ナポリ地下鉄1号線

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1号線
基本情報
路線網 ナポリ地下鉄
駅数 19
開業 1993年3月
運営者 メトロナポリ
路線諸元
路線距離 17.15 km
軌間 1,435 mm
線路数 複線
電化方式 直流1500V
路線図
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1号線(いちごうせん)は、メトロナポリ社により運営され、ナポリ市が持つナポリ地下鉄の最初の地下鉄路線である。

現在、路線は19駅あるが、2014年1月からガリバルディ駅~アエロポルト駅(ナポリ・カポディキーノ国際空港)間が着工し、さらに4駅の追加が出来るとされている。最終的に、現在のピシノーラ駅からもアエロポルト駅まで路線が延長され、イタリア初の環状線になる計画がある。ピシノーラ地区からこのパルテノペの街の中心ダンテ広場までの区間は平均約6分で運行されていた。

年表[編集]

  • 1993年3月 - ヴァンヴィテッリ駅からコッリ・アミネイ駅まで、4kmの区間をもって開業。
  • 1995年7月 - コッリ・アミネイ駅からピシノーラ駅まで、5kmの区間を延長。
  • 2001年4月 - ヴァンヴィテッリ駅からムゼーオ駅まで延長。チレーア、クアットロ・ジョルナーテ、サルヴァトール・ローザの各駅が開業。
  • 2002年3月 - ムゼーオ駅からダンテ駅まで延長。
  • 2002年6月 - 1号線(ムゼーオ駅)と2号線(カヴール駅)を結ぶ連絡通路が完成。
  • 2003年7月 - マテルデイ駅が開業。
  • 2005年3月 - ヴァンヴィテッリ駅が「芸術の駅」として改装された。
  • 2011年3月 - ダンテ駅からウニヴェルシター駅まで延長。
  • 2012年9月 - トレド駅が開業。
  • 2013年12月 - ウニヴェルシター駅からガリバルディ駅まで延長。
  • 2015年4月 - ガリバルディ駅とナポリ中央駅を結ぶ地下連絡通路が完成。
  • 2015年5月 - ムニチーピオ駅が開業。

使用車両[編集]

フィレーマ・トラスポルティの生産する「Metronapoli M1」が1993年から使用されている。

駅一覧[編集]

停車駅 開業 乗換[1] 備考
ガリバルディ 2013 ドミニク・ペロー設計
ドゥオーモ 2021 マッシミリアーノ・フクサス設計
ウニヴェルシター 2011 Karim Rashid設計
ムニチーピオ 2015 アルヴァロ・シザ設計
トレド 2012 Oscar Tusquets Blanca設計
ダンテ 2002 ガエ・アウレンティ設計
ムゼーオ 2001 Linea 2 ガエ・アウレンティ設計
マテルデイ 2003 アレッサンドロ・メンディーニ設計
サルヴァトール・ローザ 2001 アレッサンドロ・メンディーニ設計
クアットロ・ジョルナーテ 2001 ドメニコ・オルラッキオ設計
ヴァンヴィテッリ 1993 キアイア鋼索線中央鋼索線モンテサント鋼索線 ミケーレ・カポビアンコ設計
メダリエ・ドーロ 1993 ミケーレ・カポビアンコ設計
モンテドンゼッリ 1993
リオーネ・アルト 1993
ポリクリーニコ 1993 1977年ステーノ・パチェッロが設計
コッリ・アミネイ 1993 駅はミケーレ・カポビアンコ設計
フルッローネ 1995
キアイアーノ 1995
ピシノーラ 1995 メトロカンパーニア・ノルドエスト
ミアーノ 2021 テクノシステム設計
レジーナ・マルゲリータ 2024 テクノシステム設計
セコンディリアーノ 2024 テクノシステム設計
ディ・ヴィットーリオ 2024 テクノシステム設計
アエロポルト リチャード・ロジャース設計
サンタ・マリーア・デル・ピアント リチャード・ロジャース設計
ポッジョレアーレ 計画中 マリオ・ボッタ設計
トリブナーレ 計画中 マリオ・ボッタ設計
チェントロ・ディレツィオナーレ ベネデッタ・タリアブーエ設計

駐車場と乗り換え[編集]

  • ピシノーラ - スカンピア
  • フルッローネ - サン・ロッコ
  • キアイアーノ - マリアネッラ
  • コッリ・アミネイ
  • ポリクリーニコ

脚注[編集]

  1. ^ 乗り換えは現在可能なもの

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

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