ノーパン

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ノーパンとは、ノー・パンツまたはノー・パンティーの略で、下半身に下着を着けていない状態を指す。一般に全裸の状態はこう呼ばず、スカートズボンなど他の着衣はそのままで下着のみを着けていない状態について言うことが多い。

歴史[編集]

元来、日本の伝統的な着物では、男性の下着としては「ふんどし」「下帯」などという性器を隠すものが存在したが、女性の下着は「腰巻」と言って文字通り腰のまわりを巻く布であり、性器を直接に覆うものではなかった(とはいえ和装の場合は襦袢などを重ね着するため、着物がめくれても性器が露出することはめったにない)。そのためノーパンは昭和初期まで定着していた。

生活の洋風化に伴い若い女性から下着を着用するようになっていったが、下着が一般化する中で下着を付けないことが奇異となり、ことさらに強調されるようになった。

また一部の好事家の間では下着やその着用状態に対する(ノーパンも含む)性的興味の固着も見られるようになった。そのため性的な文脈で用いられることも多い。

週プレNEWSによれば2013年現在の日本では、ノーパンで外出する女性が増えつつあるという。同サイトによれば、20代OL100人に対するアンケートの結果、12人がノーパンで外出したことがあると答えたとのことである[1]。なお、ノーブラでの外出経験があると答えたOLは94人であった[1]

健康法としてのノーパン[編集]

「睡眠時に下着を着けずに寝る」という健康法が、ノーパン健康法として、一時ブームになったことがある。 これは、西洋の下着がウェストをゴムで締め付ける仕様になっているため、就寝時には締め付けによる負担を少なくし、リラックスすることを意図したものである。

ファッションとしてのノーパン[編集]

ショーツラインが出ることを避けるために、ノーパンで衣服を着用する場合がある。特に、和服着物浴衣)は洋装のための下着(パンティブラジャー)の着用を前提としていないため、和装の際にノーパンが奨励される場合がある[独自研究?] [2][3]

また、洋装でも、ジーンズ等の身体にフィットする衣服を着用する際は、「しゃがんだり座ったりした際のパンチラを避ける」「単純にきついので下着の食い込みを避ける」といった理由で、ノーパンが選択される場合がある(特にローライズの場合)。

また、ストッキングの中には、ノーパンで着用することを前提としたものもある(内股部分にパンティと同じ素材を縫いつけてあるので、結果的にはパンティ着用と同じ状況になる製品のこと)。

スポーツとノーパン[編集]

通常の下着の他、水着レオタードなどの場合はサポーターを下着として履くが、履かない場合はノーパンである。

  • 体操新体操におけるレオタードの場合、下着がはみでた場合は減点の対象となる場合があるので、通常のパンティは着用せず、専用のサポーターを着用する。
  • 水着の場合は水着から下着がはみ出したり、着水時水着と共に下着も濡れてしまうため、通常の下着は着用せず、専用のサポーターを着用する。0-3歳頃の乳幼児では突然の排便や冷え防止のためにベビー水着用アンダーパンツ[4]着用し、3歳頃から小学校高学年頃までは専用のサポーターが無いためノーパンで水着を着用することになる(女子に関してはこの間でもサポーターを着用するためにノーパンで水着を着用しない場合がある[5])。小学校高学年頃以降になると男女とも陰部・女子のヒップの発達が始まり、男女の陰部と女子のヒップが肌に密着していない水着を除いて水着から目立ち始め、股下丈の無い若しくは短い水着では股部がずれて陰部が露出しやすくなることから専用のサポーターを着用するようになる[6]。ただし、水着の種類によっては男女の陰部・女子のヒップが一定以上発達してもサポーターが不要な場合があったり、サポーターが水着に縫い付けられている場合もある。また、国際水泳連盟主催・公認大会の競泳大会など水泳競技によってはサポーターの着用が禁止されており、この場合は必然的にノーパンで水着を着用することになる。
  • ロードレース等の自転車競技トライアスロンも含む)では、サドルに座る時間が長時間に渡るため、選手はクッション(パッド)付の専用ウェアを着用する。その際は、下着を着用すると逆に摩擦で痛いので、ノーパンで着用する。
  • 剣道では下半身に袴を着用するが、ノーパンであることが多い。これは夏場の底蒸れを防止することに加え、「剣士としての意識を高める」といった精神的な効用を求める場合がある。柔道も同様の理由から、下着を着用せずに下穿きを穿くことがある。
  • 野球では、スライディング時のブリーフトランクスの食い込みや、下着のプラスチック製のボタンの摩擦による火傷保護等の目的で、下着を履かずにスライディングパンツ (スラパン)と呼ばれるスポーツウェアを地肌に直接着用する。日本の場合、一般的に主に小中で行われる軟式野球ではスラパンはあまり用いられないが、高校硬式野球辺りからは着用の傾向が顕著である。尚、メジャーリーグでは、スライディング時に陰毛が引火し身体の火傷を防ぐ目的で、怪我保護の観点からパイパン(毛を剃ること)にすることが1970年代から2012年現在まで通例となっている。

芸能人・著名人とノーパン[編集]

  • 寺島しのぶは、和服を着用する際には「ノーパン・ノーブラが基本」だと発言したことがある[7]
  • 三砂ちづるは、著書『きものとからだ』の中で、西洋下着を着用せずに和服を着ることの効用を説いている。

性的嗜好とノーパン[編集]

主に羞恥プレイ露出プレイの一環として、ノーパンは多用されることが多い。これは、以下のような理由からである。

  • 下着を着けていないため、当事者の羞恥心が刺激される。
  • 「お前は奴隷だから下着など必要ない」などの言葉責めで、被虐意識を刺激することができる。
  • 素早く性器を露出できるため、露出行為に適している。
  • 同様に、パートナーから自慰セックスをするよう求められた場合、即座に行為に及ぶことができる[8]

このため、アダルトビデオ性風俗店において、ノーパンという用語は数多く用いられ、特にホテトルデリバリーヘルスにおいては、女性がノーパンでホテルや男性宅を訪問することが、サービスとして行われる場合もある。

日本の風俗店ではかつて、ノーパン状態の女性店員が接待するノーパン喫茶が話題となり、また、ノーパンしゃぶしゃぶなどでの大蔵省官僚に対する接待も社会問題となった。

脚注[編集]

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関連項目[編集]