ハートの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜

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ハートの国のアリスシリーズ
ジャンル 恋愛アドベンチャーゲーム
ゲーム
対応機種 Windows98/Me/2000/XP、PS2、
PSP、PSVita、iOS、Android
修正パッチ あり
開発元 QuinRose
発売元 PC:QuinRose
PS2、PSP:プロトタイプ
キャラクターデザイン 中島みなみ(原案)、ひめりんご
シナリオ 五月攻
プレイ人数 1人
発売日 PC:2007年2月14日
PS2:2008年9月18日
PSP:2009年7月30日
iOS:2014年3月13日
Android:2014年5月2日
レイティング PC:全年齢対象
PS2、PSP:CEROC(15才以上対象)
iOS:12+
Android:ユーザー成熟度 - 中
キャラクター名設定
キャラクターボイス 主角以外フルボイス
ゲーム
ゲーム:アニバーサリーの国のアリス
〜Wonderful Wonder World〜
(PSP:ハートの国のアリス~アニバーサリーVer.)
(PSP:新装版ハートの国のアリス)
対応機種 Windows2000/XP/Vista、PSP
発売元 QuinRose
キャラクターデザイン 中島みつき、藤丸豆ノ介(新装版)
シナリオ 五月攻
プレイ人数 1人
発売日 PC : 2010年3月14日
PSP : 2011年7月28日
新装版 : 2013年10月31日
レイティング PC : 全年齢対象
PSP : CEROC(15才以上対象)
キャラクター名設定
キャラクターボイス 主角以外フルボイス
その他 ライセンス認証方式のため中古売買禁止
※2012年7月よりライセンス認証解除
ゲーム:おもちゃ箱の国のアリス
〜Wonderful Wonder World〜
対応機種 PSP
発売元 QuinRose
シナリオ 五月攻
プレイ人数 1人
発売日 2011年12月22日
レイティング CEROC(15才以上対象)
キャラクター名設定
キャラクターボイス 主角以外フルボイス
ゲーム:ハートの国のアリス
〜Wonderful Twin World〜
対応機種 PSP、PSVita
発売元 QuinRose
キャラクターデザイン 藤丸豆ノ介
シナリオ 五月攻
プレイ人数 1人
発売日 PSP:2014年5月29日
レイティング CEROD(17才以上対象)
キャラクター名設定
キャラクターボイス 主角以外フルボイス
漫画
漫画:ハートの国のアリス
原作・原案など QuinRose
作画 ほしの総明
出版社 マッグガーデン
掲載誌 月刊コミックブレイドアヴァルス
巻数 全6巻
漫画:ハートの国のアリス 〜My Fanatic Rabbit〜
原作・原案など QuinRose
作画 彩景でりこ
出版社 マッグガーデン
掲載誌 月刊コミックブレイドアヴァルス
巻数 全2巻
漫画:ハートの国のアリス 〜騎士の心得〜
原作・原案など QuinRose
作画 よぶ
出版社 一迅社
掲載誌 QuinRose
巻数 全1巻
漫画:ハートの国のアリス 〜恋する茨の迷宮〜
原作・原案など QuinRose
作画 栗原あおい
出版社 一迅社
掲載誌 月刊コミックZERO-SUM
巻数 全1巻
漫画:猫と初恋時間 ハートの国のアリス〜Wonderful Wonder World〜
原作・原案など QuinRose
作画 神門佑哉
出版社 宙出版
巻数 全1巻
漫画:ハートの国のアリス〜時計ウサギと午後の紅茶を〜前編
原作・原案など QuinRose
作画 藤丸豆ノ介
出版社 宙出版
巻数 既刊1巻
漫画:恋と嵐と花時計 ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜
原作・原案など QuinRose
作画 浅井西
出版社 宙出版
巻数 全1巻
漫画:ギニーピックと星夜の楔 ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜
原作・原案など QuinRose
作画 浅山メラコ
出版社 宙出版
巻数 全1巻
漫画:アニバーサリーの国のアリス 〜時計屋〜
原作・原案など QuinRose
作画 藤丸豆ノ介
出版社 一迅社
掲載誌 QuinRose携帯サイト
巻数 全1巻
小説
小説:ハートの国のアリス
〜The Scent of Roses〜 〜The Wind of Midnight〜
〜Memories of the Clock〜 〜Sunny Day Sunday〜
著者 魚住ユキコ
イラスト QuinRose
出版社 講談社
発売日 2008年2月5日~2011年7月1日
巻数 各1巻
小説:ハートの国のアリス 〜時計仕掛けの騎士〜
著者 小牧桃子
イラスト 文月ナナ、QuinRose
出版社 一迅社
発売日 2008年7月19日
巻数 全1巻
小説:ハートの国のアリス 〜ローズ・ティーパーティ〜
著者 館山緑
イラスト 文月ナナ、QuinRose
出版社 一迅社
発売日 2008年7月19日
巻数 全1巻
小説:ハートの国のアリス 〜ドリーム・ワーカー〜
〜リドル・オブ・キャット〜
著者 白川紗奈
イラスト 文月ナナ、QuinRose
出版社 一迅社
発売日 2011年7月20日、2011年11月19日
巻数 各1巻
小説:おもちゃ箱の国のアリス 〜ラヴァーズ・オア・ライアー〜
著者 白川紗奈
イラスト 文月ナナ、QuinRose
出版社 一迅社
発売日 2012年5月19日
巻数 全1巻
小説:ハートの国のアリス 〜迷える恋の冒険〜
著者 市川しんす
イラスト 藤丸豆ノ介、QuinRose
出版社 講談社
発売日 2014年4月3日
巻数 全1巻
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト ゲーム漫画ライトノベル
ポータル ゲーム漫画文学

ハートの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(ハートのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)は、2007年2月14日にQuinRoseから発売されたパソコン用恋愛アドベンチャーゲームで、不思議の国のアリスをモチーフとした乙女ゲーム作品のシリーズ第一作目。本項目ではハートのリメイク版である『アニバーサリーの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(アニバーサリーのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)、全体のファンディスクの『おもちゃ箱のの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜』(おもちゃばこのくにのアリス ワンダフルワンダーワールド)、ハート限定ファンディスクの『ハートの国のアリス 〜Wonderful Twinr World〜』(ハートのくにのアリス ワンダフルツインワールド)についても扱う。

概要[編集]

当初はこれまでのQuinRose作品とは別レーベル「QuinRose UnderGarden」制作の作品として発売されたが、スタッフはQuinRoseと共通。QuinRose初のシミュレーション要素やRPG要素のない、ノベル形式アドベンチャーゲームであり、同社一の看板長寿作品となった。シナリオは五月攻。原画はひめりんご[1]であったが、『新装版』と『ツイン』は『ダイヤの国のアリス』から原画担当を交代した藤丸豆ノ介。ハートはプロトタイプよりPS2とPSP、ボリュームアップ版である『アニバーサリーの国のアリス』、またそのPSP移植時にタイトルを改めた『ハートの国のアリス〜アニバーサリーVer.〜』など、移植やリメイク版の発売がシリーズ中最多の作品でもある。

PC版では推奨動作環境のバグ問題でユーザーから多くの問い合わせを受け、公式サイトでパッチが提供されている。が、このパッチで修正してもスチルコンプ不可能・パソコン停止などのバグが一部に残り、2012年6月現在も、完成されたパッチの公開・配布には至っていない。

ストーリー[編集]

自宅の庭で昼寝をしていた主人公は、二本足で走る“白ウサギ”―ペーター・ホワイトによって、不思議な世界に連れ去られてしまう。辿り着いたのは住人全てが何かしらの武器を携帯し、銃撃戦が日常茶飯事という、メルヘンなようでメルヘンではない世界―“ハートの国”。白ウサギから無理矢理に“ハートの小瓶”の中の謎の薬を飲まされ、元の世界に帰れなくなった主人公は「この世界は夢だから、覚めるまで楽しめばいい」と開き直り、行動を開始する。

アニバーサリー[編集]

基本的な流れや舞台などは、『ハート』と同じく設定されている。ただ、プレイヤーが序盤で選んだ滞在地所属のキャラクターとのみ、主人公が恋愛してきた『ハート』に対し、『アニバーサリー』と『新装版』には滞在地が違うとまた別の恋愛関係が発展するという“非滞在ルート”が、各キャラクターに大体3つずつ作られ、大幅な追加要素となった。

ツイン[編集]

『クローバー』とはまた別の、恋人になったキャラクターとのその後を描いたハート限定のファンディスク。開始時には既に主な住人とは友人関係となっている。しかし、なぜか帽子屋屋敷には見覚えのない門番―“ハンプティ”と“ダンプディ”がおり、本人達は勿論、主人公以外の住人は誰1人として違和感を持ってはいないという。そんなある日、主人公は住人達全てを少しずつ狂わせる“嵐”が間もなく到来すると知らされる。

おもちゃ箱[編集]

本作と同社の別作品―『魔法使いとご主人様』の2つの世界観の設定で、各キャラのシナリオを楽しめるファンディスク。本作のアナザーストーリー―原作バージョンではジョーカーの国で暮らす主人公が、ある理由から突然滞在地を長期離れ、仮滞在地から恋人であるキャラクターと接することになるという番外編。もう一方―学園バージョンでは、『魔法使いとご主人様』の舞台―“シンフォニア高位魔法学校”の世界に『ジョーカー』までの登場キャラクターを置き換えて展開する、パロディ作品。

登場人物[編集]

詳しくは登場人物を参照。

アリス=リデル (Alice Liddell)
- 釘宮理恵(劇場版アニメ・一部ドラマCDのみ)
名前は変更可能。
自称、根暗で卑屈なリアリストの主人公。実姉―ロリーナを完璧視しており、複雑なコンプレックスを抱えている。
背を覆う長いストレートヘアに、ハートが1つ付いた大きめのリボンを頭頂部で蝶結びにしている。普段はのワンピースにのエプロンを掛けたエプロンドレス
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは一転、幼いころの母との死別や家族構成に変わりはないものの、家族仲は良く、至って円満。悩みといえば、義務教育の終了を間近に控えながら未だ定まっていない進学先であった。が、久々に突如襲来した幼馴染みのストーカー―ペーター=ホワイトにより、雲上の名門校―“シンフォニア高位魔法学校”入学の切符をもたらされる。限りなく黒に近い手配だと知りつつも、全寮制に否定的だったロリーナの説得に十分な一流校であったことから遂に入学を決意し、シンフォニアでの生活を始める。

主な役持ち[編集]

この世界において、顔がハッキリと誰にでも見え、高い戦闘力や身体能力・特殊技能を持つ、数少ない特権階級のキャラクター。皆フルネームとは別に通り名か、それに変わる役職名を持つ(詳しくは作中用語の項目参照)。また、『おもちゃ箱』の学園バージョンではキャラクターが本編で愛用している武器はほぼ全て、杖に代わって魔法使用を助けるマジックアイテムの1つ―魔法媒体であり、特に銃器は引き金を引くだけで呪文の詠唱なく魔法を撃ち出せる改造品とされている。

ブラッド=デュプレ (Blood Dupre)
声 - 小西克幸
広大な領地を有するマフィア―“帽子屋”ファミリー(領土の項目参照)のボス。主人公の元恋人である家庭教師と瓜二つの容姿だが、性格は大きく異なる。夜と薔薇と紅茶を愛し、にんじんが大嫌いで、趣味は夜のお茶会。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、シンフォニアの不良のほとんどが集まるとされる寮―“帽子屋寮”の“寮長”を務める学生。結束堅い帽子屋寮の、絶対のルールとして君臨するカリスマ。しかしならず者のトップを自称してはいるが、どこか貴族的な整った顔立ちをしている。
エリオット=マーチ (Elliot March)
声 - 最上嗣生
三月ウサギ”の通り名を持つ、帽子屋ファミリーのNo.2。かつて大罪―友人の時計の破壊を犯して投獄されていたが、ブラッドによって脱獄。以来、ウサギであることは完全否定で“ブラッドの犬”を自称している。出会いから程なくして主人公に自身の怪我を気遣われたことで感激し、すっかり懐いてしまう。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、帽子屋寮の“副寮長”を務める学生。本編同様のブラッドの懐刀として、寮長業務の多くやルール違反者への制裁などの荒事を、嬉々として代行している。
トゥイードル=ディー、トゥイードル=ダム (Tweedle Dee,Tweedle Dum)
声 - 福山潤(2役)
登場作品:ハート&アニバーサリー&新装版、クローバー、ジョーカー、おもちゃ箱、ダイヤ&ミラー、劇場版
“血まみれの双子(ブラッディ・ツインズ)”の二つ名を持つ、“帽子屋屋敷”(領土の項目参照)の雇われ門番達。年上の主人公を「お姉さん」と呼んで慕い、暇さえあれば子供であることを盾に甘え、仕事をサボッて遊んで欲しがる。
青い服と瞳で休暇にこだわり、ハキハキ喋るのがディー。ピンクがかった赤い服と瞳でお金にこだわり、のんびりした口調なのがダム。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、帽子屋寮の警備を務める双子。主人公にとって年齢的には年下に当たるので可愛がってはいるが、入学順的に上級生に当たる。“ツインズ”の通称で、エリオットとの追い掛けっこ中の破壊行為や、ボリスとの箒レースによる校内暴走などでも有名な悪戯好きの問題児。しかし青年の姿への変身魔法を難なく成し遂げてしまう、天才児でもある。
ビバルディ (Vivaldi)
声 - 甲斐田裕子
ハートの国での“ゲーム”の“主催者”(作中用語の項目参照)である、“ハートの城”(領土の項目参照)の艶やかな“ハートの女王”。可愛いぬいぐるみ集めの趣味や自室を知るのは極一部、ブラッドが実弟であることを知る者はほぼ皆無という謎の多い美女。大の紅茶派で、他の花は認めない程に赤い薔薇の生花を好む。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは生徒の代表組織―“自治会”の会長と、自治会室を構える寮―“赤薔薇寮”の寮長を兼任する研究生。その高貴な美貌と堂々たる風格から“赤薔薇の女王”の二つ名で多くの崇拝者を持つが、実はこちらでも正真正銘の某国の女王。
ペーター=ホワイト (Peter White)
声 - 宮田幸季
ハートの城の宰相を務める“白ウサギ”。主人公を愛し、一番愛されていると公言して止まないストーカー電波ウサギ。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、主人公の幼馴染み。愛する主人公との学園生活を夢見るあまり、自らが在籍するシンフォニアへの主人公の入学を、グレーゾーンな手段で整えてしまう。自治会の“書記”と赤薔薇寮の副寮長を兼任する明晰さでクールビューティとして名高い潔癖症の優等生だったが、主人公の入学後はやはりストーカーになった為、日々周囲を呆然とさせている。業務をサボりがちなビバルディやエースに代わって働く、自治会の貴重な働き手。
エース (Ace)
声 - 平川大輔
ハートの城の軍事責任者で、“ハートの騎士”。だが、自室に辿り着くのも難しいほどの迷子癖があり、常時テント生活。鍛錬と称し、出会うたびに双子と戦っては負けなしの、剣技の持ち主。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、主人公の上級生に当たる赤薔薇寮の学生。魔法使いながら体術にも優れ、その強さで日々学園の不正を取り締まる役員―自治会の“風紀委員”を務めるが、よくペーターをおちょくっては乱闘騒ぎを起こしたり、学園の器物を破壊している。また迷子癖も相変わらずで、全寮制の学園にも関わらず常にテント生活を送っている。
ボリス=エレイ (Boris Airay)
声 - 杉山紀彰
チェシャ猫”の通り名を持つ、“遊園地”(領土の項目参照)の居候の猫。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、主人公のクラスメイト。要領と面倒見の良さは相変わらずで頼りになる反面、自身が寮長を務める寮―“遊園地寮”の至る所に仕掛けられた傍迷惑なトラップの数々は、ほぼ全てがボリスの改造。ツインズと並ぶ説教常連組。
メリー=ゴーランド (Mary Gowland)
声 - 堀内賢雄
ハートの国の遊園地オーナーにして、“侯爵”。音楽をこよなく愛る気持ちとは裏腹に、演奏の腕は壊滅的。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは現代魔法史の教師で、主人公のクラス担任。その性格により、教職員ながら遊園地寮に自室を構えているため、寮監も兼ねている。包容力に溢れた教師として人気は高いが、演奏の腕前は本編同様であることから遊園地寮の音楽室には誰も近付かず、ゴーランドの占有スペースとなっている。
ユリウス=モンレー (Julius Monrey)
声 - 子安武人
ハートの国の中立地帯―“時計塔”(領土の項目参照)の主で、通称は“時計屋”だが、“葬儀屋”とも揶揄されている。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、不正を取り締まる学園所属の組織―風紀委員の“委員長”と、教職員専用寮を経て生徒寮になった寮―“塔”の生徒を纏める寮長を兼任する研究生。お堅い塔でも屈指の真面目人間で、よく塔の奥の研究室に篭っている。研究内容も、魔法に全てを丸投げしがちなルーンビナス国内にあって、手作業がほとんどな機器の修繕であることから、偏屈扱いされている。
ナイトメア=ゴットシャルク (Nightmare Gottschalk)
声 - 杉田智和
『ハート』『アニバーサリー』では、眠っている主人公の夢に現れ、夢を司る“夢魔”。
『おもちゃ箱』の学園バージョンでは、塔の保健室に常駐する学校医。塔の教職員管理者でありながら、あまりの病弱さと仕事嫌いで、常にグレイに世話を焼かせている。高度な空間魔法を難なく操り、魔法使いとしても医師としても有能な人物だが、実は初級の魔法がほとんど使えないと噂されている。
ハンプティ (Humpty)
声 - 岡本信彦(2役)
年齢:20歳そこそこ
登場作品:ツイン
“狂った卵(マッド・エッグズ)”や“狂った双子(マッド・ツインズ)”と通称されている、帽子屋屋敷の門番の片割れ。もう1人の門番であるダンプティとは容姿・年齢・行動パターンなど全てが違うが、双子とされている。しかし偶に2人揃うと、自身達が卵であることや、何でも卵関連に持ち込む話題が尽きぬ程、ダンプティとは仲良く大好きな塀の上で語り合っている。本人達はもちろん周囲にも長年の帽子屋屋敷の門番として、ハートの国に主人公が連れ込まれて以来の付き合いであると認識されている。が、主人公には双子の基礎的なパーソナルデータ以外の、共に過ごした思い出がないので違和感だらけ。それにより主人公には、パートナーとして自らに最も相応しい美しさを兼ね備えていると感じて積極的に好意を口にしているものの、からかわれていると取られており本気にされてはいない。美しいものに目がなく、自分が大好きという大変なナルシストで、自らを「この世で最も美しい卵」と豪語している。そのため、何かというと人目を集めようとしたり、注目を浴びていないことにキレる度に騒動を起こすので、確かに美青年ではあるものの、領民には敬遠されている。いかにも軟派な風情で誰にでもフランクな物言いだが、率直過ぎて馴れ馴れしくもあり、派手好き。
襟足だけ肩下まで伸ばされた髪は、左の一房だけ白いメッシュが入っている。軍服風のジャケットや帽子・パンツ・編み上げブーツはダンプティと揃いだが、色違い。下の黒いシャツの胸元は開け、青紫のスカーフタイも緩く巻いているだけで、着崩し気味。割れた卵のトップが付いたペンダントは、卵のモチーフを中央に配した両刃の巨大な斧になるが、ハンプティの美意識としては金色の銃の方がお気に入りで、斧を携帯しているのは上司命令。また、卵のモチーフには目がない。
ダンプティ (Dumpty)
声 - 岡本信彦(2役)
年齢:〜16歳
登場作品:ツイン
ハンプティと並び称されている、帽子屋屋敷の双子の兄弟門番。ハンプティの激しい性格や言動を、大好きな“不気味さ”と捉えて好いているが、双子だからといって同じである必要はないと互いに考えており、別々の人間としてそれぞれの個性を尊重している為、仲は良いが基本的には別行動。一見するとハンプティよりも品行方正かに見えるが、実はオカルト寄りなマッドサイエンティストで、自室に併設した研究室でよく怪しい実験に耽っては爆発騒ぎや人体実験などの騒動を起こす。外見年齢の割りにやや表情に乏しく、飾り気のない言動で自己主張はハッキリとする性格から、主人公には真面目だが妙に落ち着き払った印象を与えている。しかしハンプティの不気味さを見たいがために、何かとハンプティを焚き付ける発言をすることは多い。所属的には敵対しているが、ボリスと仲が良い。
ハンプティより青味掛かった髪は、右の一房だけ白いメッシュが入っている。色違いのジャケットや帽子・パンツ・編み上げブーツだが着崩しているハンプティとは対照的に、赤紫のスカーフタイなどをきっちり身に着けている。卵のモチーフを中央に配した両刃の巨大な斧が、右耳に下げた割れた卵のピアスになった時には、無意識に指で弄ぶ癖がある。
解放を強く望む者の夢に、手足の生えた大きな卵の姿でハンプティと共に現れて、自身達も卵から孵して貰うべくそれを手助けする役割を持つ。それにより“王座”を目指すよう、夢で主人公を騒々しく追い立てる。

その他[編集]

ロリーナ=リデル (Rolina Liddell)
声 - 神田みか
登場作品:ゲーム各回の回想、劇場版
リデル家三姉妹の長女。主人公が慕い憧れる実姉であり、最大のコンプレックス。
イーディス=リデル (Edith Liddell)
声 - たなか久美
リデル家三姉妹の三女。
キング / ハートの王 (King)
人の良さ気な初老の男性で、ハートの城の王。あまりの影の薄さから、たびたびその存在を忘れられる。

主題歌[編集]

全ての曲において、作詞は五月攻、作曲はが担当。

オープニングテーマ「Wonderful Wonder World」 歌 - ヒサノ
エンディングテーマ「be in decline」 歌 - 勝杏里「Reminiscences」 歌 - ヒサノ「Day in Day out」 歌 - ヒサノ(PS2版では「底なしの世界」 歌 - 且優矢「賛美」 歌 - QuinRose「あなたに花を」 歌 - ヒサノ)

CD[編集]

全ての曲において、作詞は五月攻、作曲はが担当。

イメージアルバム[編集]

  • Eternal Alice エターナル・アリス
  1. Wonderful Wonder World - 歌:ヒサノ
  2. Reminiscences - 歌:ヒサノ
  3. Day in Day Out - 歌:ヒサノ
  4. be in decline - 歌:勝杏里
  5. Play by the Rules - 歌:ヒサノ
  6. Star and Dance - 歌:ヒサノ
  7. Correct Direction - 歌:ヒサノ
  8. Song of Love -Alt Lyrics- - 歌:宮田幸季
  9. 近くて遠く - 歌:ヒサノ
  10. An Excuse - 歌:ヒサノ
  11. Alice's Dream 〜ハートの国のアリスBGM MIX〜
  12. Reminiscences -Alt Lyrics- - 歌:平川大輔
  13. Song of Love - 歌:ヒサノ

ドラマCD[編集]

  • ハートの国のアリス ラジオドラマCD 全4巻
  • ラジオの国のアリス〜 Wonderful Wonder Radio〜 ラジオドラマCD 全3巻

関連書籍[編集]

漫画[編集]

マッグガーデン発行(月刊コミックブレイドアヴァルスにて連載)
ほしの総明作画 
  • ハートの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜
  1. ISBN:978-4861275173(2008年7月10日)
  2. ISBN:978-4861275807(2009年1月10日)
  3. ISBN:978-4861276323(2009年6月10日)
  4. ISBN:978-4861276835(2009年12月10日)
  5. ISBN:978-4861277412(2010年6月10日)
  6. ISBN:978-4861277986(2010年12月15日)
彩景でりこ作画  篠月あうる構成
  • ハートの国のアリス 〜My Fanatic Rabbit〜
  1. ISBN:978-4861278020(2010年12月15日)
  2. ISBN:978-4861278853(2011年8月12日)
栗原あおい作画 一迅社発行(ZERO-SUMオンラインにて連載中)
  • ハートの国のアリス 恋する茨の迷宮 ISBN:978-4758058001(2013年3月25日)

アンソロジーコミック[編集]

一迅社発行 藤丸豆ノ介 作画
  • アニバーサリーの国のアリス〜時計屋〜 ISBN:978-4758054935(2010年3月25日)
一迅社発行(QuinRose携帯サイトにて連載)
佐倉リコ作画
  • ハートの国のアリス〜帽子屋と深夜のお茶会〜
  1. ISBN:978-4758055710(2010年12月25日)
  2. ISBN:978-4758056281(2011年7月25日)

の革命〜 ISBN:978-4758056892(2012年2月25日)

恋愛おとぎ話
同社の他作品『アラビアンズ・ロスト』『クリムゾン作品二作』も含むアンソロジー
  • 恋愛おとぎ話〜Toy Box〜 藤丸豆ノ介作画 ISBN:978-4758054294(2009年8月25日)
  • 恋愛おとぎ話〜ハッピー・アソート〜 アツキ緑化作画 ISBN:978-4758054737(2009年12月25日)
  • 恋愛おとぎ話〜ショコラ・ドラジェ〜 茶々屋トネ作画 ISBN:978-4758054911(2010年2月25日)
  • 恋愛おとぎ話〜ローズ・プティクール〜 カワハラ恋作画 ISBN:978-4758054959(2010年3月25日)
  • 恋愛おとぎ話〜シャンパン・カーニバル〜 S.濃すぎ作画 ISBN:978-4758055222(2010年6月25日)
宙出版発行(ミッシィコミックス)
藤丸豆ノ介 作画
  • アリスin Junk Box〜藤丸豆ノ介アリスシリーズ短編集〜 ISBN:978-4776737230(2014年3月22日)
  • ハートの国のアリス〜時計ウサギと午後の紅茶を〜前編 ISBN:978-4776737711(2014年7月19日)
神門佑哉作画 
  • 猫と初恋時間 ハートの国のアリス〜Wonderful Wonder World〜 ISBN:978-4776737247(2014年3月22日)
浅井西作画 
  • 恋と嵐と花時計 ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜 ISBN:978-4776737704(2014年7月19日)
浅山メラコ作画 
  • ギニーピックと星夜の楔 ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜 ISBN:978-4776737698(2014年7月19日)

小説[編集]

講談社X文庫ホワイトハート発行
魚住ユキコ著 
  • ハートの国のアリス 〜The Scent of Roses〜 ISBN:978-4062865142(2008年2月5日)
  • ハートの国のアリス 〜The Wind of Midnight〜 ISBN:978-4062865579(2008年7月4日)
  • ハートの国のアリス 〜Memories of the Clock〜 ISBN:978-4062865678(2008年11月5日))
  • ハートの国のアリス 〜Sunny Day Sunday〜 ISBN:978-4062866880(2011年7月1日)
藤丸豆ノ介作画 市川しんす
  • ハートの国のアリス 〜迷える恋の冒険〜 ISBN:978-4062868167(2014年4月3日)
文月ナナ作画 一迅社文庫アイリス発行
小牧桃子
  • ハートの国のアリス 〜時計仕掛けの騎士〜 ISBN:978-4758040174(2008年7月19日)
館山緑
  • ハートの国のアリス 〜ローズ・ティーパーティ〜 ISBN:978-4758040495(2009年2月20日)
  • ハートの国のアリス 〜ドリーム・ワーカー〜 ISBN:978-4758042512(2011年07月20日)
  • ハートの国のアリス 〜リドル・オブ・キャット〜 ISBN:978-4758042765(2011年11月19日)
  • おもちゃ箱の国のアリス 〜ラヴァーズ・オア・ライアー〜 ISBN:978-4758043281(2012年5月19日)

その他[編集]

エンターブレイン発行
  • ハートの国のアリス 〜Wonderful Wonder World〜 公式ビジュアルファンブック ISBN:978-4757736559(2007年7月2日)
宙出版発行
  • Wonderful Wonder Book Alice Archives RedCover ハート&クローバー&ジョーカーの国のアリス 公式副読本 ISBN:978-4776795643(2010年2月10日)
  • Wonderful Wonder Book Alice Archives Greencover 〜ハート&クローバー&ジョーカーの国のアリス SS&イラスト集〜 ISBN:978-4776795681(2010年5月10日)
  • 新装版ハートの国のアリス〜Wonderful Wonder World〜 公式ファンブック ISBN:978-4776796299(2013年11月22日)
アニメイトでは有償ドラマCD、ステラワース・とらのあな・アニメガではオリジナルブロマイドなどが購入時に店舗特典として付属。
  • ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜 公式ファンブック ISBN:978-4776796381(2014年7月19日)

各店舗別の購入特典に加え、発売日と同時開催のグッズフェアではブロマイドやサイン色紙が購入時に付属。

映画[編集]

  • 劇場版ハートの国のアリス〜Wonderful Twin World〜

2011年7月公開。2012年2月DVD発売。

ミュージカル[編集]

  • ミュージカル「ハートの国のアリス」

2015年2月4日-11日までスペース・ゼロにて行われる予定。

脚注[編集]

  1. ^ ひめりんご本人はblogにて「2008年2月付近から一切関与していない」と明言しているが、QuinRoseサイドからの発表はない

関連項目[編集]

外部リンク[編集]