ネイションワイド・シリーズ

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ネイションワイド・シリーズ
カテゴリ ストックカー
国・地域 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
カナダの旗 カナダ
開始年 1982年
チーム 40
コンストラクター アメリカ合衆国の旗 シボレー
アメリカ合衆国の旗 ダッジ
アメリカ合衆国の旗 フォード
日本の旗 トヨタ
ドライバーズ
チャンピオン
カイル・ブッシュ
チーム
チャンピオン
ジョー・ギブス・レーシング
マニュファクチャラーズ
チャンピオン
トヨタ
公式サイト NASCAR.com
Motorsport current event.svg 現在のシーズン

ネイションワイド・シリーズ (Nationwide Series) は、NASCARが主催するストックカーレースのカテゴリー。スプリントカップ・シリーズの下位カテゴリー。しばしば野球の3Aに例えられ、「メジャーリーグ」であるスプリントカップにステップアップを目指すドライバーたちが競い合う。ネイションワイド・シリーズはスプリントカップシリーズと同じ開催地でその前日などに開催され、ファンたちは両方のイベントを楽しむことができることが多い。

以前シリーズはブッシュ・シリーズ (Busch Series)、ブッシュ・グランドナショナル・シリーズ (Busch Grand National Series) の名称で開催されていたが、スポンサーのアンハイザー・ブッシュ社は2007年シーズンでその更新を行わなかった。2007年10月3日、ネイションワイド・インシュアランス社がタイトルスポンサーになるとの発表がなされ、シリーズはネイションワイド・シリーズと改称された。

歴史[編集]

ペースカ-に先導されるレースカー、テキサス、2007年4月

シリーズは1950年代にNASCARのショートトラック・ディビジョンから形成されたスポーツマン・ディビジョンが元である。それは1948年に創設されたモディファイド・シリーズ、ロードスター・シリーズ、1949年に創設されたストリクトリー・ストック・シリーズに次ぐ4番目のシリーズである。スポーツマン・ディビジョンで使用される車両は現行モデル車ではなく、より改造が行われたものであった。(モディファイド・シリーズで使用される車両程は改造されてはいない。)[1]1968年にはレイトモデル・スポーツマン・シリーズと改称され、間もなくデイトナ・インターナショナル・スピードウェイのようなより大きなサーキットで競われるようになった。ドライバーはより大きなサーキットで旧式なグランドナショナル(現在のスプリントカップ・シリーズ)用車両を使用したが、1982年のシリーズからは旧式の小型車を使用するようになった。ショートトラック用車両は300立方インチの比較的小さなV型8気筒エンジンを搭載した。ドライバーたちはV型6気筒エンジンを搭載した現行モデル車を使用した。

現在のネイションワイド・シリーズは1982年に形成された。アンハイザー・ブッシュ社が新たに変更されたレイトモデル・スポーツマン・シリーズを、バドワイザー・ブランドでスポンサードした。シリーズは1984年にブッシュ・ブランドが冠されるようになり、1986年にはブッシュ・グランドナショナル・シリーズと改称された。

「グランドナショナル」の語は2003年にNASCARブランドのアイデンティティ確立の一環として取り外された。現在「グランドナショナル」は地方シリーズであるブッシュ・イースト・シリーズおよびウィンストン・ウェスト・シリーズに使用される。2007年シリーズの後、アンハイザー・ブッシュはスポンサーを更新しないと発表した。2008年シーズンはネイションワイド・インシュアランス社がタイトルスポンサーとなり、シリーズはネイションワイド・シリーズと改称された[2]

ネイションワイドによるスポンサーシップは7年間の契約であり、その期間はABC/ESPNとNASCARとの放送契約と一致している。スポンサーシップは2008年度、1,000万ドルで契約され、その後は年6%ずつ増加することとなっている[3]。直接のスポンサー料に加え、ネイションワイドはESPNでの広告料として400万ドルから500万ドルの追加契約を行った。


使用車両[編集]

スプリントカップ車両との差異[編集]

カー・オブ・トゥモロー車両の導入に従い、ネイションワイド・シリーズの車両はスプリントカップ・シリーズ車両と大きく異なるようになった。主な違いとして、ホイールベースの短縮化(110インチから105インチ)、100ポンドの軽量化、ウィングの代わりにスポイラーを装着、非力なエンジンが挙げられる。以前にはスプリントカップのV8エンジンに代わってV6エンジンを使用するのと同様に、スプリントカップでは使用されない車両を使用することができた。

80年代前半、ゼネラル・モーターズの参加チームは311立方インチのエンジンを積む 1971-77 X-ボディコンパクトカーからその使用車両を切り替えていき、後には 1982-87 G-ボディカーを使用するようになった。フォード使用チームは一貫してサンダーバードを使用した。

1989年、NASCARはスプリントカップ・シリーズ車両同様の車体を使用するように規則を変更した。しかしながら搭載エンジンはV6のままであった。車両は徐々にスプリントカップ・シリーズ車両同様に変化していった。

参照[編集]

  1. ^ The Busch Series dilemma
  2. ^ Nationwide Insurance to be sponsor of No. 2 Series
  3. ^ NASCAR Scene, October 11, 2007, Vol. XXXI - No. 24, p32

関連項目[編集]

外部リンク[編集]