ノート:ビデオ

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ビデオ=VTRというのはなんか抵抗があります。テレビの項を見ると、「一般に次のような文脈で用いられる」とあって、テレビ受像機とかテレビ放送とか、いろいろな意味が書いてあります。少なくとも「ビデオを見る」は「ビデオテープレコーダを見る」ではないので、テレビにならって何か書こうと思いましたがいまいち、いい言葉がうかびません。 Hoge- 11:45 2003年4月4日 (UTC)

そうですね。お気持ちよくわかります。自分も実生活で、HDDレコーダーを「ビデオ」と言いかけて「あれ?何か違う」と言い直すことがしばしばあります。これは「ビデオ」を「アナログビデオ録画装置」という文脈で使った場合ですが。
文脈という面では、「ビデオ」というと以下のような文脈で私は使います。元の意味から派生の意味へ、という(私の認識上の)順番に並べてみましたが、どれが一番一般的かは知りません。
  1. テレビ放送信号から復調される、映像部分の波形信号。またはそれに互換する波形信号。それも、アナログの信号。「ビデオ信号」。
  2. 復調されたテレビ信号を記録する技術、または装置。画像・音声共に含む。それも、アナログの信号に対応するもの。「ビデオ機器」。
  3. 上記2.のために上記1.のような信号を再生するよう記録された媒体。「ビデオ(ソフト、テープ)」。
  4. 何に限らず、映像信号部のこと。
  5. 何に限らず、録画録音装置のこと。
  6. 何に限らず、映像を再生するために記録されたメディアのこと。
自分の意識としては、信号や録画装置としてはアナログ信号であるというあたりで線を引いているように思います。一方では単純に「映像再生に関係ある」もの、という意味で使う自分もいます。
- Gombe 12:11 2003年4月4日 (UTC)
ご意見を参考に改訂しました。ただアナログ信号に限定してよいかはわからない(「デジタルビデオ」という言葉もある)ので、ぼかしておきました Hoge- 14:28 2003年4月4日 (UTC)

■ちょっと記事を執筆するには資料が手元に無いので一応..

もともとの「テレビ」の項目にあった「ビデオ」(VTRの意味)を居心地の悪さを感じながらもそのまま(一般用語のひとつとして)踏襲して来ましたが、さすがにD1,D3等を書いた時は修正の衝動に駆られました。でもサボっていたら他の方がやって下さったのですね。感謝。

過去の仕事における理解では、「ビデオ」(映像)は基本的には「テレビジョン」技術と関連した用語です。 「グラフィクス」だと、もっと数学理論寄りの意味合いでしょう。「棒グラフ」などのいわゆる「グラフ」や、「3次元グラフィクス」などがそうですね。

もっとも、「カーグラフィクス」誌や、雑誌の写真ページの「グラフ」などは、「絵」(picture)に近い用例のようです。
あと、ビデオカードやVDT(ビデオディスプレイターミナル)はテレビ技術ではない領域になっていますが、元来のテレビ信号表示技術から派生したという名残だと思います(ビデオゲームもそうでしょうね)。

特徴としては、インターレース(飛び越し走査)、同期信号、リアルタイム記録再生などの時間軸と関連した技術の存在でしょうか。グラフィクスといった時にはこれらはあまり意識せずに個々のフレームを生成・編集する領域を扱うような気がします。 おおおその意味の守備範囲としては、

Picture > Graphics > Video

といったところでしょうか(完全は包含関係にはならないと思いますが)。

ビデオ技術にはもちろんデジタルビデオ技術も含みます。というか、デジタル化はあくまでも手段であって、全体として扱っているのはビデオ信号であり、テレビジョン映像である、というスタンスでしょうね。デジタル録音やCDが登場してからもアナログオーディオとデジタルオーディオが分離して扱われていないのと同じです。

分離して扱われているような印象を受けるとしたら、メディアとそれ用の機器がアナログとデジタルとで別物になり、アナログ製品が事実上コンシューマ市場から駆逐されているというのが原因かと思われます。

さらにいうと、放送方式(正確に言うと電波形式)がデジタルでなくとも、放送局ではデジタルでビデオ信号処理をしています。1980年代から徐々に始まり、デジタルVTRの登場後、主要局では1990年代半ばに、局内の信号伝送まで含めたデジタル化が完了しています。もちろん、「デジタル放送」開始時にはデータ放送やEPG、限定受信など様々な新技術が導入されていますが。

まとめると、

  • モデルから画像を生成する→コンピュータグラフィクス
  • カメラで撮像した画像を蓄積・編集(加工)・放送あるいはパッケージング(DVDやLD、VHS等)→ビデオ

というような図式でいいと思います。もちろん、ビデオ信号をキャプチャしてCGで処理したり、CGで制作した動画をビデオ信号に変換して放送したりしますけれど。 最近は映画(picture)もデジタルビデオ技術やコンピュータグラフィクス技術で制作しますので、境界はますます曖昧になりつつありますね。

このへんのコメントはあちこちの記事にいずれ取り込みたいと思います。sphl 03:38 2003年4月7日 (UTC)

■書き換えてみました。「ビデオ」単独では意味が特定できないことが多いので、より詳細な事情は、それぞれの項目記事を書いたほうが良いと思います。sphl 08:53 2003年4月8日 (UTC)