ノート:資本主義

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定義部[編集]

定義部<・・・この一連のシステムを経済学者のカール・マルクスが発見し、著書『資本論』の中で「資本主義」と定義した・・・>について。

capitalの語源はラテン語のcapitalisで、これは印欧語の「頭」あるいは「ウシの頭」をあらわすkaputに由来する。

<ENGLISH版のcapitalismから翻訳した内容によると>
Kapitalistという術語が初めてもちいられたのは1848年マルクスらによる共産党宣言(ただしKapitalismsの用語は無い)であるが、capitalismが初めて用いられたのは1854年サッカレーの小説の中においてである。ただしそこでは大資本の所有者程度の意味であり、社会学的な意味でKapitalismusを初めて用いたのはヴェルナー・ゾンバルト(1902年:近代資本主義)およびマックス・ヴェーバーである(1904年プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神) 。

<また経済史の観点からは>
capitalという術語ではないものの、「富」を再投資することによる再生産の獲得についてはすでにテュルゴーが(1766年:富の形成と分配に関する諸考察)、また自由放任による制度設計についてはアダム・スミスが(1776年:国富論)、労働者の実質賃金はかならず生活できる最低レベルにとどまるという賃金則についてはリカードが(1817年:経済学および課税の原理)でおのおの議論している内容である。また経済主体を富の生産、分配、消費の3部門に分かち、かつ生産において自然力、資本、労働の3要素が共同作用することを経済学において定式化したのはセイである。

--隠者 2006年5月24日 (水) 11:12 (UTC)[返信]

「マルクスが資本主義を発見した」というのは、「コロンブスがアメリカ大陸を発見した」とするほど乱暴な主張だろう。コロンブスは「アメリカ大陸に到着した」が精々だろうに。こういう乱暴な表記がかえって経済思想史におけるマルクスの価値を台無しにしているとは考えないのだろうかねえ。

2006年7月8日(土)修正版について[編集]

自由主義と資本主義はあきらかにちがう術語です。『資本主義は・・(略)・・自由主義とも呼ばれる』という解説は問題がありませんか?それと「競走(競争?)率が拡大する」というのもよくわからない説明です。「貧富の差が生まれ競争が拡大する」とする宣言文についても妙な印象を受けます。せめて「競争が拡大して貧富の差が生まれる」という意か?--隠者 2006年7月8日 (土) 16:33 (UTC)[返信]

私もそう思います。資本主義でも政治体制が自由でない場合がありますから。競走率という言葉は誤字ですね。その上、「資本」の説明が消されているのは問題です。修正しておきます。--Nikka 2006年7月8日 (土) 17:13 (UTC)[返信]

「資本主義が競争を生み、貧富の差をもたらす」という解説は正しくないと考えます(Nikkaさんの配慮にも関わらず)。エリア独占やカテゴリ独占などが存在する可能性は資本主義の当然の前提であり、マルクスの述べる資本主義の問題点は「同一労働同一賃金の原則下では実質賃金がかならず生活できる最低水準にとどまる賃金則が、『搾取』として資本家と賃労働者との貧富の差をもたらす」点が課題とされる。競争のあるなしに関わらず貧富の差は生じるのが資本主義の問題だという事です。2006年7月8日(土)修正版の投稿者は、自由競争が活発になるとビジネスが上手く行かなくなる者があらわれ、それが勝ち組負け組を生んで貧富の差が拡大する、と述べたかったのであろうが、これは自由競争の論点であり、資本主義が抱える問題点ではない(例えば江戸時代の藩財政と特産品の交易競争などは自由競争の問題であるが、資本主義の問題ではないchinpo)--222.150.197.60 2006年8月12日 (土) 03:27 (UTC)[返信]