ノート:日本の山一覧

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日本の「主要な山」の一覧とのことですが、二点ほど問題を指摘したいと思います。


まず、何をもって「主要」とするのかの基準がなく、かなり恣意的なリストになっていると思います。

例えば、自分の登ったことのある山では、神奈川県鎌倉市の六国見山、埼玉県の堂平山、東京埼玉の境にある天目山、白岩山、丹沢の三ノ塔、箱根の明星ヶ岳、駒ケ岳など、それぞれ好きな山ですが、どう考えてみても日本の「主要な」山とは言えないでしょう。木曽山脈の赤ノラ山?インターネットで検索しても、このサイト以外出てきませんよ。。。

何が主要か、という基準はもちろん主観的ですが、公的機関である国土地理院で発行している地図に山名が出ている、というのは比較的客観的で、合意しやすい基準といえるでしょう。2万5000分の一、5万分の一の地形図や、20万分の一の地勢図に出ている山名はあまりに多いので、例えば50万分の一の地方図に山名が記載されていることを基準とするのが妥当ではないでしょうか。

こうした地方図に掲載されていない山でも、特色のある山(例えば日本で一番低い山、各都道府県最高峰など)は適宜加えればよいでしょう。因みに「静岡で一番低い山」というのがありますが、これが日本の主要な山でしょうか。

人によっては、「主要な山」の一覧でなく、単に「日本の山の一覧」にすればよい、という人もいるかもしれませんが、どんな山でも入れる、ということなら、すでに各都道府県別に「OO県の山」というカテゴリーがあるのですから、それと別に、もっと大きくて見にくいリストを作ることもないと思いますがいかがでしょう。


もうひとつ、大きく見れば一つの山だが、中にたくさんの峰を含む山、というのがあります。例えば八ヶ岳や乗鞍岳。全体としてみれば、この二つの山がいずれも日本の「主要な山」であることに異議を唱える人は少ないでしょう。しかし、乗鞍岳のなかの摩利支天峰が、日本の主要な山だとはいえないでしょう。それでは八ヶ岳の中の例えば硫黄岳が、それだけ取り出してみた場合、日本の主要な山と言えるでしょうか。草津白根山と本白根山を別に取り上げるだけの理由はあるでしょうか。岩菅山と裏岩菅山は細かく見れば別ですが、日本全体の主要な山の一覧に、別々に取り上げるほど「別の山」でしょうか。

これらの山が50万分の1地方図に掲載されているかどうか、というのはここでも一つの基準となりえますが、基本的に、「ひとまとまりの山」(つまり御嶽山、穂高岳、八ヶ岳のように、一つの名前でくくられている山)については、この一覧には全体の名称のみを掲載し、その詳細については各山の項を参照してもらう、というほうがよいと思いますがいかがでしょうか。丹沢山、飯豊山などになると、その中にはかなり立派な山が含まれていますが、それでも日本の山の一覧としては、「丹沢山」、「飯豊山」を乗せれば十分で、蛭ヶ岳、檜洞丸、塔の岳、北股岳、御西岳、三国山といった峰についてはここには載せる必要がなく、それぞれリンク先の説明を見てもらえばよい、というのが私の意見です。

とにかく、「主要な」山の基準をはっきりさせて、それに合わないものは外し、合うものはできればすべて入れるべきこと、これが第一点。


また、地域ごとの山の分類もうまくいっていません。

例えば飯豊山については、東北地方と中部地方両方で述べられています。山形、福島と新潟の境界にまたがる山なので、確かに「中部地方」にも属していますし、最高峰は新潟県にありますが、この山は福島県側、山形県側から登られることのほうがずっと多く、飯豊山系全体として、一般的には「東北の山」と認識されているのではないでしょうか。

中部地方の項で、新潟県にかかる(あるいは新潟県内にある)山について記述するのはいいでしょうが、飯豊山系の一般的な記述については、「東北地方」の項に移すことを提案します。もし飯豊山系が「中部地方」にも属するなら、同じことが山形と新潟の境界にある朝日連峰についてもいえるので、中部地方の項で朝日連峰にも触れるべきだと思いますがいかがでしょうか。少なくとも、完全に福島県喜多方市内(飛び地)にある飯豊山(本山)については、中部地方の山として触れるのは不適切と思います。

このように、地方の境界にある山、山地について、どのような方針で分類するのかはっきりさせる必要があると思います。これが第二点です。

解決策としては、1)両方の地方で記述するようにする、2)山系全体を見て、その主要部分がどちらの地方にかかっているかを見て判断する、3)山系の最高峰が属する(最高峰の山体がより多く入っている)都道府県が属する都道府県を基準に判断する、などがあります。

三点目として、山系別カテゴリーの作り方が非常にバラバラです。関東地方については、「丹沢」「箱根」のようなカテゴリーはありますが、そのほかにはとくにカテゴリーが作られていません。「奥多摩」、「足尾山地」、「八溝山地」といったカテゴリーがあってしかるべきかと思いますがいかがでしょうか。「秩父山系」が中部地方にはあって、関東地方にはないのも、秩父が埼玉県であることからすれば不自然です。


以上三点につき、また、文中に指摘した諸点につき、関心のある方の御意見を伺えれば幸いです。

--お山の大将 2009年9月11日 (金) 05:47 (UTC)[返信]

前回の投稿後1カ月経ちましたが、とくに反対がないようなので、上記の編集方針に従った編集を開始することとし、とりあえず国土地理院の50万分の1地方図に山名が載っていない山については、「主要な」山でないとみなし削除します。異議のある方は、こちらのノートまで基準についてのご提案をいただければ幸いです。

また、関東・中部地方の山の分類で「山系」という言葉が用いられていましたが、「山系」という言葉は三省堂国語辞典に書かれているように、「いくつもの山脈の大規模なまとまり(連なり~」と理解するのが普通であり、従っていくつもの山脈が合わさっているわけではない山地(たとえば丹沢、八ヶ岳など)について当てはめるのは不適当だと考えます。とくに、「木曽山脈山系」というような使い方は重複もあり、日本語として不自然であると考えます。そこで、「山系」という言葉はここでは用いないこととして削除させていただきました。この点についても異議のある方はご意見をいただければ幸いです。 --お山の大将 2009年10月14日 (水) 13:31 (UTC)[返信]

趣旨には概ね賛同します。ただ国土地理院の50万分の1地方図掲載の範囲に絞るにしても、まだまだ膨大な数に上ります。高等学校の地図帳の地方図(これも地方により100万から180万分の一とばらつきがありますが)に掲載程度まで絞ってもよいのではないかと考えます。
現段階では北海道、関東、中部地方は充実しているのに対し、西日本など、日本二百名山や都道府県最高峰でさえ掲載されていないものがある状況です。その一方で国土地理院の日本の山岳標高一覧(1003山)[1]にさえ掲載のない山があるなどかなり偏重していると言わざるを得ません。
西日本の山についてはせめて180万分の一の地図掲載レベルのものを追加編集しようと考えていますがいかがでしょうか。
なお、「山系」についてもそのようなあいまいな表記は使用せず、具体的に「~山脈」、「~山地」、「~高地」と正式名称があるもののみの掲載でよいと考えます。これも全国的に統一させた整理が必要ですが。--As6022014 2009年10月22日 (木) 04:54 (UTC)[返信]
とりあえず、山地による分類を行い調整をしました。まだ不完全な部分もあり修正も必要です。最低限、深田久弥による日本百名山はすべて盛り込み、中国、四国、九州も主要な山岳を追加しました。
ただし、分類上で不可解な点も浮上しています。まず東北地方の荒尾岳ですが、これはウィキペディアの記事ではバスケットボールの選手名の記事となっています。荒尾岳は天草諸島に342mの山がありますが地域的にこれとは違います。宮城県に「荒雄岳」984mがありますがこれのことでしょうか。また近畿地方の衣笠山は複数存在し、具体的にどれを指しているのか不明です。以上の点わかる方が居られましたら編集をお願いします。--As6022014 2009年10月23日 (金) 03:25 (UTC)[返信]

「お山の大将」です。As6022014さんの見解に賛同します。確かに、50万分の1地方図に絞っても掲載されている山はかなりの数ですし、私ももっと絞り込んだほうがよいのではないかと考えるようになりました。50万分の1地方図の山名の掲載の方針にも一部疑問があることが調べてみて分かりました。(例えば、群馬県の御荷鉾山はきれいな双耳峰で、東西二峰まとめてこその山ですが、地方図には標高の高い西御荷鉾山のみが掲載されています。主要な山としてもし載せるなら、西御荷鉾山でなく御荷鉾山全体としてでしょう。)とりあえず、As6022014さんの言われる通り、高校地図帳掲載レベルに絞るのがよろしいかと思います。多少反応を待ってみて、とくに反対意見がないようであれば高校地図帳レベルに絞り込み(逆にそこに載っているものは掲載する)という方針にしてはどうでしょうか。

因みに東北地方の荒尾岳は、私が入れたものではありませんが、宮城県北部、栗駒山の南西約25kmに位置する984mの火山を意味するものと考え、奥羽山脈の項目、栗駒山の次に移しておきました。高校地図帳には載らない山かもしれませんね。

残っている問題のうち大きなものとしては、地方と地方の境界にまたがる山地(たとえば関東と中部にまたがる奥秩父)について、両方に掲載するのか、地方への帰属は無視して一つの山地は一回にまとめて掲載するのか、という問題があると思います。私は、地方ごとに山脈・山地を列挙する中で、最初に出てきた個所にその山地に属する全ての山を掲載してしまい、他の地方の項目ではそれに触れない、というのがよいと思いますが、この辺については議論の余地もあるかと思います。--お山の大将 2009年10月25日 (日) 14:41 (UTC)[返信]

「高校地図帳レベル」は地方により縮尺のばらつきもあり、逆に重要な山が抜け落ちる可能性もありますので、180~150万分の1に掲載の数は絞る目安とし、原則として最低限「50万分の1地方図」掲載をクリアするというのでよいかと考えます。
またお山の大将さんの指摘された通り、「中にたくさんの峰を含む山」については代表的なものに絞ったほうがよく、以下のものがその候補になります。
  • 阿寒富士(雌阿寒岳)
  • 北鎮岳、白雲岳、黒岳 (大雪山)
  • 権現岳、横岳、硫黄岳(八ヶ岳)
  • 明神ヶ岳、箱根駒ヶ岳(箱根山)- 日本二百名山、三百名山のものは掲載
  • 宝永山(富士山)
  • 次郎岌(剣山)
  • 永田岳、栗生岳、翁岳(宮之浦岳)
さらに千葉県最高峰の愛宕山は別として、その他の房総丘陵の山、呉羽丘陵、二上山丘陵あたりも日本の主要な山岳かといえば疑問符です。
地方別の分類は、特に本州の山岳は、主要な山脈、山地が地方の境界部分に分布することが多く、そもそも地方別の分類自体に無理があるのかも知れません。--As6022014 2009年10月26日 (月) 01:23 (UTC)[返信]