バイオメカニクス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
バイオメカニクス(英語:biomechanics)とは、生物の構造や運動を力学的に探求したり、その結果を応用することを目的とした学問である。生体力学あるいは生物力学などと訳されることもある。
目次 |
概要 [編集]
バイオメカニクスの扱う範囲は個体単位から細胞単位まで幅広い。たとえば、骨や靱帯、腱などに対して材料力学や構造力学的な解析を行ったり、鳥や昆虫などの飛行・魚類などの遊泳、あるいは心臓・血管中での血液の流れなどを流体力学的に研究したり、といったことが含まれる。生物にヒントを得た機械などに関連する応用分野は、バイオニクス (bionics)あるいはバイオミメティクス(biomimetics) と呼ばれることもある。今後は人工臓器の開発などへの応用が期待されている。
実用例 [編集]
- サメの肌を模擬した特殊な模様の入った競泳用水着。
- フクロウの羽の構造から手掛かりを得た騒音を軽減する新幹線のパンタグラフ。
- カワセミのくちばしの形状を模してトンネルに入る際の騒音を軽減した新幹線のノーズ部分。
- ハスの葉の自浄効果(ロータス効果)から撥水する繊維や塗料など。
- カタツムリの殻の構造から手掛かりを得た防汚製品。
- 蚊の口の構造を模した無痛注射針。
- 蛾の目の構造を模した無反射フィルム。
- コオロギやタマムシの触角から手掛かりを得た好感度センサー。
関連項目 [編集]
外部リンク [編集]
|
|||||