ナラボー平原

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NASAの衛星写真‐ナラボー平原とグレートビクトリア砂漠

ナラボー平原: Nullabor Plain)は、オーストラリアグレートビクトリア砂漠南部、グレートオーストラリア湾の北湾に位置する砂漠気候の平原。ナラーバー平原とも。

面積は 20000km²、最も広いところで東西 1200kmに及び、東部は南オーストラリア州、西部は西オーストラリア州に属している。 ナラボーの語源はラテン語nullus(無い)+abor(木)。

自然環境[編集]

古くは海底だったとされており、地殻運動によって隆起、風雨に浸食され平坦化したと考えられている。 昼間の最高気温は最大で 48.5℃、夜間は 0℃以下まで落ち込むことがあり、年間平均降水量が 250mm以下[1]と典型的な乾燥気候である。

1994年8月欧州宇宙機関の人工衛星ERS-1が、全長約400km、幅約15kmの平行する直線(間隔は約100km)で赤外線でしか可視不能な人工物が発見されている。

交通[編集]

大陸の東西を結ぶ通信網の必要性により電報が 1877年に始まり、現在でもこの施設の一部を目にすることができる。

トランスオーストラリア鉄道の建設はウェスタンオーストラリア州カルグーリーとサウスオーストラリア州ポートオーガスタ間で 1917年に両都市から始まり、ウールディーで接合した。 1969年には全面的な再構築計画が行われ、多種のレールゲージ対応となった。現在は定期的にインディアンパシフィック号が運行されている。

ナラボー平原を横断するインディアンパシフィック鉄道

エア幹線道路は、 1941年 、ウェスタンオーストラリア州ノースマンとポートオーガスタ間に開通した。最初は未舗装道路であったが、徐々に舗装され 1976年に全セクションが舗装された。鉄道とは異なり、南部のグレートオーストラリア湾に沿って走っている。