを形成して生活する[3]。樹上に止まったり、潜水することはない[1][2][3]

食性は植物食で、ウキクサ科の植物などを食べる[2]

繁殖形態は卵生。丈が高い茂みの中に巣を作り、5-10個の卵を産む[1][3]

人間との関係[編集]

開発による生息地の破壊、乱獲などにより生息数は激減している[1][2]。インドでは1935年以降発見例がなく[1]、ネパールでも19世紀に絶滅したと考えられている[2]。ミャンマーでは1970年代に不確実な発見例があるものの、絶滅した可能性が高い[2]

参考文献[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f 今泉忠明 『絶滅野生動物の事典 4版』、東京堂出版、2003年、183-184頁。
  2. ^ a b c d e f g h i j k 小原秀雄・浦本昌紀・太田英利・松井正文編著 『動物世界遺産 レッド・データ・アニマルズ4 インド、インドシナ』、講談社2000年、169頁。
  3. ^ a b c d e f g h i j 黒田長久、森岡弘之監修 『世界の動物 分類と飼育 (ガンカモ目)』、財団法人東京動物園協会、1980年、69頁。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  1. ^ CITES homepage
  2. ^ The IUCN Red List of Threatened Species
    • BirdLife International 2009. Rhodonessa caryophyllacea. In: IUCN 2010. IUCN Red List of Threatened Species. Version 2010.4.