ネストル・マルコーニ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索
ネストル・マルコーニ
基本情報
出生 1942年6月15日
出身地 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
ロサリオ
ジャンル タンゴ
職業 バンドネオン奏者作曲家
指揮者
担当楽器 指揮バンドネオン
活動期間 1958年 -

ネストル・マルコーニ(Nestor Eude Marconi, 1942年6月15日 - )は現在、世界最高峰と言われているバンドネオン奏者作曲者指揮者編曲者

目次

[編集] 経歴

[編集] 生い立ち

1942年6月15日、アルゼンチンサンタフェ州 Rosario (Alvarez)生まれ。

11歳よりピアノ作曲の勉強を始める。音楽理論をSchneider,和声学対位法Luis Mirisiに師事。

父親に買ってもらったバンドネオンに魅せられる。現在、バンドネオンヴィルトゥオーゾ、最高のテクニシャンと言われるマルコーニだが、バンドネオン奏法はピアノで学んだ事をバンドネオンに応用させる、という形で独学で習得したのである。と同時にその当時の名手達(Laurenz、Troilopiazzollaなど)の演奏に触れ、多大な影響を受ける。

16歳でプロデビュー(RosarioのラジオLT3スタジオ)。

20歳より家族とともにブエノスアイレスに拠点を移す。ホセ・バッソのオーケストラのメンバーとなり、中南米ツアーやカーニョカトルセでの演奏活動をする。

[編集] 1970年代

初頭よりすでにオラシオ・サルガンアストル・ピアソラエンリケ・スタンポーニエクトル・スタンポーニ等、タンゴ界の著名人と名を連ねるほどになる。

バングアトリオ結成。ほか、多くの楽団の活動にバンドネオン奏者、編曲家、指揮者としてタンゴ界で大活躍をする。

一方、驚異的ともいえるテクニックに裏づけされた自由な発想・スピード感、ジャズ的な洗練されたマルコーニ的魅力を放つ。(伝統的なタンゴ愛好家からは批判を受けることもあった)

[編集] 1980年代

世界を舞台に目覚しい活動をする。

アストル・ピアソラオラシオ・フレールブエノスアイレスのマリアのプロジェクトに参加。

カルロス・コープスやアルゼンチン・バレエと共に米国中米ブラジルウルグアイスペインフランスデンマークスウェーデンノルウェイフィンランドドイツ日本の多くの舞台で共演。フランク・シナトラやドン・コスタの率いるオーケストラで卓越した演奏をみせる。タンギッシモ公演の楽団指揮者として来日、高い評価を得る。

フェルナンド・E・ソラナス監督映画、「スール その先は・・・愛」にタンゴ歌手ロベルト・ゴジェネチェと共に出演。

[編集] 1990年代

マルコーニの活動はタンゴ界のみにとどまるだけではなく、世界各地でクラシックの分野での演奏者としても活躍するようになる。

バンドネオンオーケストラの作品のソリストとしての演奏をはじめ、ピアソラバンドネオンのための3つのタンゴなど。ブエノスアイレスコロン劇場英国スイスオーストリアドイツフランスカナダ米国などの舞台で、多数のオーケストラ指揮者と共演。

1997年12月、「ヨーヨー・マと友人たち」という名でピアソラの音楽をベースにしたCD「Alma de Tango」を発表。

1998年、スペインカルロス・サウラ監督による映画「タンゴ」に出演。

[編集] 2000年代

ソリストとしての演奏活動の他、マルコーニトリオヌエーボ・キンテート・レアルのメンバー。

アルゼンチン国立オーケストラ Juan de Dios Filbertoの常任指揮者。

近年、これまでに培われてきた世界をより発展させる形で、タンゴにベースを置きつつ、上質で洗練された自身の作曲を発表している。

2003年、コロン劇場におけるタンゴフェスティバルにてバンドネオンオーケストラのためのコンチェルト「Tangos Concertantes」を初演。

2004年、コロン劇場、アルゲリッチ音楽祭ではマルコーニ自身の指揮・バンドネオン演奏マルタ・アルゲリッチピアノで「Tangos Concertantes」を演奏。

2006年、別府アルゲリッチ音楽祭に出演。「Escuela de Tango de Emilio Balcarce」のオーケストラ指揮者

2007年4月14日、カメラータ・バリローチェの40周年のための作品「Cameratangos」を初演。

[編集] CD

ミラー・スール(アルゼンチン)、ミラン(フランス)、JCVビクター(日本)、ソニー・クラシカル、ワーナーミュージックなどから多数のCDをリリースしている。

その他、マルコーニがゲストとして参加しているCDは数多くあり、このことからも、音楽仲間がマルコーニに寄せる評価と信頼を推し量ることができるといえよう。

また、1990年作品フェルナンド・E・ソラナス監督の映画「ラテンアメリカ 光と影の詩」オリジナルサウンドトラックでは、当初予定されていたピアソラが病で倒れたため、急遽マルコーニが演奏したものである。

[編集] 近年の主なディスコグラフィー

  • Japon’91 (Discos Melopea) Octeto de Buenos Aires
  • 1996 Nestor Marconi Trio (Discos Melopea)
  • 1999 Nestor Marconi Trio 「BIEN DE ARRIBA」 (Warner Music Argentina)
  • 2001 Sobre Imagenes (Warner Music Argentina)
  • 2008 Tiempo esperado (EPSA MUSIC)-Solo Bandonéon-

[編集] 受賞

  • 1985 KONES (Instrumentista de TANGO)
  • 1995 KONES (Instrumentista de TANGO)
  • 2005 KONES (Instrumentista de TANGO)
個人用ツール
名前空間
変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス