ニャック・ポアン

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ニャック・ポアン中央池の祠堂

ニャック・ポアン(Neak Pean)(「絡み合うヘビ」、英語: The entwined serpents)は、カンボジアアンコール地域において、12世紀の後半[1]、王ジャヤーヴァルマン7世の統治時代に築かれたプリヤ・カーンバライにある丸い島に仏教寺院を備えた人工の島。プリヤ・カーン・バライ(碑文の「ジャヤタターカ」 "Jayatataka" )の「メボン」"Mebon" である[2]

ニャック・ポアンの構成 (標記: 英語)

語源[編集]

名称は、寺院構造の基礎の周りを囲むヘビ(ナーガ)の彫刻に由来する。

歴史[編集]

神馬バラーハ像。観音菩薩の化身
ニャック・ポアンへ続く湖上の道。

ある歴史学者らは、ニャック・ポアンは、その水域が万病を治すとされるヒマラヤ山脈の架空の湖、アナヴァタプタ(Anavatapta, 阿那婆達多)を表すものと捉えている[3]。ニャック・ポアンは、もともとは医療の目的のために設計され、ジャヤーヴァルマン7世が建てた多くの病院のうちの1つであった。それは均衡においての古代ヒンドゥー信仰に基づいている。4つの結合する池は、水、土、火、風を象徴する。古代人は、これらの池に入ることで、沐浴する者の自然要素の平衡を保ち、それによって病気を治すと信じていた。4つの癒しの池の真中が、中心の水源である。バラーハ (Balaha, 観音菩薩が馬に変身したもの)の彫像が、溺死防止の象徴としてある。

脚注[編集]

  1. ^ tourism of cambodia
  2. ^ Angkor
  3. ^ Asian Historical Architecture

関連項目[編集]

座標: 北緯13度27分42秒 東経103度53分42秒 / 北緯13.46167度 東経103.89500度 / 13.46167; 103.89500