ハーシェル・リゴレー彗星

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ハーシェル・リゴレー彗星
35P/Herschel-Rigollet
彗星
周期彗星の一覧 / 非周期彗星の一覧
発見
発見者  カロライン・ハーシェル
ロジェ・リゴレー
発見日  1788年12月21日
1939年7月28日
符号・別名  35P/1788 Y1, 1788II Herschel;
1939 O1, 1939 IX
軌道要素 - IAUNASA
元期 1939年8月5日
離心率 (e)  0.974
近日点距離 (q)  0.74 AU
軌道長半径 (a)  28.843 AU
遠日点距離 (Q)  56.9[1] AU
公転周期 (P)  155
軌道傾斜角 (i)  64.207°
近日点引数 (ω) 
昇交点黄経 (Ω) 
前回近日点通過  1939年8月9日
次回近日点通過  2092年3月16日

ハーシェル・リゴレー彗星(35P/Herschel-Rigollet)は、1788年12月21日にイギリススラウカロライン・ハーシェルが発見した短周期彗星である。

1789年の接近[編集]

ハーシェル・リゴレー彗星は1788年12月21日にカロライン・ハーシェルが最初に発見し、その日の夜遅く、兄のウィリアム・ハーシェルが直径5,6分とM57より大きく、明るい星雲のように見えると記している。

この年12月から翌年1月にかけて、この彗星はグリニッジ天文台ネヴィル・マスケリンパリ天文台シャルル・メシエによっても観測された。マスケリンは1789年2月5日にこの彗星を観測し、記録が残る最後の観測者となった。

1789年にピエール・メシャン、1922年にマルガレッタ・パルマーによってこの彗星の取り得る軌道が計算された。パルマーは、観測結果と最も一致する軌道は軌道周期1,066年の楕円軌道であると考えた。

1939年の接近[編集]

フランスロジェ・リゴレーは1939年7月28日にこの彗星を再発見した。中央集光のある拡散状で8.0等級と記述された。翌日、トリノ天文台のアルフォンソ・フレッサとヤーキス天文台ジョージ・ファン・ビースブルックによって、この発見は確認された。8月を過ぎると彗星は徐々に暗くなり、最後に観測されたのは1940年1月16日だった。

1939年の再発見後、彗星の軌道はコペンハーゲンのJens P. MollerやバークレーのKatherine P. Kaster、Thomas Bartlettらによって再計算され、近日点は1939年8月9日だったと推定された。この軌道を基に、ハーバード大学天文台リーランド・カニンガムは、この彗星はハーシェルが1788年に発見した彗星と同一であると主張した。

最終的な軌道の計算は2度の接近の75の観測に他の惑星による摂動を加えて、1974年にブライアン・マースデンによってなされ、軌道周期は155年で近日点は1939年8月9日だったことが確定した。

地球への最接近[編集]

  • 1788年11月4日 - 地球から0.80天文単位
  • 1939年7月30日 - 地球から0.82天文単位

出典[編集]

  1. ^ JPL Small-Body Database Browser: 35P/Herschel-Rigollet”. Jet Propulsion Laboratory (1940年). 2010年3月1日閲覧。

外部リンク[編集]


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