ノート:ファウルチップ

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用語「インフライト」について[編集]

確認のため、教えてください。「インフライト」とは、公認野球規則2.34で定義されており、「打球・送球・投球が、地面かあるいは野手以外のものにまだ触れていない状態」ということです。

ファウルチップは打球・送球・投球のいずれに当たるのか・・・と思うと悩むところなのですが、要するに「空中で動いているボール」と考えたとき、地面、あるいは野手(捕手の身体および捕手が装備している防具やキャッチャーミット)以外のものに触れていない状態はインフライトとは言わないのでしょうか。

確かにファウルチップはバットに一度当たっていますが、バットに当たった後の「インフライトの打球」という言い方はしますよね。それとも、打球・送球・投球のいずれにも該当しない「チップしたボール」だからインフライトと言わないのでしょうか・・・。

規則2.34項、6.05(b)項のどちらにも、チップしたボールに対しては「インフライト」ではなく、「地面に落ちる前」のボールという言い方をしていますし、「インフライト」という用語をこの場であえて使うことに強いこだわりがあるわけでもありません。あくまでも用語を正しく使うための確認です。よろしくお願いします。--Num 2009年10月1日 (木) 15:16 (UTC)[返信]

Num様、まず、件の私の編集の際し、コメント欄に「インフライトとは言いません」と、読む方によっては断定的に感じられる表現をしましたこと、お詫びします。これに関して特別に出典があったわけではありません、「言わないのでは?」程度の表現のほうが妥当だったのではないかと反省しております。
私は、「インフライト」と、わざわざ用語として定義されている以上は、単に「空中で動いている」というよりはもう少し限定的に使用されるのではないかと漠然とですが思ったのが出発点です。
議論を容易にするため、ファウルチップを;
①投手の手を離れてからバットにカスるまで、②バットにカスった瞬間、③カスってから捕手のミットまたは素手に触れるまで、④ミットまたは素手に触れた瞬間、⑤ミットまたは素手に触れてから捕手の身体または用具に触れるまで、⑥捕手の身体または用具に触れた瞬間、⑦身体または用具から跳ね返って空中に浮いている間、⑧最終的に捕手がミットまたは素手で捕らえた瞬間、以上の8種類のフェーズに分割します。
今回の疑問は、④では捕球にならず、「お手玉」してしまったが、最終的には地面に触れる前に確捕した。このとき球が「インフライト」なのはいつまでか、と考えると、
イ. 最終的に「捕球」と判定されたのだから、それまでの球はずっと(⑦まで)「インフライト」と考える。
ロ. インフライトは③までで、その後は「バットにカスった後、捕手が捕球できなかったがまだ地面には触れていない状態」の球とでも表現される特殊な状態と考えて処理する。
ハ. インフライトは①までで、カスった後というのはもはや特殊な状態なので、その扱いも別途定められているのだと考えて処理する。
の3説のうちのどれかになります。イ.も依然有力な考えだとは思いますが、今回のNumさんの御確認はロかハのどちらなのかということですよね。私はハではないかと思って編集したのですが、今考えますととても薄弱な根拠しか持ち合わせておりません。
ロで、これをそのままミットまたは素手で捕れば捕球となりストライクだという観点では、「インフライト(の投球)」と看做してよいでしょう。しかし2ストライク後にこれが起こって、捕球できなかったら三振ではなくファウルになるという観点をとると「インフライト(の投球とも打球とも)」とは言い難いのです。だからこの状況はファウルチップ(あるいはバットに僅かにカスった)という極めて特有のものと考えるべきではないか、だったらその特有の状況はカスった瞬間から始まると考えて、それ以降はインフライトとは言わずに「チップした球」くらいにしておいた方がよいのではないか。そんな程度の根拠です。
上記はいずれも独自研究の域を出るものではありません。「チップしてから捕手のミットまたは素手に触れるまでの球はインフライトの状態である」という出典が一つあれば解決します(その際は、これがまだ投球なのか、バットに触れたのだから打球なのかもはっきりさせたいところですが)。それ(出典)が現れるまでは“インフライト”と特定するよりはボカしておいた方が安全なのではないでしょうか。--JSBB 2009年10月2日 (金) 02:37 (UTC)[返信]
お返事遅くなりました。
>今回のNumさんの御確認はロかハのどちらなのかということですよね。
はい、そういうことです。JSBBさんの挙げるイ・ロ・ハの3説で行くと、私はイ説だと思っていたのですが、「あれ、インフライトとは言わないんだっけ?!」とあわてて規則書で確認したところ、確かにインフライトという言葉では書かれていませんでした。
>それ(出典)が現れるまでは“インフライト”と特定するよりはボカしておいた方が安全なのではないでしょうか。
この意見に賛成です。また、引き続き調べてみようと思います。今回、ファウルチップの定義はもちろん、インフライトという用語を正しく理解する、という意味でも勉強になっています。ありがとうございます。--Num 2009年10月4日 (日) 08:41 (UTC)[返信]
ついでに申し添えますと、定義といえば、野球では「鋭くバットから直接捕手の手に飛んで」のような表現ですが、ソフトボールでは「打者の頭の高さを超えない」で捕手が直接捕ったケース(野球では「小飛球」と呼ばれるようなもの)でもファウルチップです。ソフトと野球のルールは、似てはいますが細部で結構異なりますので、記事の定義部分に野球とソフトボールが併記されている際は注意が必要ですね。--JSBB 2009年10月6日 (火) 04:17 (UTC)[返信]