ノート:アトル・セルバーグ

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素数定理の初等的証明[編集]

念のためにピーターの著書を確認しましたが「盗用」とは書かれていません(いくら同郷だからってそんなにエルデシュ寄りの発言してるのかってびっくりしちゃったよはずはないと思っていました)。もう一つの事例では「盗んだ」と明確に書いてあるので、IP さんが誤解したのでしょう。結局、共著の論文は発表されなかったので、公式にはセルバーグとエルデシュが「独立に」証明したことになっています。しかし、様々な状況証拠により二人が刺激しあったことは周知の事実なので「共同で」証明したと書かれることもあります。

この騒動は「あまり知られていない」どころか、大変に有名なものだと私は認識しています。例えば比較的近年に出た方のエルデシュの伝記(邦訳 ISBN 4320017447)にはもう少し詳しい状況が記されています。二人の研究スタイルの違いによるすれ違いであって、どちらが悪いなどとは簡単には言えないと思います。

以下は蛇足ですが、この事例が示すように、数学における共同研究は難しい面があります。他の多くの科学分野では、第一著者、第二著者などの概念があって、研究成果に対する貢献度がはっきりと論文に示されます。実験の記録を見れば、誰がどのような貢献をしたかも分かります。しかし、数学では一度アイデアが混ざってしまうと、誰がどのような貢献をしたか判別するのは困難になります。よって、数学の論文では著者の貢献度の違いを明記しません。これがトラブルの元になるのは、歴史を見ても、近年の状況を見てもよくあることのようです。--白駒 2007年10月20日 (土) 10:22 (UTC) 誤解を招きそうな表現を修正--白駒 2007年10月21日 (日) 08:05 (UTC)[返信]