バグラム空軍基地

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
バグラム空軍基地
Bagram Air Base
070520-Bagram Airfield from the Air Traffic Control Tower's catwalk 3.jpg
IATA: BPMICAO: OAIX
概要
空港種別 軍用
所有者 Government of Afghanistan
運営者 アメリカ空軍
所在地 パルヴァーン州バグラーム
建設年 1976年
標高 4,895 ft / 1,492 m
座標 北緯34度56分46秒 東経069度15分54秒 / 北緯34.94611度 東経69.26500度 / 34.94611; 69.26500
滑走路
方向 全長 表面
m ft
03/21 3,003×55 9,852 舗装

バグラム空軍基地英語Bagram Air Base)とは、アフガニスタンパルヴァーン州バグラームにある軍用飛行場である。アメリカ空軍による接収が継続されている。アフガニスタンにおける最大規模のアメリカ軍基地となっている[1]

歴史[編集]

1976年、最初の滑走路が建設された。ソ連のアフガニスタン侵攻の際には1979年から1989年まで同基地は部隊や補給の重要拠点となった。

ソ連のアフガニスタン撤退後は北部同盟ターリバーンが同基地を奪い合った。ターリバーンは大砲迫撃砲の射程に同基地を収め続けた。北部同盟は同基地からソ連製のロケット弾FROG-7で首都カーブルを攻撃した。

アメリカ同時多発テロ事件に続くアメリカ合衆国のアフガニスタン侵攻で同基地はイギリス海兵隊特殊部隊SBSによって確保された。2001年12月までにフロリダ州から第10山岳師団ノースカロライナ州から第82空挺師団が派遣された。

2006年3月1日、南アジアを歴訪中だったジョージ・W・ブッシュアメリカ合衆国大統領ローラ・ブッシュ夫人が急遽同基地を訪問した[2]

アメリカ合衆国副大統領ディック・チェイニーが同基地を訪れていた2007年2月27日、自爆テロが行われた。チェイニーは無傷だったが、23人が亡くなり少なくとも20人が負傷した。攻撃が行われた後、ターリバーンのスポークスマンはこの攻撃がチェイニー副大統領を狙ったものであったこと、ウサーマ・ビン・ラーディンにより計画されたものであったことを明らかにした。

2009年3月4日、基地の外側で自動車爆弾が爆発、3人の市民が負傷した。同年6月21日早朝にはロケット弾攻撃により国際治安支援部隊(ISAF)に所属する2人の兵士が死亡、6人が負傷した[3]

2010年3月15日午前4時には武装勢力によるロケット弾攻撃でボスニア・ヘルツェゴビナ人消防士が死亡した。

同年5月18日、自動車爆弾による自爆攻撃で18人が死亡、19日にはターリバーンの戦闘員による襲撃が行われ9人の兵士が負傷、ターリバーン側は11人が死亡した[4]

2013年4月29日、ナショナル航空英語版の貨物機、ボーイング747-400BCFが離陸直後に墜落した。

駐機するA-10

付属収容所[編集]

空軍基地の付属施設として、長らくテロ容疑者の収容施設が設置されてきた。

虐待疑惑[編集]

2009年6月24日、BBCが同基地の元収容者に対して多数の虐待行為が行われていたと報道した。これについてアメリカ合衆国国防総省は虐待の疑惑を否定した[5][6]。同年11月には10代の少年2人が暴行を受けたり、裸にされて写真を撮られるなどの虐待を受けていたとワシントン・ポストが報じている[7]

アフガニスタン軍への移管[編集]

収容所の権限委譲は、主権の存在を象徴するものとしてアフガニスタン当局が強く求めてきた。2012年9月、3,000人以上の収容者に対する一部権限委譲が実現。引き続きアメリカ軍は、最小限として数百人規模(外国人容疑者を含む)の監視を続けてきたが、2013年3月25日、アフガニスタン軍への全面移管が実現した[8]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ 「利権と腐敗」に塗れた空軍基地にメス オバマ政権にとっての“基地問題””. 日経ビジネスオンライン (2010年7月20日). 2011年11月8日閲覧。
  2. ^ 米大統領、バグラム空軍基地訪問 - アフガニスタン”. AFP (2006年3月2日). 2011年11月8日閲覧。
  3. ^ Two die in US Afghan base attack”. BBC (2009年6月21日). 2011年11月8日閲覧。
  4. ^ タリバン、バグラム米空軍基地を襲撃 アフガニスタン”. AFP (2010年5月19日). 2011年11月8日閲覧。
  5. ^ アフガニスタン駐留米軍基地で虐待行為か、英BBCが報じる”. AFP (2009年6月24日). 2011年11月8日閲覧。
  6. ^ アフガン米基地で虐待とBBC 拘束のタリバンメンバーら”. 共同通信 (2009年6月25日). 2011年11月8日閲覧。
  7. ^ アフガン少年が虐待証言/オバマ政権でも、米紙報道”. 四国新聞 (2009年11月29日). 2011年11月8日閲覧。
  8. ^ “テロ容疑者収容所の管理権、米から全面移管 アフガニスタン”. AFPBB News (フランス通信社). (2013年3月25日). http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2935726/10496177 2013年3月30日閲覧。 

関連項目[編集]