ニホンヤモリ
| ニホンヤモリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ニホンヤモリ Gekko japonicus
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Gekko japonicus (Duméril & Bibron, 1836) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ニホンヤモリ、ヤモリ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Schlegel's Japanese gecko |
ニホンヤモリ(日本守宮、Gekko japonicus)は、爬虫綱有鱗目ヤモリ科ヤモリ属に分類されるトカゲ。別名ヤモリ。
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[編集] 分布
中国東部、日本(福島県以南の本州、四国、九州)、朝鮮半島。 種小名japonicusは「日本の」の意だが、ユーラシア大陸からの外来種と考えられており、日本固有種ではない。日本に定着した時期については不明。 なお、以前は琉球列島にも産するとされてきたが、それらは現在では別種であると考えられている。それについてはミナミヤモリの項を参照。
[編集] 形態
全長10-14cm。体色は灰色や褐色で、不鮮明な暗色の斑紋が入る。環境に応じて体色の濃淡を変化させることができる。全身が細かい鱗に覆われるが背面にはやや大型の鱗が散在する。尾は基部に2-4対の大型のイボ状の鱗があり、自切と再生を行うことができる。体は扁平で壁の隙間等の狭い場所にも潜りこむことができる。
四肢には指ごとに1対の趾下薄板が発達し、壁面にも張りついて活動することができる。
[編集] 生態
主に民家やその周辺に生息する。都市部では個体数が多く郊外では少なくなり、少なくとも日本では原生林には生息しない。食性は動物食で、昆虫やクモ、ワラジムシなどの陸生の節足動物を食べている。天敵は猫等の哺乳類の他、鳥類、ヘビをはじめとする爬虫類である。夜行性で、昼間は壁の隙間等で休む。獲物目当てに灯火の周りに現れることが多く、驚くと壁の隙間等の狭い場所へ逃げ込む。トカゲやカナヘビ同様、驚いたり敵に捕まりそうになると尾を自切することがある。切れた尾は分離後10分程度くねくねと動いたり跳ねたりする等非常に複雑な動きをする。尾は再生されるものの完全に元の状態に戻るわけではなく、元の尾と再生尾とでは視認できる程度の違いがある。冬になると壁の隙間や縁の下等で冬眠する。
繁殖形態は卵生で、5-9月に1-3回に分けて1回に2個ずつの粘着質に覆われた卵を木や壁面に産む。卵は1ヶ月半から2ヶ月程度で孵化する。
[編集] 人間との関係
生息地では人間に身近な存在である。日本では原生林等では見られず民家やその周囲のみに生息することから、大陸からの貨物等に紛れて持ち込まれた外来種と考えられている。
害虫を捕食することから家を守るとされ、漢字では「守宮」(あるいは「家守」)と書かれよく似た名のイモリ(井守)とともに古くから親しまれていたことが伺える。人間に対しては臆病で攻撃性が低く、食害や咬害を与えることもないため、有益な動物である。縁起物として大切にする風習もあるが、逆に民家に侵入する不快生物として扱う人々も存在する。
捕まえる際は傷つきやすいため布をかぶせた棒などで追いこみ、捕虫網等へ落とす。手で掴むと噛みつくことがあるが、小型種の上に骨格が頑丈とはいえず、人間に噛みつくと逆に顎の骨を折る可能性がある。
ペットとして飼育されることもあり、ペットショップで販売されることもある。また爬虫類食の動物に対し餌として用いられることもある。テラリウムで飼育される。枝や樹皮を立てかけて隠れ家にする。水分は壁面に霧吹きをして与えるが、体温を奪う可能性があるため水は冷えたものを使わず生体に直接かけるのは避けた方が良い。水容器からは基本的に水を飲まないが、脱皮前には水容器に漬かることもある。基本的に生きた虫類だけを食べるため、本種の飼育にあたっては生餌を常に用意する必要がある。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 『原色ワイド図鑑3 動物』 学習研究社、1984年、140頁。
- 『爬虫類・両生類800図鑑 第3版』 ピーシーズ、2002年、314頁。
- 『小学館の図鑑NEO 両生・はちゅう類』 小学館、2004年、91頁。