ハイルブロンの怪人
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ハイルブロンの怪人(ハイルブロンのかいじん、ドイツ語: Heilbronner Phantom, 英語: Phantom of Heilbronn)とは1993年から2008年にかけて、ドイツをはじめヨーロッパ各地で起きた、殺害事件を含む40件[1]の犯罪現場でのDNA採取で検出された同一のDNAから推定された、架空の犯人。
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[編集] 犯人像
2007年の5月25日に、ドイツのバーデン=ヴュルテンベルク州ハイルブロン市で女性警官が殺害された。この事件の捜査中、現場で採取されたDNAが他の事件の現場でも続々と発見され、さらにフランスやオーストリアでもこのDNAが検出されたため、連続殺人事件とみなされるようになった。当時のドイツ警察局発表によると、犯人は女性である可能性が高く、東欧の犯罪組織との関係や麻薬取引にも関わっているともされる。その他にも、数言語を操ると思われる、とされていた。2009年1月、ドイツ警察は30万ユーロの懸賞金をかけ[2]、犯人逮捕に全力を挙げた。
[編集] 真相
ところが2009年2月以降になって、少年が窃盗目的で学校に侵入した事件の際にもこのDNAが検出されるなど、明らかにつじつまの合わない事例が続出するようになった。
そのため捜査当局が改めて調べ直してみたところ、2009年3月27日になって、問題のDNAは、捜査に使用する綿棒を納入していた業者の従業員のものであり、一連の事件とは何の関わりもないことが判明した。
警察はすべての捜査をやり直すと表明、事件は振り出しに戻った[1]。
[編集] その他
ドイツの新聞フランクフルター・アルゲマイネは、この出来事について「戦後のドイツ警察の歴史で最もお粗末」と批判している[3]。
[編集] 脚注
- ^ a b The Phantom of Heilbronn, the tainted DNA and an eight-year goose chase - タイムズオンライン
- ^ Reward for 'phantom killer' reaches record €300,000 - The Local, 2009年1月13日付け記事
- ^ 凶悪犯の正体、実は綿棒=DNA汚染で捜査混乱-独 2009年3月30日付 時事ドットコム
[編集] 関連項目
- プラヴォ・ヤズディ(アイルランド警察が創り出した架空の交通違反者)