ドンカスターカップ

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ドンカスターカップ (Doncaster Cup) は、イギリスドンカスター競馬場で夏に行われる競馬競走。距離は18ハロン(約3600m)、出走条件は3歳以上。現在も続いている競走としては世界最古の競走である。

概要[編集]

ドンカスターカップは、1766年にドンカスター競馬場の18ハロンで第1回が行われている。これは、同競馬場で行われている世界最古のクラシックレースであるセントレジャーから遡ること10年である。古くは重要なレースであり、ドンカスターカップは、ゴールドカップ(G1)、グッドウッドカップ(G2)と長距離三冠(カップ三冠)を形成している。2003年にG3からG2に格上げされた。ゴールドカップはロイヤルアスコットのメインレースとして比較的権威が保たれG1であるが、いずれのレースもスピード重視の短距離レースの増加が進む近代競馬の情勢によってレースの権威も出走馬のレベル共に近年低下が激しい。

また、日本京都競馬場交換競走としてドンカスターカップが開催される。

近年の優勝馬[編集]

  • 2000年 Enzeli
  • 2001年 Alleluia
  • 2002年 Boreas
  • 2003年 Persian Punch
  • 2004年 Kasthari、Millenary
  • 2005年 Millenary
  • 2006年 Sergeant Cecil
  • 2007年 Septimus
  • 2008年 Honolulu
  • 2009年 Askar Tau
  • 2010年 Samuel
  • 2011年 Saddler's Rock
  • 2012年 Times Up
  • 2013年 Times Up

ドンカスターカップ(日本)[編集]

菊花賞50周年とドンカスター競馬場と京都競馬場が姉妹競馬場となったのを記念して1989年に創設され、毎年11月に開催されている。幾度も施行条件の変更を繰り返しており、京都競馬場に設定されているほとんどの距離条件を経験している。

歴史[編集]

  • 1989年 - 創設。4歳以上オープンのハンデ戦、施行距離外回り2400mで行われる。オープン特別であったが、ファンファーレは現行の関西重賞のものが使用された。
  • 1995年 - 4歳以上1500万下(現1600万下)条件となり、施行距離が芝1200mに変更される。
  • 1997年 - 4歳以上1600万下条件の別定戦となる。
  • 1999年 - 施行距離が芝外回り1800mに変更される。
  • 2000年
    • ハンデ戦となり、施行距離が芝外回り3000mに変更される。
    • タガジョーノーブルが当時の芝3000mの世界レコードである3:02.8を記録。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更され、オープン特別に戻る。
  • 2004年 - 名称をドンカスターカップに変更し、1000万下条件の別定戦となり、施行距離もダート1400mに変更される。
  • 2005年 - ハンデ戦となり、施行距離が芝外回り1800mに変更される。
  • 2006年 - 定量戦となり、施行距離がダート1400mに変更される。
  • 2007年 - 名称をドンカスターステークスに戻し、1600万下のハンデ戦となり、施行距離が再び芝外回り1800mに変更される。
  • 2008年 - 施行距離がダート1800mに変更される。
  • 2010年 - 名称をドンカスターカップに変更し、1000万下条件の定量戦となり、施行距離が芝外回り2200mに変更される。
  • 2011年 - 施行距離が芝2000mに変更される。
  • 2012年 - 施行距離がダート1200mに変更される。
  • 2013年 - 施行距離が芝1600mに変更される。
  • 2014年 - 施行距離がダート1200mに変更される[1]

歴代勝利馬[編集]

施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師
1989年11月5日 ハツシバエース 騸6 2:26.3 岡冨俊一 中村覚之助
1990年11月4日 オースミシャダイ 牡4 2:27.6 武豊 武邦彦
1991年11月3日 エリモパサー 牡4 2:31.1 猿橋重利 沖芳夫
1992年11月8日 レガシーワールド 騸4 2:24.8 小谷内秀夫 戸山為夫
1993年11月7日 シゲノランボー 牡5 2:26.3 須貝尚介 須貝彦三
1994年11月6日 ビューティーメイク 牝5 2:28.1 山田和広 坪正直
1995年11月12日 ダービーキングダム 牝3 1:08.8 岡部幸雄 高橋成忠
1996年11月10日 マーベラスシンボリ 牡4 1:08.7 橋本広喜 藤沢和雄
1997年11月18日 ジョーセクレタリー 牝5 1:08.6 山田和広 坪正直
1998年11月15日 ヤシマジャパン 牡4 1:09.0 松永幹夫 松山康久
1999年11月14日 メイショウドトウ 牡3 1:46.9 安田康彦 安田伊佐夫
2000年11月12日 タガジョーノーブル 牡6 3:02.8 福永祐一 松元省一
2001年11月11日 エリモブライアン 牡5 3:03.7 横山典弘 清水出美
2002年11月10日 マイネルアンブル 牡3 3:04.5 蛯名正義 中村均
2003年11月16日 アマノブレイブリー 牡3 3:09.2 蛯名正義 湯窪幸雄
2004年11月14日 サミーミラクル 牡4 1:22.9 武豊 増本豊
2005年11月13日 サムライハート 牡3 1:46.3 武豊 伊藤雄二
2006年11月12日 サンライズレクサス 牡3 1:23.8 武豊 石坂正
2007年11月11日 ピースオブラヴ 牝5 1:47.0 武豊 加藤敬二
2008年11月16日 エプソムアーロン 牡4 1:49.9 角田晃一 藤岡範士
2009年11月15日 フサイチピージェイ 牡4 1:49.5 安藤勝己 池江泰寿
2010年11月14日 ロードオブザリング 牡3 2:14.2 池添謙一 笹田和秀
2011年11月13日 ダコール 牡3 1:59.0 佐藤哲三 中竹和也
2012年11月11日 クランチタイム 牡4 1:10.3 幸英明 木原一良
2013年11月10日 サンライズメジャー 牡4 1:36.4 福永祐一 中村均

出典[編集]

  1. ^ 平成26年第5回京都競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧