ニューメキシコ級戦艦
| ニューメキシコ級戦艦 | |
|---|---|
| 艦級概観 | |
| 艦種 | 戦艦 |
| 艦名 | 州名。1番艦はニューメキシコ州にちなむ。 |
| 前級 | ペンシルベニア級戦艦 |
| 次級 | テネシー級戦艦 |
| 性能諸元 | |
| 排水量 | 基準:32,000 トン、満載:36,000 トン |
| 全長 | 624 ft (190 m) |
| 全幅 | 97 ft (29.6 m) |
| 吃水 | 30 ft (9.1 m) |
| 機関 | 直結式蒸気タービン4軸→ウェスチングハウス製蒸気タービン(減速型)4軸(大改装後) |
| 最大速力 | 21 ノット (39 km/h) |
| 航続距離 | 10ノット/8,000海里 大改装後:9ノット/23,400海里(緊急時) |
| 乗員 | 士官、兵員1,084名 |
| 武装 | 50口径35.6cm砲:12門(3×4) 25口径12.7cm砲:8門ミシシッピ16門アイダホ38口径10門(2×5) 56口径40mm対空砲:40門ミシシッピ52門(4×13) 70口径20mm対空砲:40門 21インチ魚雷発射管:2門大改装後撤去 |
| 装甲 | 主砲塔: 457mm(前部)、229mm-254mm(側部)、127mm(上面) 副砲ケースメイト部:なし 司令塔:406mm(側面)、102mm+102mm(上面) 舷側:343mm(水線部最大装甲) 甲板:76mm(大改装後:127mm 機関部:159mm) |
ニューメキシコ級戦艦(ニューメキシコきゅうせんかん、New Mexico-class battleships)は、アメリカ海軍の戦艦の艦級。
目次 |
[編集] 概要
1915年に3隻の建造が始められた。本級はネバダ級戦艦の改良型といえる艦であった。前級のペンシルベニア級戦艦同様に12門の14インチ主砲が搭載されたが、その砲身長は45口径から50口径へ拡大された。
船体設計も改良された「クリッパー型」艦首を持ち、より良い凌波性を備え、ネバダ級やペンシルベニア級に比べて優雅な船体型となった。ニューメキシコは新型推進システムを採用した(蒸気タービンによるモーター発電で推進するシステム)。本級では51口径5インチ砲が旧型戦艦の例に漏れず舷側部分に8門装備されていたが、すぐに撤去され残りは上部構造に装備された。この旧型5インチ砲は近代化の際に38口径5インチ両用砲に換装されたが、第二次世界大戦終了時にはニューメキシコのみ6門を残していた。
ニューメキシコ級はアメリカ海軍における「標準型戦艦」コンセプトの一部であった。その設計概念はアメリカ海軍に低速部隊と高速部隊の包括した運用を可能とさせる重要なものであった。「標準型」の概念は長距離射撃、21ノットの速度、700ヤード(640m)の回転半径およびダメージ・コントロールの改善が含まれていた。この「標準型」にはネバダ級、ペンシルベニア級、テネシー級およびコロラド級が含まれた。
第一次世界大戦直後に就役した本級は戦間期の艦隊の主力であった。全艦が1931年から1934年にかけて改修され、新型上部構造、近代的な火器管制装置、ギアード・タービンの新型主機および対空兵装が装着された。対魚雷用のバルジはその艦幅を32.4mに拡大し、排水量も1,000トン以上増加した。
ナチス・ドイツの脅威に対抗するため、本級は太平洋から大西洋に1941年に配属された。真珠湾攻撃によって太平洋艦隊が打撃を受けると太平洋へと配属され、1945年8月の終戦まで各戦線で活躍した。本級の主砲は太平洋における各戦場での侵攻作戦において有用な支援射撃を行った。ミシシッピはスリガオ海峡海戦に参加、歴史上最後の主力艦による砲撃戦に加わった。
戦後ニューメキシコとアイダホは間もなく退役したが、ミシシッピは訓練艦、兵器試験艦に変更され10年以上運用された。艦上ミサイル運用の第一世代の艦としてミシシッピは歴史に残る。
本級は高く評価されたペンシルべニア級の改良型として凌波性の改善などが更に実施されたので艦隊側から矢張り高評価を得たが、ユトランド沖海戦の戦訓から水平防御装甲厚が以前の型より強化されたとは言えやや薄いことが欠点と見なされた。[1]
[編集] 画像
[編集] 脚注
- ^ 学研, p.120
[編集] 参考文献
- 「歴史群像太平洋戦史シリーズVol.58アメリカの戦艦」学習研究社、2007年5月15日
[編集] 外部リンク
[編集] 関連項目
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