ハミルトン郡 (オハイオ州)

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オハイオ州ハミルトン郡
オハイオ州ハミルトン郡の紋章
郡章
ハミルトン郡の位置を示したオハイオ州の地図
郡のオハイオ州内の位置
オハイオ州の位置を示したアメリカ合衆国の地図
州のアメリカ合衆国内の位置
設立 1790年[1]
郡名の由来 アレクサンダー・ハミルトン
郡庁所在地 シンシナティ
最大都市 シンシナティ
面積
 - 総面積
 - 陸
 - 水

1,069 km2 (412.63 mi2)
1,051 km2 (405.91 mi2)
17 km2 (6.72 mi2), 1.63%
推計人口
 - (2011年)
 - 密度

800,362人
763人/km2 (1,976.7人/mi2)
標準時 東部: UTC-5/-4
ウェブサイト www.hamilton-co.org

ハミルトン郡: Hamilton County)は、アメリカ合衆国オハイオ州の南西隅に位置するである。2010年国勢調査での人口は802,374人であり、2000年の845,303人から5.1%減少した[2]。人口では州内第3位の郡である。郡庁所在地シンシナティ市(人口296,943人[3])であり、同郡で人口最大の都市でもある。

ハミルトン郡はケンタッキー州インディアナ州にも跨るシンシナティミドルタウン大都市圏に属している。郡名はアメリカ合衆国財務長官を務めたアレクサンダー・ハミルトンに因んで名付けられた[4]

歴史[編集]

ハミルトン郡の大半は当初ジョン・クリーブス・シムズが所有し測量されており、シムズ買収地の一部だった。1788年、最初の開拓者がオハイオ川を下って入り、ロザンティビル(後のシンシナティ市)とクリブスの町を設立した。

ハミルトン郡は1790年に北西部領土第2の郡として設立された。当時の領域にはオハイオ州の約8分の1が含まれ、人口は約2,000人だった(残っていた数少ないインディアンは含まず)。その後領域内から他の郡が設立され、現在の大きさになった。1830年代と1840年代に急成長し、多くのドイツ人アイルランド人移民が入ってきた。

南北戦争の間の1863年夏、モーガンの襲撃南軍騎兵隊によるケンタッキー州からの侵入)が起こり、郡内北部を通過した。

郡政府[編集]

シンシナティ市ブロードウェイ800のビル、郡の少年裁判所と家庭裁判所が入っている

郡政委員会は3人の委員で構成されている。1963年から郡の日々の運営のために管理官を雇用している。

その他の選挙で選ばれる役人は監査官、検察官、保安官、技師、記録官、財務官、検死官がいる。

ハミルトン郡記録官(左)と財務官の章 ハミルトン郡記録官(左)と財務官の章
ハミルトン郡記録官(左)と財務官の章

地理[編集]

アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、郡域全面積は412.63平方マイル (1,068.7 km2)であり、このうち陸地405.91平方マイル (1,051.3 km2)、水域は6.72平方マイル (17.4 km2)で水域率は1.63%である[5]

特徴的な地形[編集]

ハミルトン郡はオハイオ川とその支流が作る斜面によってなだらかな丘陵の地形ができている。グレートマイアミ川、リトルマイアミ川、ミル・クリークも丘陵や渓谷の形成に関わっている。

郡境にあるマイアミ郡区にはオハイオ州で最も標高が低い地点があり、そこからオハイオ川がインディアナ州に流れ込んでいる。最低地点の標高はマークランド・ダム上流の水位であり、455フィート (139 m) である[6]

郡内最高地点はコールレイン郡区のランプケ埋め立て地であり、1,045フィート (319 m) である。

交通[編集]

主要高規格道路[編集]

I-71.svg 州間高速道路71号線、I-74.svg 同74号線、I-471.svg 同471号線、I-275.svg 同275号線が郡内を通っている。州道のノーウッド・ラテラルとロナルド・レーガン・ハイウェイが東西方向の幹線になっている。

鉄道[編集]

CSXトランスポーテーションノーフォーク・サザン鉄道、レイルアメリカ、アムトラックが郡内を通っている[7]

シンシナティ市のスカイライン、南西のケンタッキー州からオハイオ川越しに見る

隣接する郡[編集]

人口動態[編集]

人口推移
年度 人口
1800 14,692
1810 15,258 3.9%
1820 31,764 108.2%
1830 52,317 64.7%
1840 80,145 53.2%
1850 156,844 95.7%
1860 216,410 38.0%
1870 260,370 20.3%
1880 313,374 20.4%
1890 374,573 19.5%
1900 409,479 9.3%
1910 460,732 12.5%
1920 493,678 7.2%
1930 589,356 19.4%
1940 621,987 5.5%
1950 723,952 16.4%
1960 864,121 19.4%
1970 924,018 6.9%
1980 873,224 −5.5%
1990 866,228 −0.8%
2000 845,303 −2.4%
2010 802,374 −5.1%
2011(推計) 800,362 −0.3%
U.S. Decennial Census
2011 estimate
ハミルトン郡の地価、2011年の平方フィート当たり米ドル価格

以下は2000年国勢調査による人口統計データである。

基礎データ

  • 人口: 845,303人
  • 世帯数: 346,790 世帯
  • 家族数: 212,582 家族
  • 人口密度: 2,075人/km2(801人/mi2
  • 住居数: 373,393軒
  • 住居密度: 354軒/km2(917軒/mi2

人種別人口構成

年齢別人口構成

  • 18歳未満: 25.8%
  • 18-24歳: 9.6%
  • 25-44歳: 29.7%
  • 45-64歳: 21.5%
  • 65歳以上: 13.5%
  • 年齢の中央値: 36歳
  • 性比(女性100人あたり男性の人口)
    • 総人口: 91.1
    • 18歳以上: 86.8

世帯と家族(対世帯数)

  • 18歳未満の子供がいる: 30.2%
  • 結婚・同居している夫婦: 43.4%
  • 未婚・離婚・死別女性が世帯主: 14.3%
  • 非家族世帯: 38.7%
  • 単身世帯: 32.9%
  • 65歳以上の老人1人暮らし: 10.6%
  • 平均構成人数
    • 世帯: 2.38人
    • 家族: 3.07人

収入[編集]

収入と家計

  • 収入の中央値
    • 世帯: 40,964米ドル
    • 家族: 53,449米ドル
    • 性別
      • 男性: 39,842米ドル
      • 女性: 28,550米ドル
  • 人口1人あたり収入: 24,053米ドル
  • 貧困線以下
    • 対人口: 11.8%
    • 対家族数: 8.8%
    • 18歳未満: 16.2%
    • 65歳以上: 8.7%
ハミルトン郡図

郡区[編集]

ハミルトン郡は下記13の郡区に分割されている。

  • アンダーソン
  • コールレイン
  • コロンビア
  • クロスビー
  • デリー
  • グリーン
  • ハリソン
  • マイアミ
  • ミルクリーク(廃止)
  • スプリングフィールド
  • シカモア
  • シムズ
  • ホワイトウォーター

都市[編集]

[編集]

  • アディストン
  • アンバリービレッジ
  • アーリントンハイツ
  • クリーブス
  • エルムウッドプレース
  • イーブンデール
  • フェアファックス
  • グレンデール
  • ゴルフマナー
  • グリーンヒルズ
  • リンカーンハイツ
  • ロックランド
  • マリーモント
  • ニュータウン
  • ノースベンド
  • テラスパーク
  • ウッドローン

国勢調査指定地域[編集]

  • ブルージェイ
  • ブレコン
  • ブリッジタウン
  • キャンプデニソン
  • チェリーグローブ
  • コールドストリーム
  • コンコードヒルズ
  • コーブデール
  • デリーヒルズ
  • デルシャー
  • デント
  • ディロンベイル
  • ドライリッジ
  • ドライラン
  • ダンラップ
  • エリザベスタウン
  • フィニータウン
  • フォレストビル
  • フルートヒル
  • グランドビュー
  • グロースベック
  • フーブン
  • ケンウッド
  • ラブランドパーク(部分)
  • マック
  • マイアミハイツ
  • マイアミタウン
  • モンフォートハイツ
  • マウントヘルシーハイツ
  • ニューボルティモア
  • ニューバーリントン
  • ニューヘイブン
  • ノースブルック
  • ノースゲイト
  • プレーンビル
  • プレザントヒルズ
  • プレザントヒルズラン
  • プレザントヒルズランファーム
  • レミントン
  • ロスモイン
  • セイラムハイツ
  • ショーニー
  • シャーウッド
  • シックスティーンマイルスタンド
  • スカイラインエーカーズ
  • テイラークリーク
  • ターピンヒルズ
  • ホワイトオーク

未編入の町[編集]

  • マウントセントジョセフ

教育[編集]

高等教育機関[編集]

1819年設立のシンシナティ大学、卒業生のマイケル・グレイブスが設計した工学研究センター、4気筒エンジンのように見える
マイアミ・ホワイトウォータ森、1949年にハミルトン郡公園地区に加入した2つ目の公園、広さは4,279エーカー (17 km2)
  • シンシナティ芸術アカデミー
  • オハイオ・シンシナティ芸術大学
  • アセニウム・オブ・オハイオ
  • マウントセントジョセフ・カレッジ
  • チャットフィールド・カレッジ
  • シンシナティ・クリスチャン大学
  • シンシナティ死体処理学カレッジ
  • 州立シンシナティ工科コミュニティカレッジ
  • ゴッズバイブル・スクール・アンド・カレッジ

公共教育学区[編集]

公共の初等・中等教育は多くの独立教育学区が管轄している。また郡の職業訓練教育学区であるグレートオークス工科職業開発大学が補間している。これに様々な宗教会派の教区学校が加わる。ローマ・カトリック教会シンシナティ大教区が、108の小学校と22の中学校、を運営しており、国内第9位の私立教育体系ができている。シンシナティの公立学校入学者の71%はアフリカ系アメリカ人であり、郊外部にある教育学区は圧倒的に白人が多い。

レクリエーション[編集]

ハミルトン郡はシンシナティとの協業で、シンシナティ・ハミルトン郡公共図書館システムを運営しており、本館と41の支所がある。ハミルトン郡公園地区が郡内にあり、多くの保護地や教育施設を運営している。その中でも大きな公園は、マイアミ・ホワイトウォータ森、ウィントン森林、シャロン森林である。

脚注[編集]

  1. ^ Ohio County Profiles: Hamilton County (PDF)”. Ohio Department of Development. 2007年4月28日閲覧。
  2. ^ Quickfacts.census.gov - Hamilton County - accessed 2011-12-06.
  3. ^ Quickfacts.census.gov - Cincinnati, Ohio - accessed 2011-12-06.
  4. ^ Hamilton County data”. Ohio State University Extension Data Center. 2007年12月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年4月28日閲覧。
  5. ^ Census 2010 U.S. Gazetteer Files: Counties”. United States Census. 2011年11月5日閲覧。
  6. ^ Markland”. United States Army Corps of Engineers: Louisville District. 2012年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年12月16日閲覧。
  7. ^ of Cincinnati

外部リンク[編集]

座標: 北緯39度12分 西経84度32分 / 北緯39.20度 西経84.54度 / 39.20; -84.54