ナウマンゾウ
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ナウマンゾウ復元想像図 |
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| 地質時代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更新世 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elephas (Palaeoloxodon)namadicus Makiyama, 1924 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ナウマンゾウ |
ナウマンゾウは約2万年前の新生代更新世後期の東アジアに生息していた、絶滅したゾウの一種である。ゾウ目 - ゾウ科に属し、アジアゾウと近縁であるとされる。日本、朝鮮半島、中国に分布していた。
目次 |
[編集] 特徴
肩高2.5m~3mで、現生のアジアゾウと比べ、やや小型である。氷河期の寒冷な気候に適応するため、皮下脂肪が発達し、全身は体毛で覆われていたと考えられている。牙(切歯)が発達しており、雄では長さ約240cm、直径15cmほどに達した。この牙は小さいながらも雌にも存在し、長さ約60cm、径は6cmほどであった。[1]
[編集] 発見
最初の標本は明治時代初期に横須賀で発見され、お雇い外国人ハインリッヒ・エドムント・ナウマン(Heinrich Edmund Naumann: 1854年-1927年)によって研究、報告された[2]。その後1921年、浜名湖北岸、遠江國敷知郡伊佐見村佐濱(現在の静岡県浜松市佐浜)の工事現場で牙・臼歯・下顎骨の化石が発見されている。京都帝国大学理学部助教授の槇山次郎は、1924年にそれがナルバダゾウ(Elephas namadicus )の新亜種であるとしてこれを模式標本とし、日本の化石長鼻類研究の草分けであるナウマンにちなんで "Elephas namadicus naumannni"と命名した。これにより和名はナウマンゾウと呼ばれることになった。
[編集] 分類
本種の学名の変遷を以下に示す。
- Elephas namadicus naumannni 槇山次郎(1924):記載論文
- Loxodonta (Palaeoloxodon) namadicus naumannni 松本彦七郎(1924):Palaeoloxodon 亜属の新設と移行
- Palaeoloxodon namadicus naumannni 鹿間時夫(1937):Palaeoloxodon を亜属から属に
- Palaeoloxodon naumanni 亀井節夫(1978):野尻湖での発見などから独立種と判断
今日一般的に受け入れられている学名はPalaeoloxodon naumanni である。現在では Palaeoloxodon を Loxodonta (アフリカゾウ属)の亜属とする見解の研究者はおらず、亜属として扱う際には Elephas (アジアゾウ属)の亜属とする。その見解からはElephas 属に分類され、
- Elephas naumanni
または
- Elephas (Palaeoloxodon) naumanni
とされることもある。
なお、同じく絶滅したゾウ科動物のマンモスは、ナウマンゾウとは別属のMammuthus 属に分類されるが、こちらもElephas 属の亜属とされることがある。
[編集] 人との関わり
千葉県印旛村(1966年発見、国立科学博物館収蔵)や、北海道忠類村(1969年発見、北海道開拓記念館収蔵)から骨格の化石が発掘されている他、日本各地から断片化石が見つかっている。長野県信濃町の野尻湖畔からはナウマンゾウ、ヤベオオツノジカの化石と共に、旧石器時代の石器や骨器が見つかっており、ナウマンゾウは当時の人類の狩猟の対象であったと考えられている。日本においては約2万年前に絶滅したとされるが、これは日本列島に(現生)人類が現れた後期旧石器時代にあたる。
ナウマンゾウなどのように大型の動物の歯や骨の化石は「龍骨」(または「竜骨」)と呼ばれ、古くから収斂薬、鎮静薬などとして用いられてきた。正倉院には「五色龍歯」(ごしきりゅうし)と呼ばれるナウマンゾウの臼歯の化石が宝物として保存されている。
[編集] 脚注
- ^ 川崎悟司イラスト集・ナウマンゾウ
- ^ 『絶滅哺乳類図鑑』 193頁
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 富田幸光 『絶滅哺乳類図鑑』 伊藤丙雄、岡本泰子、丸善、2002年、179 , 193頁。ISBN 4-621-04943-7。

