ヌーメナ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ヌーメナ
Noumena
出身地  フィンランド 西スオミ州
南ポフヤンマー県 アハタリ
ジャンル メロディックデスメタル
活動期間 1998年 -
レーベル ディエス・イラエ・プロダクションズ
カタルシス・レコード
スパイクファーム・レコード
ホーンテッド・ズー・プロダクションズ
公式サイト noumena.info
メンバー
  • アンティ・ハーパネン (ボーカル)
  • スヴィ・ウーラ (ボーカル)
  • トゥーッカ・トゥオメラ (ギターボーカル)
  • ヴィレ・ランミナホ (ギター、ボーカル)
  • マルクス・ヒルヴォネン (ギター、ボーカル)
  • ハンヌ・サヴォライネン (ベース)
  • イルッカ・ウンボン (ドラムス)

ヌーメナ (Noumena)は、フィンランドアハタリ出身のメロディックデスメタルバンドアモルフィスなどのメロディックデスメタルバンドと比較される[1]。2018年時点でバンド活動20周年であるが、2009年のスヴィ・ウーラの加入、2018年のマルクス・ヒルヴォネンの加入以外は、メンバーの変更もなく、安定したラインナップを保っている。

略歴[編集]

1998年にフィンランド中西部の町・アハタリで結成[2]。結成時のメンバーは、アンティ・ハーパネン (Vo)、トゥーッカ・トゥオメラ (G、Vo)、ヴィレ・ランミナホ (G、Vo)、ハンヌ・サヴォライネン (B)、イルッカ・ウンボン (Ds)の5名。この内、アンティ、トゥーッカ、ヴィレの3名はインフェリオン (Inferion)というスラッシュメタルバンド[注釈 1]のバンドメイトであった。結成年中に、1stデモ『Aeons』をリリース。1999年に2ndデモ『For the Fragile One』をリリース。これがきっかけで、1999年にシンガポールレコードレーベル、ディエス・イラエ・プロダクションズと契約[3][4]。アルバム音源の録音も行うが、リリース前にディエス・イラエ・プロダクションズが倒産[3]。このアルバムは結局無発表となり、アルバム用音源から3曲を取り上げ3rdデモ『Promo 2000』がリリース[4]2001年には4thデモ『Sala』をリリース。同年、オーストラリアレーベル、カタルシス・レコードと契約。2002年に1stアルバム『Pride / Fall』をリリースしデビューする。カタルシス・レコードとの契約はアルバム1枚のみで、2004年には5thデモ『The Tempter』をリリース。同年中に、スパインファーム・レコード傘下のスパイクファーム・レコードと契約。2005年に2ndアルバム『Absence』をリリース。2006年にデジタルEP『Triumph and Loss』をリリースし、同年中に3rdアルバム『Anatomy of Life』をリリースした。2008年を境にライヴの本数も減り、活動が停滞する[5]2009年に女性ヴォーカリスト、スヴィ・ウーラ (Vo)が加入、6人体制になる。また、スパイクファーム・レコードから離脱し、自主レーベルのホーンテッド・ズー・プロダクションズを設立した[2]2013年に4thアルバム『Death Walks with Me』をリリースした[2]2017年に5thアルバム『Myrrys』をリリースした。2018年の「Suomi Feast 2018」にチュリサスビースト・イン・ブラックらと共に出演[6]。初来日を果たした[6]。同年7月には、マルクス・ヒルヴォネン[注釈 2] (G, Vo)の加入が発表された[7]。なお、この加入に際してメンバーの脱退はなく、今後はトリプルギター編成の7人体制で活動を継続することも併せて発表された[7]。マルクスはこの加入前の2年程度、ライヴセッションとしてヌーメナの活動に参加しており、今回正式に加入する運びとなった[7]2020年9月に6thアルバム『Anima』をリリース。

メンバー[編集]

  • アンティ・ハーパネン (Antti Haapanen) - ボーカル (1998-)
  • スヴィ・ウーラ (Suvi Uura) - ボーカル (2009-)
主に女性クリーンボーカルを担当するが、一部楽曲ではハーシュボーカルも担当している。
ヴィレと共にバンドのメインコンポーザである。全楽曲の約三分の一程度の作曲に関わっている。
  • ヴィレ・ランミナホ (Ville Lamminaho) - ギター、バッキング・ボーカル (1998-)
トゥーッカと共にバンドのメインコンポーザである。全楽曲の約三分の二弱の作曲に関わっている。
ザ・クレッセント(エノキアン・クレッセント)でも活動。
  • マルクス・ヒルヴォネン (Markus Hirvonen) - ギター、バッキング・ボーカル (2018-)
2016年より、ライヴセッションとして参加し、2018年7月に正式に加入した[7]
インソムニウムで活動するドラマー同姓同名の別人
  • ハンヌ・サヴォライネン (Hannu Savolainen) - ベース (1998-)
  • イルッカ・ウンボン (Ilkka Unnbom) - ドラムス (1998-)

ディスコグラフィ[編集]

アルバム[編集]

  • 2002年 Pride / Fall
  • 2005年 Absence
  • 2006年 Anatomy of Life
  • 2013年 Death Walks with Me
  • 2017年 Myrrys
  • 2020年 Anima

デモ・EP[編集]

  • 1998年 Aeons (Demo)
  • 1999年 For the Fragile One (Demo)
  • 2000年 Promo 2000 (Demo)
  • 2001年 Sala (Demo)
  • 2004年 The Tempter (Demo)
  • 2006年 Triumph and Loss (Digital EP)

注釈[編集]

  1. ^ 同バンドは、2本のデモテープをリリースした後活動を停止している。メンバーには、3名に加えて元モーットリン・ユリナ (Moottörin Jyrinä)のハッリ・トゥフキオ (Ds)がいた。
  2. ^ インソムニウムで活動するドラマー同姓同名の別人

脚注[編集]

  1. ^ http://blog-shinjuku-metal.diskunion.net/Entry/246/ 2014年2月14日閲覧。
  2. ^ a b c http://www.noumena.info/band.php 2014年2月14日閲覧。
  3. ^ a b http://musicartist.info/artist/Noumena 2014年2月14日閲覧。
  4. ^ a b http://www.metal-archives.com/albums/Noumena/Promo_2000/43346 2014年2月14日閲覧。
  5. ^ http://www.noumena.info/live.php 2014年2月14日閲覧。
  6. ^ a b Suomi Feast 2018 ラインナップ確定!”. Evoken de Valhall Production (2018年1月20日). 2018年6月9日閲覧。
  7. ^ a b c d Markus Hirvonen has joined Noumena!”. Noumena Official Facebook (2018年7月1日). 2018年11月11日閲覧。

外部リンク[編集]