バニリル基

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バニリル基

有機化学においてバニリル(vanillyl)基は官能基の一つである。バニロイル(vanilloyl)基としても知られる。バニリル基を含む化合物バニロイド類と呼ばれ、バニリンバニリン酸カプサイシンバニリルマンデル酸英語版(VMA)などがある。

バニロイドの多く、特にカプサイシンは、一過性受容体電位バニロイド1型 (TRPV1英語版) 受容体に結合する。TRPV1はイオンチャネルであり自然状態では高温や酸性pHといった不快な刺激に応答する[1]。この作用はトウガラシを食べた後に経験する焼け付くような感覚の原因である。

食品工業以外では、ノニバミド英語版といったバニロイドがトウガラシスプレーに使用されている。

TRPV1に作用するその他のバニロイドにはレシニフェラトキシンやオルバニルがある。

脚注[編集]

  1. ^ Pingle, SC; Matta, JA; Ahern, GP (2007). “Capsaicin receptor: TRPV1 a promiscuous TRP channel”. Handb. Exp. Pharmacol. 179: 155–71. doi:10.1007/978-3-540-34891-7_9. ISBN 978-3-540-34889-4. PMID 17217056. 

関連項目[編集]