ノーパン
ノーパンとは、ノー・パンツまたはノー・パンティーの略で、下半身に下着を着けていない状態を指す。一般に全裸の状態はこう呼ばず、スカート・ズボンなど他の着衣はそのままで下着のみを着けていない状態について言うことが多い。
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[編集] 歴史
元来、日本の伝統的な着物では、男性の下着としては「ふんどし」「下帯」などという性器を隠すものが存在したが、女性の下着は「腰巻」と言って文字通り腰のまわりを巻く布であり、性器を直接に覆うものではなかった(とはいえ和装の場合は襦袢などを重ね着するため、着物がめくれても性器が露出することはめったにない)。そのためノーパンは昭和初期まで定着していた。
生活の洋風化に伴い若い女性から下着を着用するようになっていったが、下着が一般化する中で下着を付けないことが奇異となり、ことさらに強調されるようになった。
また一部の好事家の間では下着やその着用状態に対する(ノーパンも含む)性的興味の固着も見られるようになった。そのため性的な文脈で用いられることも多い。
[編集] 健康法としてのノーパン
「睡眠時に下着を着けずに寝る」という健康法が、ノーパン健康法として、一時ブームになったことがある。 これは、西洋の下着がウェストをゴムで締め付ける仕様になっているため、就寝時には締め付けによる負担を少なくし、リラックスすることを意図したものである。
[編集] ファッションとしてのノーパン
ショーツラインが出ることを避けるために、ノーパンで衣服を着用する場合がある。特に、和服(着物・浴衣)は洋装のための下着(パンティやブラジャー)の着用を前提としていないため、和装の際にノーパンが奨励される場合がある[1][2][3]。
また、洋装でも、ジーンズ等の身体にフィットする衣服を着用する際は、「しゃがんだり座ったりした際のパンチラを避ける」「単純にきついので下着の食い込みを避ける」といった理由で、ノーパンが選択される場合がある(特にローライズの場合)。
また、ストッキングの中には、ノーパンで着用することを前提としたものもある(内股部分にパンティと同じ素材を縫いつけてあるので、結果的にはパンティ着用と同じ状況になる製品のこと)。
[編集] スポーツとノーパン
水泳における水着、相撲におけるまわし等の場合は、下着を着用しないことは当然だが、それ以外にも選手がノーパンで実施する競技がある。
- ロードレース等の自転車競技(トライアスロンも含む)では、サドルに座る時間が長時間に渡るため、選手はクッション(パッド)付の専用ウェアを着用する。その際は、下着を着用すると逆に摩擦で痛いので、ノーパンで着用する。
- 剣道では下半身に袴を着用するが、ノーパンであることが多い。これは夏場の蒸れを防止することに加え、「剣士としての意識を高める」といった精神的な効用を求める場合がある。
[編集] 芸能人・著名人とノーパン
- 寺島しのぶは、和服を着用する際には「ノーパン・ノーブラが基本」だと発言したことがある[4]。
- 新庄剛志は、ジーンズ着用の際にノーパンであると発言したことがある。これは阪神タイガースに在籍していた際、『週刊トラトラタイガース』[出典無効]で、松村邦洋との企画で発言したもの(「松村はトランクス派、では新庄選手は?」といったコーナー)。「ジーンズの際には内股がきつくて痛くなるので」というのがノーパンの理由であったが、キャスターを務めていた遥洋子は赤面していた。
- 三砂ちづるは、著書「きものとからだ」の中で、西洋下着を着用せずに和服を着ることの効用を説いている[5]。
[編集] 性的嗜好とノーパン
主に羞恥プレイ・露出プレイの一環として、ノーパンは多用されることが多い。これは、以下のような理由からである。
- 下着を着けていないため、当事者の羞恥心が刺激される。
- 「お前は奴隷だから下着など必要ない」などの言葉責めで、被虐意識を刺激することができる。
- 素早く性器を露出できるため、露出行為に適している。
- 同様に、パートナーから自慰やセックスをするよう求められた場合、即座に行為に及ぶことができる。
このため、アダルトビデオや性風俗店において、ノーパンという用語は数多く用いられ、特にホテトルやデリバリーヘルスにおいては、女性がノーパンでホテルや男性宅を訪問することが、サービスとして行われる場合もある。
日本の風俗店ではかつて、ノーパン状態の女性店員が接待するノーパン喫茶が話題となり、また、ノーパンしゃぶしゃぶなどでの大蔵省官僚に対する接待も社会問題となった。