ハンブルクSバーン

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S-Bahn Hamburg

ハンブルクSバーン(ドイツ語: S-Bahn Hamburg)とは、ドイツハンブルク都市圏における都市高速鉄道網(Sバーン)の名称である。SバーンとともにU-BahnAKN鉄道が中心となりハンブルクとその周辺部の公共鉄道網を構成している。

概要[編集]

ハンブルクSバーンはドイツ鉄道子会社であるハンブルクSバーン社(S-Bahn Hamburg GmbH)によって運行されている。現在は1997年に設立されたDBレギオノルトが直接責任義務を負っている。従業員数は1,100人で、他に清掃など子会社の従業員が300人いる。ハンブルクのSバーンのシンボルマークは2007年まで他のドイツの大都市と異なり赤をベースにした物が使用されていた。

  • 総営業距離:144km
  • 駅数:68駅
  • 年間旅客輸送量:200百万人[1]
  • 電化方式:直流1,200V 第三軌条方式、交流15kV16 2/3Hz 架空電車線方式(S3の一部区間)

歴史[編集]

1910年頃のハンブルク周辺の鉄道・トラム網
第3軌条方式
ハンブルク・ダムトア駅のS-Bahn

ハンブルクSバーンは1906年プロシア鉄道省(Prussian Eisenbahndirektion)によってHamburg-Altonaer Stadt- und Vorortbahnとしてアルトナ郊外のブランケネンゼー(Blankenese)、アルトナ、ハンブルクを結んで蒸気機関車牽引の客車列車によって開業している。翌年の1907年10月1日より電化により最初の電車が走った。1908年1月29日よりブランケネン・オールスドルフ間で電車が導入されている。その後、運営主体の変化や路線の拡張などが行われた。

1924年ベルリンでは環状線と郊外線が開業したが1930年には、都市高速鉄道網(Schnellbahn)の略称であるS-Bahnの名称が作られ使用されるが、1934年からはハンブルクでもドイツ帝国鉄道がハンブルク・アルトナ都市郊外鉄道(Hamburg-Altonaer Stadt- und Vorortbahn)の路線でS-Bahnの名称が明示され使用されている。また、1930年代に入り開業から30年間が経過し新しい鉄道インフラの導入の必要性が出てきた。ベルリンSバーンでは1924年より電化が進行しているが、第三軌条方式による直流電化方式750Vが採用された。当時のドイツ帝国鉄道は加速を改善するため、交流電化方式を廃しハンブルクSバーンではベルリンと同方式で電圧は直流電化方式の1,200Vを採用すること決めた。電化方式が異なるため現在でもベルリンSバーンとハンブルクSバーンの車両には互換性がない。

最初の直流電車ET171形が1939年に配備され、1940年7月に本格的な運用が開始されたが、第二次世界大戦の影響により交流電車はその後も併用され、1955年まで残っていた。ハンブルクSバーンは1950年代1960年代を通じて拡張が行われ郊外へ路線網が広がっていった。1965年ハンブルク運輸連合が発足すると、U-Bahnや路線バス網などと統合された運賃体系や運行体系が整備され1967年からはS1~S6の系統番号が整備された。1970年代から1980年代にかけては郊外部への路線がさらに整備されていった。2007年に開業したS3の延伸区間は架空電車線方式が採用され再び交流電化方式が使われることになり474系電車複電圧対応車が登場している。2008年12月12日にはハンブルク国際空港への路線が開業している。

使用車両[編集]

ハンブルクSバーンでは3両1編成の電車編成(EMUs)が使用されており、第三軌条方式が採用されているが一部架空線電化区間に対応した編成も使われている。併結し6両編成での運用や最大3編成9両で運用されている。

  • 過去の車両
    • 470系(製造年1959年~1970年・引退2002年・中間車870系)
    • 471系(製造年1939年~1958年・引退2001年・中間車871系)
  • 営業車両
    • 472系(製造年1974年~1984年・中間車473系)
    • 474系(製造年1996年~・中間車874系)

2001年までハンブルクSバーンでは都市鉄道としては珍しく2クラス制で、1等車は2等車より50%割り増しの運賃が必要であった。 現在運用されている、472系と474系はそれぞれ異なった系統で使用されている。474系はS1、S11、S3、S31、472系はS2、S21の系統で運用されている。S3がステード(Stade)へ延伸されたことにより、新しい複電圧車が配置されている。複電圧車は474系に区分され、集電装置が中間車に追加され交流電化15kVの架空線電化区間に対応している。

474系電車導入時はハンブルクSバーンの以前の塗装であるベージュにマリンブルーの配色であったが、交通赤色と呼ばれるドイツのSバーン車両の標準色に代わっている。472系も登場時は以前のSバーンの塗装であった。現在ではベルリンSバーンのみ独自の塗装を採用している。

路線網[編集]

ハンブルクSバーンの路線網は総延長144kmで、合計68の駅がある。S1、S21、S3、S31の4つのメインとなる系統とピーク時にのみ運行されるS11、S2の6系統で構成されている。中心部のトンネル区間("City-S-Bahn")ユングフェルンシュティーク(Jungfernstieg)を経由する電車は1桁の系統番号が振られ、Verbindungsbahn、ダムトーア駅を経由する電車は2桁の系統番号が振られている。

路線網

脚注[編集]

  1. ^ Hamburger Abendblatt (Hrsg.): Rekordzahlen bei den Fahrgästen. In: Hamburger Abendblatt vom 22. Januar 2009. URL: http://www.abendblatt.de/daten/2009/01/22/1019003.html Abgerufen am 22. Januar 2009

外部リンク[編集]