ハーレーダビッドソン・ダイナ
ダイナ (Dyna) とは、アメリカのオートバイメーカー、ハーレーダビッドソンが製造しているオートバイシリーズの一種。ハーレーラインナップの中ではダイナファミリーと呼ばれている。
概要[編集]
V型ツインエンジンのFLとスポーツスターXLのフレームを合わせて誕生したFXを起源とし、専用のリアサスペンションとトランスミッションによりスポーティーな走りをする。エンジンはフレームにラバーマウントされているためバランサーはない。ハーレーダビッドソンの中で唯一FXDWGを除いてミッドコントロールとなっており、小柄な体格でも扱いやすくなっている。
ダイナファミリー[編集]
- FXDWG - ワイドグライドとも表記。ダイナで唯一フォワードコントロールを採用している。
- FXDF - ファットボブとも表記。
- FXDB - ストリートボブとも表記。
- FXDL - ローライダーとも表記。
- FXD - スーパーグライドとも表記。
- FXDC - スーパーグライドカスタムとも表記。
- FXDX - スーパーグライドスポーツとも表記。
- FLD - スイッチバックとも表記。
エピソード[編集]
フランシスコ法王は、ハーレーダビッドソン社製のオートバイを所有していることから、同社は2013年6月、創業110周年を記念して法王にスーパーグライドを進呈した。法王は、このオートバイを一度も乗ることなく、自らのサインをした上で慈善団体に寄付。2014年に慈善団体がオークションにかけたところ、21万1500ユーロ(約3000万円)で落札された。21世紀に製造されたオートバイとしては、最高額の取引事例となっている[1]。
出典[編集]
- ^ “法王のハーレー、3000万円で落札”. AFP (フランス通信社). (2014年2月7日) 2014年2月8日閲覧。