ネジレバネ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
| ネジレバネ目(撚翅目) | ||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 分類 | ||||||||||||
|
||||||||||||
| 亜目 | ||||||||||||
ネジレバネ(撚翅)は、ネジレバネ目(撚翅目、Strepsiptera)と呼ばれる目の微小な寄生昆虫の総称。雄と雌の形態の差が激しく、ツチハンミョウのように過変態である。雄は目、足、翅を持ち、前翅が平均棍様の器官(偽平均棍)となっている。雌は足や翅を持たずに蛆虫状である種類が多い。宿主にはハチ、ヨコバイ、シミ、ゴキブリが含まれる
目次 |
スズメバチネジレバネの生態 [編集]
この属最大である本種はコガタスズメバチの働き蜂に最も寄生し腹部から雌が見えている状態で見つかる場合が多い。卵は雌の体外から出ず、体内で孵化した一令幼虫は脚を持ち宿主が樹液場に行ったとき雌と宿主の体内から脱出し樹液場で脱皮し、ウジのような二令幼虫に加齢し、樹液場にたまたま来た宿主の体内に侵入すると考えられる(ツチハンミョウの生態に似ていて過変態をする)。雌は生涯体内で過ごし雄は羽化すると宿主から脱出して数時間の寿命の間で雌を探して飛び回ると考えられる。(ライトトラップで♂が採集されたという報告もある)なお寄生された宿主はネジレバネにコントロールされ複数個体に寄生された場合を除きほとんどの場合は衰弱せず働き蜂としての仕事をしなくなり女王蜂と一緒に翌年まで越冬すると考えられている(宿主は8月に越冬したという例も報告されている)。
分類 [編集]
- シミネジレバネ亜目 Mengenillidia
- シミネジレバネ科 Mengenillidae
- Mengeidae
- ネジレバネ亜目 Stylopidia
- カメムシネジレバネ科 Corioxenidae
- ボハートネジレバネ科 Bohartillidae
- クシヒゲネジレバネ科 Halictophagidae
- アリネジレバネ科 Myrmecolacidae
- Callipharixenidae
- エダヒゲネジレバネ科 Elenchidae
- ネジレバネ(ハチネジレバネ)科 Stylopidae
関連項目 [編集]
参考文献 [編集]
- 石川良輔 『昆虫の誕生 - 一千万種への進化と分化』 中央公論社〈中公新書〉、1996年、ISBN 4-12-101327-1。
外部リンク [編集]
- 日本産生物種数調査(日本分類学会連合)
- 電子博物館 - 26. Strepsiptera 撚翅目(ネジレバネ目)(北海道大学理学研究科)