ハイアットホテルアンドリゾーツ

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ハイアット ホテルズ アンド リゾーツHyatt Hotels and Resorts)は、アメリカ合衆国に本拠地を置く国際的なホテルグループである。現在、ハイアット、アンダーズなどのブランドで、世界各地で500軒以上のホテルを展開している[1]

Hyatt Regency, Hongkong, Tsim Sha Tsui

概要[編集]

ハイアット リージェンシー ケルン

創設者はシカゴの大資産家であるプリツカー家で、1957年カリフォルニア州ロサンゼルスで一軒のホテルを買収したことからハイアットの歴史が始まった。

1962年にはそれまでに買収した数件のホテルを経営する会社としてハイアット・コーポレーション(Hyatt Corporation)を設立。その後1969年にはアメリカ合衆国カナダカリブ海地域以外の国々でホテルを運営する別会社のハイアット・インターナショナル・コーポレーション(Hyatt International Corporation)を設立した。

現在、双方はシカゴを拠点とするグローバル ハイアット コーポレーションにより運営されている。

2009年11月5日に、ハイアット・ホテルズは、ニューヨーク証券取引所に上場。財務の健全さが評価された。

ブランド[編集]

現行ブランド[編集]

ハイアットには以下のブランドがある。

パークハイアット (Park Hyatt)
隠れ家的コンセプトを持つ、300室以下のスモール・ラグジュアリホテル。客室数が少ない分きめ細かなサービスができることが特徴である。
アンダーズ (Andaz)
新しいタイプの高級なデザインホテル。「アンダーズ」はヒンディー語で「パーソナルスタイル」を意味する[2]。ブランド誕生は2007年と比較的新しい[3]
グランドハイアット (Grand Hyatt)
伝統的なグランドホテルの雰囲気を現代的にアレンジした、格調高いインテリアとサービスが特徴である。300室以上の規模を持つ大型ホテル。
ハイアットリージェンシー・ホノルル
(1986年には日本の麻布建物が取得して話題となった)
ハイアットリージェンシー (Hyatt Regency)
ハイアット創業以来の基軸ブランドで、地方都市にも展開しビジネスやレジャーに幅広く対応しているのが特徴である。とくに、1967年に開業したハイアットリージェンシーアトランタで初めて用いられた巨大なアトリウムは大きな反響を呼び、以後ハイアット・リージェンシーの特徴として、アトリウムを持つホテルを多く展開した。
ハイアット (Hyatt)
200 - 600室のフルサービスホテル。主要都市の中級ホテルと競合するクラス。
ハイアットリゾート (Hyatt Resort)
リゾート地に立地するホテル。施設に応じてパークハイアット、グランドハイアット、ハイアットリージェンシーのブランドと併用されるほか、立地によってはリゾート&スパなどの名称が用いられることもある。
ハイアット プレイス (Hyatt Place)
全室スイートのリミテッドサービスホテル。
ハイアット ハウス (Hyatt House)
キッチンなどを備えた滞在型オールスイートホテル。過去ハイアット サマーフィールド・スイーツ、ホテルシエラなどと呼ばれた。
ハイアット レジデンス クラブ (Hyatt Residence Club)
タイムシェア型のリゾート・オーナーシップ。

かつて運営していたブランド[編集]

U.S.フランチャイズ システムズ
ホーソン スイーツ、マイクロテル、アメリカズ・ベスト・インズをフランチャイズ経営。2008年7月に売却された。

世界各国での展開[編集]

日本[編集]

パークハイアット東京
グランドハイアット福岡

ハイアットリージェンシー[編集]

ハイアットリージェンシー東京
東京都新宿区小田急と提携して1980年昭和55年)にハイアットが日本に初進出したホテルで、新宿新都心に立地する高層ホテル。旧名称はホテルセンチュリーハイアット、センチュリーハイアット東京。
ハイアットリージェンシー大阪
大阪市住之江区。都心から離れた大阪南港に立地するコンベンションホテル。見本市会場インテックス大阪に隣接。旧名称はハイアットリージェンシーオーサカ。
ハイアットリージェンシー京都
京都市東山区。旧京都パークホテルをモルガン・スタンレーが買収して開業。
ハイアットリージェンシー福岡
福岡市博多区福岡地所と提携したホテルで、マイケル・グレイヴス設計の個性的な建物が特徴。
ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ
神奈川県箱根町森トラストによる旧グランフォーレ強羅ホテルを、モルガン・スタンレーが買収して開業し、2010年平成22年)7月5日に香港の新鴻基地産が買収した。

グランドハイアット[編集]

グランドハイアット東京
東京都港区六本木ヒルズ内。森ビルが所有するホテルで、六本木ヒルズ内に立地。
グランドハイアット福岡
福岡市博多区キャナルシティ博多内。福岡地所と提携したホテルで、旧カネボウ工場跡地を再開発したキャナルシティ博多内に立地。

パークハイアット[編集]

パークハイアット東京
東京都新宿区新宿パークタワー内。東京ガスと提携した超高層ホテルで、新宿パークタワーの高層部を占める。

アンダーズ[編集]

アンダーズ東京
東京都港区虎ノ門ヒルズ内。グランドハイアット東京と同じく森ビルが所有する超高層ビルの高層部を占める。

かつて存在したホテル[編集]

ホテルセンチュリーハイアット名古屋
名古屋市中村区。小田急との提携による2号店で、名古屋駅から徒歩4分の場所に立地。ハイアットリージェンシーのカテゴリーにもかかわらず、115室の小規模ホテルとして開業した。小田急の撤退後は、地元資本のナカモアコーホテルズと提携してソフィテル・ザ・サイプレス名古屋として営業した後、2011年平成23年)4月からザ サイプレス メルキュールホテル名古屋と改称して営業している。
ハイアット・レジデンシャルスイート福岡
福岡市早良区にある、長期滞在用のサービスアパートメント。2012年6月1日より、ザ・レジデンシャルスイート・福岡と改称。

新規開業予定ホテル[編集]

ハイアットリージェンシー那覇沖縄
沖縄県那覇市。敷地面積約4600平方メートル、地上18階建て(約66メートル)に、ツイン280室、スイート14室の計294室。ハイアットホテルズコーポレーションとフランチャイズ契約を結び、ケン・コーポレーションが運営。2015年7月1日開業予定[4]

事件・不祥事[編集]

  • 2014年5月30日正午頃、グランドハイアット東京において、当時の総支配人が多目的トイレに20代女性客を案内した際、無理矢理キスや下半身を触らせたなどとして、スペイン国籍アントニオ・アルバレズに強制わいせつ容疑の逮捕状が発行された[5]

関連項目[編集]

脚注・出典[編集]

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外部リンク[編集]