ニールス・ユール級コルベット

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ニールス・ユール級コルベット
F356 - PETO.jpg
艦級概観
艦種 コルベット/フリゲート
就役期間 1980年 - 2009年
前級 ペダー・スクラム級フリゲート
次級 アイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲート
性能諸元
排水量 満載:1.450t
全長 84m
全幅 10.3m
吃水 4.8m
機関 CODOG方式 2軸推進
MTU 20V956-TB82 (4,800bhp) 1基
LM2500ガスタービン (25,700shp) 1基
速力 最大: 30ノット (56 km/h)
航続距離 2,500海里 (4,600 km)
定員 93人
兵装 オート・メラーラ 76 mm 砲 1門
ハープーンSSM 4連装発射筒 2基
Mk.48 mod.3 VLS
シースパロー短SAM用;12セル)
1基
Mk.3 爆雷投下軌条 1基
C4I 海軍戦術情報システム
SF-300リンク 11
レーダー TRS-3D 3次元
Mk.91 ミサイル射撃指揮
9LV200 砲射撃指揮
ソナー PMS-26 船底装備

ニールス・ユール級コルベットデンマーク語: Korvetter af Niels Juel-klassen, : Niels Juel class corvette)はデンマーク海軍が運用していたコルベットの艦級。ペナント・ナンバーではフリゲートを表す「F」の艦種記号を与えられており、文献によってはフリゲートに分類されることもある。3隻が建造され、デンマーク海軍で最有力の戦闘艦として活躍してきたが、2009年にまとめて退役した。

概要[編集]

本級の設計はイギリスヤーロウ・シップビルダーズ社によって行なわれた。建造はオールボー造船所が担当することとなり、1977年10月から1979年12月にかけて3隻が起工され、1978年より順次に進水、1980年から1982年にかけて運用を開始した。

本級は、1990年代半ばより近代化改修を受け、この際にスタンダード・フレックス・コンセプトの適用を受けた。これは各種の装備をモジュール化して搭載することによってその柔軟性を高めようというものであるこのコンセプトを適用されたものとしてはフリーヴェフィスケン級哨戒艇が有名で、同級においてはコンテナを積み替えることで容易に任務の切り替えを実現することを目的としていたが、本級の場合は、頻繁な装備変更よりは、装備の整備や更新を容易ならしめることを目標としていた。

近代化改修の内容は下記のとおりである。

なお、このシースパロー発射機の換装に際しては、スタンフレックス・コンテナごと換装することで作業が大幅に短縮できたと言われている。

大きいとは言えない艦級ながら、長らくデンマーク海軍最有力の水上打撃力を持つ艦であり、NATOの演習にも積極的に参加してきた。アイヴァー・ヒュイトフェルト級フリゲートen)による置き換えが計画されており、同級の就役までは維持されると見られていたが、2009年8月18日3隻とも退役となった。

同型艦
艦番号 艦名 起工 進水 就役 退役
F354 ニールス・ユール
Niels Juel
1977年10月20日 1978年2月17日 1980年8月26日 2009年8月18日
F355 オルフィアツ・フィッシャー
Olfert Fischer
1978年12月6日 1980年1月15日 1981年10月16日 2009年8月18日
F356 ペートー・トーデンスキョル
Peter Tordenskiold
1979年12月5日 1980年4月30日 1982年4月2日 2009年8月18日

参考文献[編集]

関連項目[編集]