ハチ公バス

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渋谷区役所前に集うハチ公バス(2010年10月撮影)

ハチ公バス(ハチこうバス)は、渋谷区東急トランセ淡島営業所京王バス東永福町営業所及びフジエクスプレスに委託して運行しているコミュニティバスの愛称。 正式名称は渋谷区コミュニティバスではあるが、一般公募から渋谷駅前の待ち合わせスポットとして知られている忠犬ハチ公にちなみ、ハチ公バスという愛称が付けられた。利用客向けの案内の多くにはこの愛称が使われている。

目次

[編集] 路線

表参道ヒルズ停留所
(渋谷区神宮前

運賃は大人、小児問わず1人100円均一。現金と専用の回数券(2000円で2100円分の乗車が可能)とPASMO(相互利用のSuicaモバイルSuicaを含む)が使用できる。東京都シルバーパスは使えない。

[編集] 夕やけこやけルート(恵比寿・代官山循環)

ハチ公バス 夕やけこやけルート(2代目車両)
(東急トランセ受託:2011年6月撮影)

2003年3月28日より運行を開始、区南部の恵比寿・代官山方面へ毎時15 - 20分間隔で運行されている。運行開始当初はこの路線のみでルート名はなかったが、2004年9月2日より後述の「春の小川ルート」が運行を開始し、いずれも同型の車両を使用することや渋谷区役所前が起点である事から、利用者の混同を防ぐ為に同日より「夕やけこやけルート」というルート名が付いた。なお、このルート名は、童謡「夕焼小焼」の作曲者である草川信が音楽教師をしていた長谷戸小学校の前を走ることに因むものである。運行担当は東急トランセ淡島営業所。車両は運行当初は6台配置され、5台使用・1台予備の体制をとっていたが、のちに神奈川県内の他系統で使用されていた同型車も転入したため銀色に赤帯の東急バス標準色も見られ、2007年秋の時点では8台が配置されていた。2008年から2代目ポンチョに順次置き換えられ、2008年現在、車両は6台配置、5台使用・1台予備の体制となっている。

ルートは8の字を描くようになっているため、目的地によっては大回りを強いられることがある。このため、交点の「恵比寿区民施設」停留所で乗り継ぎ利用することが可能と案内されている。降車の際に乗務員から乗継乗車券を受け取ることで、乗り継ぎ先のバスの運賃は不要となる。2009年3月16日より運賃の支払いにPASMOが使用できる。

[編集] 春の小川ルート(本町・笹塚循環)

ハチ公バス 春の小川ルート(2代目車両)
(京王バス東委託:2010年10月撮影)

2004年9月2日より運行を開始、北西部の本町・笹塚方面へ毎時30分間隔で運行される。童謡「春の小川」のモチーフとなった河骨川の流れていた富ヶ谷を経由し、本町・笹塚地区を循環運行するが、4系統の中で唯一渋谷駅に乗り入れない(丘を越えてルートは渋谷区役所に乗り入れない)。17.本町区民施設→21.六号大通りの間は、都内のコミュニティバス路線の中でも特に狭隘な道路を通過し、路上駐車・駐輪があるとバスが通行できないことがあるため、交通整理員が添乗する。運行担当は京王バス東永福町営業所。車両は運行当初は4台配置され、3台使用・1台予備の体制をとっていたが、2010年から2代目ポンチョに順次置き換えられ、2010年現在、車両は7台配置、6台使用(丘を越えてルートと共通運用)・1台予備の体制となっている。

ルートのループ部は一方通行のため、笹塚方面から本町方面および渋谷区役所方面から渋谷駅方面へ向かう場合は大回りを強いられることになる。このため、「幡ヶ谷不動尊」停留所および「富ヶ谷」停留所で乗り継ぎ利用することが可能と案内されている。降車の際に乗務員から乗継乗車券を受け取ることで、乗り継ぎ先のバスの運賃は不要となる。2010年9月16日より運賃の支払いにPASMOが使用できる。

[編集] 神宮の杜(もり)ルート(神宮前・千駄ヶ谷ルート)

ハチ公バス 神宮の杜(もり)ルート
(フジエクスプレス受託:2008年3月撮影)

2008年平成20年)2月29日より運行を開始、北東部の表参道・神宮前・代々木方面へ毎時15分間隔で運行される。運行担当はフジエクスプレスで、車両は8台配置、7台使用・1台予備の体制となっている[1]

ハチ公バスとして初めて、開業当初からPASMOが利用できる。系統の愛称は公募によって神宮の杜(もり)ルートと命名された。


現在この路線が走る「明治神宮」-「表参道」間ではかつて、大正時代に開業した路線バス「表参道バス」が運行されていた[2]

[編集] 丘を越えてルート(上原・富ヶ谷ルート)

ハチ公バス 丘を越えてルート
(京王バス東受託:2011年4月撮影)

2010年7月1日より運行を開始、区西部の上原・富ヶ谷方面へ毎時20分間隔で運行される。開設当初からPASMOが利用できる。運行担当は京王バス東永福町営業所で、車両は7台配置、6台使用(春の小川ルートと共通運用)・1台予備の体制となっている。系統の愛称は沿線に立地する古賀政男音楽博物館にちなみ、公募(85名・151点の応募による)によって古賀の作品の一つである丘を越えてルートに命名された。[3][4]4系統の中で唯一渋谷区役所に乗り入れない(春の小川ルートは渋谷駅に乗り入れない)。「富ヶ谷」停留所では降車の際に渋谷区役所へ行く春の小川ルートへの乗り継ぎ券を発行している。

  • 渋谷駅西口→東急百貨店本店前→松濤美術館入口→東大前→東大裏→富ヶ谷二丁目→富ヶ谷交差点→上原一丁目(富ヶ谷図書館入口)→上原二丁目(上原出張所入口)→古賀音楽博物館→代々木上原駅→古賀音楽博物館→上原小学校→上原二丁目南→はつらつセンター富ヶ谷(東海大学)→望星高校→富ヶ谷→富ヶ谷一丁目→神山→東急百貨店本店前→渋谷駅西口


[編集] 車両

春の小川ルート(手前)と夕やけこやけルートの車両が並ぶ(2007年5月撮影)

車両は日野自動車製のポンチョを使用しており、神宮の杜(もり)ルートでは水色をベースにした2代目ポンチョ(ロングボディ)、夕やけこやけルートでは赤色をベースにした2代目ポンチョ(ショートボディ)、春の小川ルートおよび丘を越えてルートではオレンジ色をベースにした2代目ポンチョ(ショートボディ)に、それぞれマンガ太郎デザインによるハチ公をモチーフとしたイラストが描かれている。夕やけこやけルートの初代車両(東急)と春の小川ルートの初代車両(京王)では塗装が多少異なっており、東急車の方がボンネットのクリーム色の面積が広かった。またバンパー右の数字(社番の一部)は東急は1ケタ(新車は4桁)だったのに対して京王は3ケタ、側面のプレートは東急が赤地、京王が白地に青字で識別していた。

なお、夕やけこやけルートで使われていた初代ポンチョ車両が経年を迎えたことから、2008年3月末までに2代目ポンチョに順次置き換えられた。春の小川ルートで使われていた初代ポンチョ車両についても経年を迎えたことから、2010年9月16日までに2代目ポンチョに順次置き換えられた。

[編集] かつて使われていた車両

[編集] ハチ公バスのうた

ハチ公バスのうた』は、当バスをテーマとした楽曲である。ミュージシャンの松浦美佳 (MIKA) が作詞・作曲し、武内洋子と原宿少年少女合唱団により歌唱されている。2006年7月18日から車内放送に使用されているほか、渋谷区内のすべての小学校で校内放送としても使用されている。音源は商品化されていないが、楽曲製作者により地元図書館へCDが寄贈されている。[5]

[編集] 脚注

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  1. ^ 「ハチ公バス、3路線目は「神宮前・千駄ヶ谷ルート」-29日運行開始」シブヤ経済新聞 2008年2月15日
  2. ^ 神宮前五丁目 『原宿 1995』 コム・プロジェクト 穏田表参道商店会 平成6年12月25日発行 p60
  3. ^ ハチ公バス公式サイトより(2010年10月4日閲覧)
  4. ^ しぶや区ニュース:2010年10月1日号(第1186号)(2010年10月4日閲覧) (PDF)
  5. ^ 外部リンク「ハチ公バスのうたアニメ」を参照。

[編集] 外部リンク


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