バトー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バトー(BATEAU/BATOU)は、漫画・アニメ作品『攻殻機動隊』に登場する架空の人物。映画『イノセンス』では主役を務める。TVアニメ版での声優は大塚明夫。ゲーム(PS)版『攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL』では小川真司。英語吹き替え版ではリチャード・エプカー。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。
[編集] 人物
公安9課に所属する男性型高出力義体を持つパワー型サイボーグ。身長187cm。「諜報戦のプロ」と豪語しているが、主に戦闘に特化した武闘派(戦闘型サイボーグ)であり、9課に所属する以前はレンジャー4課(陸上自衛軍レンジャー部隊)に所属し、海外での特殊な戦闘任務にも参加していた。
ほぼ全身を義体化したサイボーグであるが、草薙ほど義体化率は高くない。レンジャー4課時代に任務特化した特殊な義眼レンズ(センサーアレイや、サーモセンサー等を有する)を、9課移籍以降もそのまま残しており、小火器から重火器までの幅広い武器の扱いにも長けている。サイボーグの人工筋肉は発達しないにも関わらず筋トレが趣味であり、『S.A.C.』では脳まで筋肉にしないよう草薙からのツッコミを受けている。
原作版では、道の真ん中で車の解体(9課はその立場上、恨みを持っている犯罪者が多いため、セキュリティ等を怠ると車に爆弾を仕掛けられる可能性もある)を始めるなどのコミカルで少々下品な一面と、戦闘訓練所の教官として、教え子の死に激昂する一面などの性格のメリハリがより顕著に描かれている。草薙に対しては単なる同僚という程度。 劇場版では一貫してハードボイルドなキャラクターで、彼女に対して好意に近い特別な感情を抱いており、彼女への気遣いを怠ることはない。彼女のことを「少佐」と読んでいるが、彼女が死んだかと思われた際には、「素子〜」と名前を叫んだ。 「S.A.C.」シリーズでは、大まかには原作版に近い性格だが、劇場版と同じく草薙に対して特別な感情を持っている。また、メカに対しての個人的なこだわりや思い入れが非常に強く、タチコマは特定の一機を愛用したり、専用機に天然オイルを与えたりしている他、自家用車には年式の古いスポーツカー(ランチアのストラトスによく似た車)を好むなどの傾向がある。9課制式採用の拳銃を使わず、FNハイパワーの45口径モデルを愛用するなど、武器に対するこだわりもあるようである。
[編集] 各作品の特徴
- イノセンス
- 少女型ガイノイド「ハダリ」の暴走事件をトグサと共に追う。また、無類の犬好きで、セーフハウスにバセットハウンドのガブリエルを飼っている。
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX
- 機械類に対し並々ならぬ愛情を注ぐ傾向があり、搭乗するタチコマも特定の一機に限定している。愛用する銃はFNハイパワーM7カスタム(9課制式拳銃はセブロM5)。『タチコマな日々』で眼のレンズが取り外し可能となっているらしいというエピソードが紹介されている。筋トレ(義体の性能向上にはつながらない)が趣味で、様々な筋トレグッズを通販で購入している。トグサからの呼び名は「ダンナ」。度々ひょうきんな一面を見せることがある。
- 攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG
- 愛用しているレンズ状の義眼に関してレンジャー隊員特有の装備と説明される。
- 国連軍の一員として草薙、イシカワと作戦行動を共にする場面がある。この時イシカワに「新入りが」とののしられている。
- 攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society
- 草薙素子が失踪した後、荒巻からリーダー就任の要請があったが断っており、トグサが9課のリーダーとなった後から「個人的推論にのっとった捜査方針」による単独での行動が多くなった。その軋轢から、「訓練教官の職に専念するか、俺の指示で傀儡廻の捜査に加わるか」とトグサに窘められる場面も。失踪から2年が経っても草薙への想いを断ち切れずにいる。草薙こそが傀儡廻の正体なのではないかと疑念を抱きながらも、大阪の病院で草薙と出会ったことをトグサに報告しなかったりと、個人的な感情と職務の間で苦悩している。
- 攻殻機動隊1.5 HUMAN-ERROR PROCESSER
- 「FAT CAT」以外の話に登場。草薙が去った後の実質上のリーダー格。原作の彼は草薙に特別な好意を抱いていないので、葛藤や性格の変化はない。「MINES OF MIND Part.1」と「LOST PAST」においては電脳空間にて交際中の女性の存在も描かれている。髪型が各話ごとに違っている。
[編集] 関連項目
|
|||||||||||||||||||||||

