ニューフロンティア

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ニューフロンティアNew Frontier)とは、1960年7月15日アメリカ合衆国第三十五代大統領ジョン・F・ケネディによって打ち出された政策方針。

ジョン・F・ケネディ

アメリカでは地理的な意味でのフロンティアは消滅したが、戦争偏見貧困差別などの問題は残っているため、これらの解決を呼びかけるというものであった。

1960年1月2日、民主党の上院議員であったジョン・F・ケネディは大統領選への出馬表明を行った。カトリック教徒であるケネディはアメリカ国内で抵抗があったがテレビ演説などを行いしだいに支持を獲得し、7月13日の党指名候補選挙ではリンドン・B・ジョンソンらに勝利し、指名を獲得した。ジョンソンは副大統領候補となる。

スタジアムの入場ゲート

7月11日からカリフォルニア州ロサンゼルスで行われていた民主党党大会の最終日である7月15日、ケネディはロサンゼルスのロサンゼルス・メモリアル・コロシアムにおいて大統領候補受諾演説を行い、この時に「ニューフロンティア」が語られた。アメリカ合衆国においてフロンティアは1890年に消滅したと歴史学者フレデリック・ターナーが指摘していたが、ケネディはこの日の演説において宗教問題から語り、平和と戦争、無知と偏見、貧困と豊穣といった問題に「フロンティア」という概念を再提示した。

ケネディは1960年11月8日のアメリカ大統領選挙において共和党候補のリチャード・ニクソンに勝利し、第三十五代大統領となる。

参考文献[編集]

  • 土田宏『ケネディ-「神話」と実像』中央公論新社、2007年

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