ノート:ザンギー

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生年は?[編集]

Zoracさんの初稿と霧木諒二さんの他言語版の調査では1087年生まれ、私の手元の平凡社『世界大百科事典』1988年版の「ザンギー朝」の項目の記述では1084年生まれです。他の資料ではどうなっておりますでしょうか。調査お願いします。--ウミユスリカ 2005年9月20日 (火) 21:37 (UTC)[返信]

S. Heidemann, 'Zangi,' The Encyclopedia of Islam, new ed., vol.11, Leiden, 1954-2004(?), p.451,2.によれば、480/1087-8年、アレッポ生まれ、とあります。Kotoito 2005年9月21日 (水) 08:58 (UTC)[返信]
(追記)平凡社の世界大百科の1084年生まれとの記載を私も確認しました。平凡社の百科はたいてい『イスラム事典』からひかれているわけですが、旧版の『イスラム事典』にはそもそもザンギー朝の項目はなく、『新イスラム事典』では執筆者がおなじ佐藤次高さんで、ほとんど世界大百科と体裁は同じですが生年の記述はなしです。『岩波イスラーム辞典』では「ザンギー朝」で執筆者は太田敬子さん、ザンギーの生年はなしでした。一応E.I.をとっていいとおもいますが、E.I.で当該巻が新しいことは、当該項目の執筆が必ずしも新しいことを意味しませんし、世界大百科の執筆者が佐藤さんなのは気になります。他の佐藤さんの著作、あるいはザンギー朝関連の専論もみてみたほうがよさそうです(最近の中公版『世界の歴史』では没年のみでした)。Kotoito 2005年9月21日 (水) 23:17 (UTC)[返信]

「ザンギー」の名前[編集]

以前から気になっていたことではありますが、定義部分のザンギーのアラビア語部分とローマナイズの部分をみますと、「ザンギー」がニスバのような書かれ方をしています。彼の名前は『完史』や『ラーハトゥッスドゥール』あたりなどでは確か「イマードゥッディーン・ザンギー・ブン・アーク=スンクル」とあって、「ザンギー」はニスバなどではなく彼自身の「イスム」であったはずですが、このような名前の最後に「ザンギー」を持ってくる書き方はどこか別の資料などでされているのでしょうか? Haydar 2006年11月1日 (水) 10:40 (UTC)[返信]

すいません。Haydarさんのおっしゃるとおりで、私の勘違いです。まともそうな方に直してくださると幸いです。--Kotoito 2006年12月1日 (金) 07:52 (UTC)[返信]
もしやすると今のシリア辺りの綴りではこうしてるのかと不安だったのですが、了解しました。とりあえず『完史』の方の綴りなどを見ながら修正させてもらいたいと思います。Haydar 2006年12月3日 (日) 13:15 (UTC)[返信]
修正しました。が、12世紀頃はまだアラビア文字に گ g の文字が登場していないのでこのような綴りになっているけれど、これはペルシア語による名前なので、資料上の関係で زنكي Zankīと書かれていても「ザンギー」と読ませる、とかいった説明は入れておくべきでしょうか? あと『集史』も『選史』も『完史』も『ラーハトゥッスドゥール』も刊本はみんな「アーク・スンクル」の語頭のアリフはマッダを付けているのでそれに従いましたが、ハムザだけの場合もあったでしょうか? 良く見たらアラビア語版のザンギーの項目もマッダを付けているようなので問題無いかとは思うのですが・・・Haydar 2006年12月3日 (日) 14:02 (UTC)[返信]
ありがとうございます。アークスンクルのマッダについても問題ありません。というか、この点も勘違いでアクスンクルと覚え込んでいたためです。で、گについてはちょっと悩ましいですね。ペルシア語についてはこの点はおそらく統一した方がよいと思われますが、まともに使いだすのはせいぜいがガージャール朝期ですから、いちいち注釈を入れるのもなんだか、という感があります。ここはアラビア語と宣言してしまったので、キャーフを使ったわけですが、ペルシア語と宣言した場合、どちらの綴りをとるかは議論の余地がありそうです。これもプロジェクトで相談した方がいいことかもしれません。いろいろご迷惑をおかけします。--Kotoito 2006年12月3日 (日) 17:52 (UTC)[返信]
こちらこそ重ねてレスありがとうございます。自分は「アーク=スンクル」についてはマッダのついたアラビア文字の綴りとセットで「アクソンコル」と憶えたので、感覚的に「アーク=スンクル」と読むのは冗長というかアラビア語(フスハー?)訛り?が過ぎるなと思うのですが、とりあえずアラビア語準拠という前提ですのでこれは統一した方がやはり良いですね。出来れば資料に基づいた綴りを重視したいところですが、近現代の特にイランの刊本は資料的にگで読んでいたのか怪しい固有名詞でも使われている場合もまたよくありますし、資料等のアラビア語表記とペルシア語やテュルク語での慣用的に使われているものも含む「呼び方」との兼ね合いはこれもやはり難しい問題ですね。Haydar 2006年12月4日 (月) 13:48 (UTC)[返信]