ノート:影武者徳川家康

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登場人物の「門奈助左衛門」及び「すり」について、「漫画 影武者徳川家康のみ登場」とありますが、原作(小説)にも登場しています。 合戦開始の鉄砲音を聞いて合戦開始を告げたのがすりで、二郎三郎と家康の間に死角を作り、六郎に暗殺のチャンスを(結果的に)与えたのが門奈です。(すみません、今、手元に本がないので、正確なページはわかりません。)

というより、「門奈助左衛門」及び「すり」は『徳川実記』などの史料に登場する実在の人物です。従って、司馬遼太郎『関ヶ原』にも出てきます。すりというのは、関が原の戦いの時に家康の馬の口取りをしていた老人で、どうも「すり」というのはあだ名らしい。開戦を察知して『殿よ戦はすでにはじまりしと見えたり。はやく御馬を出し給へ』といった人物です。家康がそれにしたがって機敏に馬を駆った所家臣は皆簡単したが、「すり」は「糞がにが飛んだほどでもないなあ」と悪口を叩いていた、とあります。

もう一人の「門奈助左衛門」は門奈助左衛門宗勝という人物で、家康がイライラした時に八つ当りして背中の旗指し物を斬られたというだけで歴史に名が残った人物…というのはひどい話で、江戸初期の伏見奉行まで務めています。ただし、『慶長年中卜斎記』では宗勝の子の宗家だとしているそうで、 http://d.hatena.ne.jp/muxia/20100425では、年齢から言って宗家が正しいんじゃないかとしていますね。漫画版は宗勝と宗家を混同しているようです。とりあえず書き換えておきます。--松平俊介会話2013年12月31日 (火) 13:44 (UTC)[返信]