バニップ

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バニップBunyip)は、オーストラリアに棲んでいるとされる伝説上の怪物。日本では「バンニップ」の表記・発音でも知られている。

伝承[編集]

巨大なのような体形をしているが頭はで、固いを持つとされる。しかし、バニップは人を襲い食らう怪物で、目撃者はみな食い殺されるため、その姿を確実に知っている者はいないという。乾季の間は土に掘った穴の中に隠れ、雨季になると活動を始めるとされる。その鳴き声は「ブー」と唸るような響きがあり、雨期の間はあちこちでバニップの鳴き声が聞かれるという。

日本での情報[編集]

1994年にTBSで放映された『ミステリーパニック! 超常怪奇物を見た!!』(後に書籍化され出版)の中で、オーストラリアの怪物バンニップの骨がシドニー大学の博物館にあるという事で、日本からリポーターが訪問して現物を確認し、テレビの映像が流れた。その動物の頭骨は、眼窩[1]が額の中央に一つしかなく、上顎は萎縮し下顎は大きく突出していて歯もあった。同時に、その頭骨のものとされる、やはり一つ目の毛皮も公開されている。

以上のように、この骨や毛皮は伝えられるバンニップの姿とは全く異なっており[2]、番組でも、これは違うという意味の説明が行なわれた。実際には、上記の骨や毛皮は 単眼症の動物(おそらく馬)の可能性が強い。この頭骨や毛皮がバンニップとされた経緯はわからないが、日本語のインターネットサイトの中には、これらをバンニップとして紹介しているものもある。

その他[編集]

日本の特撮番組『ウルトラマンネクサス』では、日本国内で噂されるUMA都市伝説としてその存在が語られている。そこでも「バニップ」ではなく「バンニップ」と呼ばれた。

参考文献[編集]

  • TBSテレビ編 『超常怪奇物を見た!』 二見書房 1994年
  • 草野巧 『幻想動物事典』 新紀元社、1997年、243頁。

脚注[編集]

  1. ^ がんか。眼球が入る頭骨の空洞部分。
  2. ^ 番組中でもバンニップの想像図が出されたが、ネコ科動物に似た外見で、もちろん眼も二つあり、うろこ状の皮膚であった。