ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士

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ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士(ハム・ソーセージ・ベーコンせいぞうぎのうし)とは、国家資格である技能検定制度の一種で、都道府県知事(問題作成等は中央職業能力開発協会、試験の実施等は都道府県職業能力開発協会)が実施する、ハム・ソーセージ・ベーコン製造に関する学科及び実技試験に合格した者をいう。 なお職業能力開発促進法により、ハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士資格を持っていないものがハム・ソーセージ・ベーコン製造技能士と称することは禁じられている。1級合格者は職業訓練指導員 (食肉科)試験の実技試験と学科試験の関連学科が免除され、2級合格者は実技試験が免除される。

級別[編集]

1級、2級がある。

実技作業試験内容(ハム・ソーセージ・ベーコン製造作業)[編集]

  • 1級
    • 作業試験
      • 脱骨した豚肩肉を肩ロース、肩ばら、腕及びすねの4部位に分割し、生肉販売用食肉、ショルダーベーコン及びショルダーハム用原料食肉、多目的な加工用赤肉に整形する。
      • ソーセージをスライスし、包装を行う。
      • ピックルの調製を行う。
      試験時間=1時間5分
    • 要素試験:ハム類、ソーセージ類及びベーコン類の材料、製品等の判別について行う。試験時間=26分
  • 2級
    • 作業試験
      • 脱骨した豚肩肉を肩ばら、腕及びすねの3部位に分割し、すじ引き等を行う。
      • ソーセージをスライスし、包装を行う。
      試験時間=35分
    • 要素試験:ハム類、ソーセージ類及びベーコン類の材料、製品等の判別について行う。試験時間=18分

関連項目[編集]