ニューヨーク、アイラブユー

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ニューヨーク、アイラブユー
New York, I Love You
監督 チアン・ウェンミーラー・ナーイル岩井俊二イヴァン・アタルブレット・ラトナーアレン・ヒューズシェカール・カプールナタリー・ポートマンファティ・アキンジョシュア・マーストンランディ・バルスマイヤー
製作 エマニュエル・ベンビイフランス語版マリーナ・グラシック
出演者 ヘイデン・クリステンセンレイチェル・ビルソンアンディ・ガルシアイルファーン・カーンナタリー・ポートマンオーランド・ブルームクリスティーナ・リッチマギー・Qイーサン・ホークアントン・イェルチンオリヴィア・サールビージェームズ・カーンドレア・ド・マッテオブラッドレイ・クーパーシャイア・ラブーフジュリー・クリスティジョン・ハートカルロス・アコスタジャシンダ・バレットウグル・ユーセルドイツ語版スー・チーロビン・ライト・ペンクリス・クーパーイーライ・ウォラッククロリス・リーチマンエミリー・オハナ
音楽 ニコラス・ブリテル
編集 マーク・ヘルフリッチ
配給 アメリカ合衆国の旗 ヴィヴェンディ・エンターテインメント
日本の旗 IMJエンタテインメント(現:C&Iエンタテインメント)/マジックアワー
公開 アメリカ合衆国の旗 2009年10月16日
日本の旗 2010年2月27日
上映時間 103分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
フランスの旗 フランス
言語 英語
製作費 $14,000,000
前作 パリ、ジュテーム
次作 リオ、アイラブユー
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ニューヨーク、アイラブユー』(New York, I Love You)は、2009年のフランスアメリカ合作映画。

概要[編集]

パリを舞台にした『パリ、ジュテーム』(2006年)に続く第二弾で、ニューヨークを舞台に「愛」をテーマにして製作された作品。複数の監督が短編映画を製作したが、厳密なオムニバス映画ではなく[1]、繋ぎカットの撮影も行って短編同士をシンクロさせ、群像劇に仕上げるという、過去に例のない全く新しい手法で作られている。よって『パリ、ジュテーム』の続作でありながら作品スタイルが異なる。

未完成のまま2008年の第33回トロント国際映画祭にて初上映された。女優のスカーレット・ヨハンソンも監督をしたが、全編カットされた[2]。2010年8月27日に発売された日本版DVDには同作が特典映像として収録されている(レンタル版は未収録)。

日本では2009年秋にザナドゥー配給で公開予定だったが、同社が経営破綻。IMJエンタテインメント(現:C&Iエンタテインメント)とマジックアワーの配給により、2010年2月27日に公開。

ストーリー[編集]

中年紳士ギャリーから財布をすったスリのベンは、財布の中にあった写真の美女モリーを街で偶然見かける……。47丁目ダイヤモンド取引所のジャイナ教徒のインド人ダイヤモンド商マンスークバイのもとへ、結婚間近の厳格なハシディズムユダヤ教徒の仲買人リフカが訪れる……。アパートにこもって映画音楽を作曲する作曲家デヴィッドは、顔も知らない監督アシスタントのカミーユから、電話で監督の奇妙な指示を伝えられる……。レストランの前で、男は魅惑的な女にタバコの火を貸し、それをきっかけに女を口説き始める……。最近失恋した17歳の若者は、近所の薬剤師リッコリから卒業プロムに一緒に行くようにと美しい娘の写真を見せられる……。数日前に一夜限りのつもりで愛を交わしたリディアとガスは再会のためバーへと向かう……。元オペラ歌手イザベルは5番街にあるホテルにチェックインし、腰に障害のある外国訛りの若いホテルマン・ジェイコブと出会う……。セントラル・パークで黒人青年ダンテが、幼い白人の少女テヤの遊び相手をしている……。チャイナタウンで働く若い中国人女性にインスピレーションを得た画家は、記憶をもとに彼女の顔を描き始めるがどうしても目だけが描けない……。レストランの前で中年ビジネスマンのアレックスがタバコを吸っていると、魅力的な女性アンナがタバコの火を借りに来る……。せっかちで心配性の妻ミツィーと夫のエイブの老夫婦は、歩きながらいつまでも延々と口げんかを続ける……。ビデオアーティストのゾーイはそんな様々な人々の様々な愛が生まれる街ニューヨークを撮影していく……。

監督と出演[編集]

  • ?バスケットボール 男が金を渡してカッコ良く見せてた話

評価[編集]

レビュー・アグリゲーターRotten Tomatoesでは100件のレビューで支持率は37%、平均点は5.10/10となった[3]Metacriticでは26件のレビューを基に加重平均値が49/100となった[4]

脚注[編集]

  1. ^ 公式サイトのイントロダクションより
  2. ^ http://www.hollywood-ch.com/news/09051101.html
  3. ^ "New York, I Love You". Rotten Tomatoes (英語). Fandango Media. 2022年11月30日閲覧
  4. ^ "New York, I Love You" (英語). Metacritic. Red Ventures. 2022年11月30日閲覧。

外部リンク[編集]