ドリアン・グレイの肖像

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ドリアン・グレイの肖像』(ドリアン・グレイのしょうぞう、The Picture of Dorian Gray、1890年)は、オスカー・ワイルドの小説。ワイルド唯一の長編小説(novel)。三度、映画化された。訳書は新訳が仁木めぐみ訳(光文社古典新訳文庫)で、古い訳文だが福田恒存訳(新潮文庫)と西村孝次訳(岩波文庫)が近年改版されている。

あらすじ[編集]

画家のバジルのモデルになったドリアン・グレイは大変な美青年である。ドリアンは、バジルの知人の警句家ヘンリー卿のさまざまな逆説的見識に共鳴しながら、悪徳を重ねる。ある天才女優と恋に落ちるが、彼女が本当の恋を知ったがゆえに舞台で恋する女を演じられなくなったため、ドリアンは彼女に興味を持てなくなる。そのことを本人に直言してしまうと、彼女は自殺らしき死に至る。

ドリアンは自分の美の衰えを恐れる。ところが、彼は老けずに美しいままである。そのかわり、彼が年齢や悪徳を重ねると、バジルの描いたドリアンの肖像画が、その分だけ醜くなっていく。

登場人物[編集]

ドリアン・グレイ
美青年。
バジル・ホールウォード
ドリアンの肖像画を描いた画家。
ヘンリー・ウォットン(愛称:ハリー)
バジルの友人で、逆説的見識を持っている。その見識故にドリアンは悪徳を重ねていく。
シビル・ヴェイン
女優。
ジェームズ・ヴェイン
シビルの弟。
アラン・キャンベル
ドリアンの親友である科学者。
ロード・ファーマー
ヘンリーの叔父。
ビクトリア
ヘンリーの妻。

映画[編集]

1945年 - 『ドリアン・グレイの肖像』(The Picture of Dorian Gray)
1970年 - 『ドリアン・グレイ/美しき肖像』(The Secret of Dorian Gray)

2009年 - 『ドリアン・グレイ』(Dorian Gray)

TVドラマ[編集]

1976年-『ドラマ・ドリアングレイの肖像』(BBC Play of the Month-The Picture of Dorian Gray) 日本未放映。
1982年 -『美女ドリアン・グレイの秘密<別題:幻想(まぼろし)のドリアン・グレイ>』(The Sins of Dorian Gray)

舞台[編集]

宝塚歌劇団星組によって舞台化され、1996年9月19日~30日に宝塚バウホール、1997年1月22日~29日に日本青年館で上演された。

公演タイトルは「ドリアン・グレイの肖像」、作・演出は中村暁

主な配役

  • ドリアン・グレイ:紫吹淳
  • シビル・ヴェイン/ヘティ(二役):月影瞳
  • ヘンリー・ウォットン卿:湖月わたる
  • バジル・ホールウォード:久城彬

日本語訳[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]