ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダー

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ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーHanke-Henry Permanent Calendar)は、2012年グレゴリオ暦の不合理を是正する改暦案のひとつとして考案された、太陽暦に属する暦法である。

概要[編集]

ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーは、1996年に考案された「ボブ・マクリノンズ・リフォームド・ウィークリー・カレンダー」をベースにして、スティーブ・ハンキ(Steve Hanke)とリチャード・コン・ヘンリー(Richard Conn Henry)によって考え出された。各四半期ごとの日数を91日ずつにし、四半期の初日の曜日をすべて同じにしたものであるが、「閏週案」(じゅんしゅうあん)という新しい概念を導入したもので、おおよそ5~6年に一度53週目が挿入される。閏週の挿入はグレゴリオ暦での1月1日または12月31日のどちらかが木曜日の年に行われる。

このような曜日を固定する概念や各四半期ごとの日数を91日ずつにする案は世界暦でも提案されているが、各四半期は30日、30日、31日の3か月で構成され、閏週は年末、12月31日の翌日からの1週間として付加される。

グレゴリオ暦にあり、ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーにない日付は1月31日5月31日7月31日8月31日10月31日であり、グレゴリオ暦になく、ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーにある日付は(平年の)2月29日2月30日、6月31日、9月31日である。

暦表[編集]

ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーの暦表(カレンダー)を以下に示す。

1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
2月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
3月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
4月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
5月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
6月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
7月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
8月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
9月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30
11月
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30
12月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
追加週(extra week)
1 2 3 4 5 6 7

利点と欠点[編集]

ハンキ=ヘンリー・パーマネント・カレンダーの利点と欠点は以下のとおりである。

利点[編集]

  • 同じ日付は常に同じ曜日となり(例えば、1月1日は常に日曜日である)それをバビロニアの時代から数千年の伝統を持つ「週=7日間」のサイクルを断絶せずに運用できる。
  • 「○月の第×△曜日」のように、月と週、曜日によって移動する日付を定義する必要がない。成人の日(1月第2月曜日)は常に1月9日となるし、敬老の日(9月第3月曜日)は常に9月19日となる。
  • 四半期の長さがグレゴリオ暦に比べて均等である(グレゴリオ暦は90日~92日)。
  • 月の長さも30日と31日の2通りしかなく、グレゴリオ暦に比べて均等である(グレゴリオ暦は28日、29日、30日、31日の4通り)。
  • グレゴリオ暦からの移行も、1月1日が日曜日となる年(例えば2012年)から始めれば比較的スムーズである。
  • グレゴリオ暦と比べ、1年の平均日数が平均太陽年に近くなり、完全に補正することも可能となる。

欠点[編集]

  • 13日の金曜日が1年に必ず4回あること(グレゴリオ暦では1回~3回)。これは(特に英語圏・フランス・ドイツの)キリスト教徒にとっては深刻な問題である。
  • 天文学的な現象(たとえば春分)が暦日と大きくずれる。
  • 住宅ローンなどの支払いが長期にわたる商品では、追加の1週間によって利子の計算などの処理が複雑になる可能性がある。
    • 給与家賃など月ごとに支給・支払いを行うケースでも、同じように追加週期間の計算が煩雑となる。
  • 53週目を挿入するタイミングが「○で割り切れる年」や「○で割り切れて△で割り切れない年を除く」などの単純なものではないため、現行グレゴリオ暦の併用も必要となる。

外部リンク[編集]